釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【感】親子DEエンジョイフィッシングスクール2018 (タチウオ 2018/11/11 三喜丸)

2018-11-15 06:05:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィッシングスクール」

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。


(JOFI神奈川のホームページから。)

11月11日(日)、金沢八景の三喜丸さんで今年最後となるタチウオ釣りを開催しました。
今年はいまだに浅場で釣れているので、子供たちでも釣りやすいでしょうか。
スクールでは初の釣りものです。


(小柴港。朝はどんより寒かったです。)

三喜丸さんは釣り教室で何度もお世話になっていますが、この日は「PureAnglers」もタチウオ教室を開催。
ブログを読者登録させていただいているcalmさんもお見かけしました。

同日同船宿で同じ釣りものの教室とあって、間違えてこちらに受付に来る方もいましたね。


(三喜丸さんお世話になります。)

出船前にタチウオ釣りのエキスパートであるインストラクターから釣り方をレクチャーします。


(船はこちら。)

右舷10名、左舷9名で出船し、岸からでも狙えそうな小柴沖が釣り場なんで、早々に釣り開始です。

水深は15~20mほど。
タチウオ釣りとは思えない水深です。
タナは底から3~7mとか、船長が丁寧にアナウンスしてくれます。


(幻想的な朝の景色。)

自分の受け持ちは右舷胴の間のお父さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんの3名。
浅い水深でも電動リールだから巻き上げは楽ですよ。

釣り方はタナ決め打ちでその場で誘うのと、超低速で電動で巻き上げつつ誘う2通りを組み合わせて貰います。


(小柴沖に船が集います。)

暫く誘うとお兄ちゃんにアタリがあったものの、直ぐに巻き上げてしまいハリ掛かりせず。
強く引き込まれるまで誘い続けるんだよ。と、もう一度アドバイスして、打ち返すと今度はバッチリ掛けました。

「掛かったー!」

と、活性がある引きに喜びの声をあげてくれます。
キラキラ光る魚影を確認して、一気に抜きあげました。


(やったね。JOFI神奈川のホームページから。)

首根っこを握ってタチウオの鋭い歯を見せてあげると、ちょっと怖いようだったけど、人より歯が多いね。と感想を漏らしてくれました。

お兄ちゃんは誘いが合ったようで、この日4匹を釣り揚げてくれました。


(お父さんとお姉ちゃん。)

小学2年生のお姉ちゃんは一通りレクチャーすると、エサ付け以外は投入してタナ取りから誘い、アワセまで一人でこなせるようになり、アタリが遠い中でも集中して頑張ってくれました。
将来有望な釣りガールですよ。

型を見るのに時間が掛かったけど、後半追い上げて、良型を含んだ3匹を揚げてくれました。

明日学校で身長と同じくらいのタチウオを釣ったって自慢しちゃいなよ。と言うと、嬉しそうにはにかんでくれました。
同級生はタチウオを知らない子が多いかな。


(ゲット。)

お父さんも型を見て家族で9匹をゲット。
食べるのには十分な釣果ですね。
自分で釣って自分で食べると、きっと一層美味しく感じますよ。


(ヘリポートからヘリが飛びます。)


(こちらはPureAnglersの僚船。)

この日は小柴沖から始まり、浅場に多くの船が集まったものの、次第に反応が散らばるにつれてバラけ始めます。

探索時間が多くなったところで横須賀に移動。


(こちら横須賀の海上自衛隊施設。)


(カッコいい。)

自衛艦を眺めながら追釣はあったものの、魚探反応が出ていても食ってこないようです。
アタリは小さいし、食いも浅いようで竿を出しているインストラクターでも苦戦しました。

難しいコンディションだったかもしれませんが、全員がタチウオを釣ることが出来てホッとしました。


(沖あがり。)

港に戻ったら、インストラクターからタチウオの捌き方をレクチャーします。
タチウオはウロコがないから、要領を覚えると捌くのが楽なんですよ。

タチウオ尽くしの食卓を楽しんでいただけたでしょうか。


(JOFI神奈川のホームページから。)

さて、2018年の「親子DEエンジョイフィッシングスクール」は今回がラストです。
今年は狙う魚種を増やして、色々な釣りを体験していただきました。

また来年のご参加をお待ちしています。


(インストラクターの面々。JOFI神奈川のホームページから。)


[おまけ]
この前日の11月10日(土)にもJOFI神奈川で「エネオスこどもフェスティバル」で釣りイベントを支援してきました。



企業内のイベントなので詳しい掲載は出来ませんが、エネゴリくんと記念撮影しましたよ。


🐡

【感】JOFI神奈川懇親会 IN 丹沢

2018-11-12 06:14:00 | JOFI神奈川
公認インストラクター資格を取得して今年で活動2年目を迎えたが、JOFI神奈川では海面部会に所属している。

部会は海釣り全般の海面部会、渓流部会、鮎部会に分かれており、それぞれで活動している。
「親子DEエンジョイフィッシング」は海面部会の活動で、他の部会でも鮎釣り教室や渓流釣り教室を開催してますよ。

役員ではないぺーぺーの自分は、他の部会の方々と顔を合わせる機会が少ないので、JOFI神奈川で初となる全体での懇親会の企画に参加してきました。


(色づき始めてましたよ。)

場所は丹沢。
渓流釣りやバーベキューを楽しんで1泊し、気兼ねなくグラスを重ねて部会を越えて懇親を深めましょうという企画。

秦野駅に集合して車に分乗して現地に向かう段取りのところ、幹事の方が体調不良により引き継ぎ後にお帰りになるというハプニングからスタート。
病を押して集合場所に来られたのには頭が下がります。

結局、都合が付かない方が多くて小ぢんまりと12名になりました。

下っ羽の私は買い出しを担当し、ググって見つけたイオン秦野店で食材やお酒を調達した後に先発隊と合流。

ウネウネと峠道を走り、ヤビツ峠を越えて更に登る。
ヤビツ峠まではサイクリングやランニングで登ってる方が多いのに驚いた。
ストイックに坂道を登る姿に敬意を表しつつ、横を慎重にぶち抜かせていただきました。




(こちらが丹沢ホーム。)

お宿は丹沢ホーム。
木々に囲まれて、目の前には渓流が流れ、雰囲気がありますな。

ここまで来ると携帯の電波は唯一SOFTBANKが入るのみ。
他のキャリアはバツマークで、「通信サービスはありません。」の表示を久しぶりに見たな。

宿には、テレビも無え、ラジオも無え、車もそれほど走って無え、と久しぶりに吉幾三の世界観を体感でき、小学生の頃の林間学校を思い出した。
WI-FIはあったけどね。


(暖炉はありますよ。)

イベントの渓流釣りとバーベキューは宿から更に1km程上流に登った所になる。
宿はご家族で経営されているそうで、同じく営んでいる魚の養殖場の脇で釣りとバーベキューが出来る。


(養殖場。)


(バーベキュー場から見上げる。)


(養殖場からバーベキュー場を見る。)

養殖は釣り客への放流と宿の食事用に、イワナ、ヤマメ、ニジマスを育てているそうで、他には卸してしないそうだ。

バーベキュー場は焼き場となるU字溝とやっつけで作った高さ15cm程のベンチがあるのみ。
離れに流しはあるものの他はないから、快適に過ごしたければイスとテーブルを持ち込んだ方か良いかもね。



(前の渓流はこんな感じ。)

昼が近くなってるから、まずは腹拵えでバーベキューからスタート。
炭を買って火起こしして、イオンで買った肉類を焼きに掛かる。
運転手以外は酒を片手に摘まみますよ。

渓流部会の方がアユの一夜干しを持ち込んでくれて、これを炙ると堪らない良い薫りがする。
もちろん、天然ものですよ。


(綺麗なアユですよ。)

頭から丸ごとかぶり付くと、山の空気と景色も手伝って銘々が感嘆の声をあげる。
アユを食べるのは久しぶりだけど気品を感じるね。


(このおにぎりが旨かった。)

ワイワイと焼きつつ腹を満たしたら、釣り開始。

渓流釣りは1人1日4,000円。
竿は無料貸し出しで、代わり番こに釣っても良いそうなので、4名分とした。
1人前で約1kgの魚を放流してくれるので、サイズにもよるけど30~40匹分くらいだろうか。

渓流部会の方からニジマス不要とのリクエストがあったんで、ヤマメをメインに数匹イワナが混じるようお願いした。


(釣り開始。)

エサは渓流部会の方が、ブドウ虫、サシ、イトミミズ、イクラと様々を持ち込んでくれたので、銘々が好みのものをチョイス。

釣れるのは放流して30分くらいだよ、と聞いていたとおり、パタパタと釣り揚げたあとはピタッと食いが止む。

でも、そこは釣りインストラクター。
人が入れ代わり立ち代わり、手を変え品を変えて、技を駆使してポツポツと抜き揚げますよ。


(釣り中。)

結果、皆で27匹を釣り揚げた。
なかなかの成果ではあるまいか。


(これは放流前の魚たち。)

宿に戻って捌いて、夕食に供して貰います。
夕食メニューは肉か魚と言うことなんで、魚は自分達で確保したから肉料理をチョイス。


(鴨肉の鉄板焼。)


(ヤマメの塩焼き。)

お楽しみは、昼のバーベキュー時に炭の置き火でじっくりと炙って、半ば燻製のような状態にしておいたイワナ。
それを骨酒に仕立てる。


(イワナの骨酒。)

香ばしく、風味も良くてクイクイと進んじゃう。
良いですなー。

皆で一通り堪能した後、渓流部会の大ベテランの方のお勧めに従って、骨酒のイワナを取り出し、再度炙って醤油を垂らしていただくことにした。


(これが驚きの旨さ。)

川魚から全く違った味になる。と聞いて半信半疑だったところ、一口食べて驚いた。
まるで海魚のような身の締まりとキメの細かさに旨味の濃さ、確かに全く別物に変わったぞ。
これは勉強になりました。

夜更けまでお酒を片手に釣り談義に花が咲きましたよ。
渓流のノウハウは耳に新しくタメになった。

また来年やりましょう。


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【感】ありがとう 海悠出版「磯・投げ情報」

2018-11-07 21:20:00 | 雑感
本日ネットで海悠出版が破産したとのニュースに接した。


(こちら。ビックリでした。)

海悠出版と言えば月刊「磯・投げ情報」。

長年のブランクから陸っぱりで釣りを再開してから毎月購読し、釣り場の情報から最近の釣法など、色々と勉強になった。
外道楽や24時間フィッシングなどの企画ものも楽しませてくれ、毎月の発売日を心待ちにしたものだ。


(お世話になりました。)

「磯・投げ情報」を最後に買ったのは2017年の6月号。

船釣りに移行して、すっかり陸っぱりから遠退いたために購読を止めて1年以上経ち、今年の8月で廃刊になっていたなんて今まで知らなかったよ。

2007年6月号から10年間買い揃えた「磯・投げ情報」は今も本棚に並んでいる。
これからもたまには手に取って、ワクワクして読んだ頃を思い返してみるよ。

海悠出版の皆さん、お世話になりました。
今までありがとう。


🐡




【感】親子DEエンジョイフィッシングスクール2018 (アマダイ 2018/10/28 庄治郎丸)

2018-11-06 06:14:00 | JOFI神奈川
JOFI神奈川が主宰する「親子DEエンジョイフィッシングスクール」

釣りが始めてや初心者の親子向けに、JOFI神奈川のインストラクターが同行して支援しつつ、釣りを楽しみましょう。というイベントです。


(JOFI神奈川のホームページから。)

10月28日(日)、平塚港の庄治郎丸さんでアマダイ釣りを開催しました。
本命意外に多彩なゲストもお目見えするアマダイは、スクールでも初の釣りもの。
ぜひ皆に高級魚を釣っていただきたいです。


(朝は寒かったです。)

このところ朝が冷え込むようになって来ましたね。
釣り教室も今年は残すところあと2回です。


(庄治郎丸さん、お世話になります。)

昨年は庄治郎丸さんでLT五目でしたが、今年は購入した電動リールのおかげで、より深場のアマダイを狙うことが出来ます。


(船はこちら。)

参加いただく親子は総勢20名、9名のインストラクターが同乗して支援します。

私は右舷胴の間で小学生の男の子とお父さんを担当。
聞けばお父さんはコマセマダイを嗜み、最近はお子さんとジギングのタチウオに乗られたとか。

お父さんはアマダイ釣りは初めてだそうですが、お子さんに集中して張り付けそうです。


(いざ出船。)

アマダイはオモリ60号に2本針のテンビン仕掛けです。
エサのオキアミの付け方、アマダイの釣り方をレクチャーして釣り開始。

水深は50~60m程。
開始時点は潮止まりなので潮はありません。


(釣り開始。)

電動リールなんで子供でも難なく巻き上げが出来、エサさえしっかり付けられれば、打ち返しも問題ありません。

こまめなタナの取り直しと5分に1回のエサのチェックをアドバイスします。

何度か打ち返しする中で、お子さんの竿先が微妙に揺れました。

「アタッたかもしれないから巻き上げてみようか。」

と電動をオンして貰うと、小さいながらも活性反応があり、途中で軽いながら突っ込みも見せます。

ワクワクして見守る中で揚がって来たのは綺麗なピンクの魚影、かわいいアマダイでした。
早い段階で本命が揚がってホッとします。

でも息子さんは、いつの間にか釣れてたという状況だからか今一つ喜べない様子。


(やったね。)

その後はなかなか息子さんにアタリが出ません。
誘いやエサチェックはしているものの、集中力が下がっていて、漫然と釣っているのは明らかです。
どうやら早起きしたために眠いようで、途中休憩も入ります。

そんな中、出遅れていたお父さんが良型を揚げます。


(お父さんの良型。)

それを見た息子さんはスイッチが入ったようで頑張って誘います。

お父さんはコツを掴んだようで、おチビながらもコンスタントに本命やゲストのガンゾウビラメ、ムシガレイ、トラギスなども揚げます。
息子さんはサバとヒイラギを追釣したのみ。

残り1時間を切ったところでお父さんと一緒に息子さんを、きっと釣れるから頑張ろうね。と励まします。

何とか良型を揚げさせてあげたくて、隣で、

「アタれ~、アタれ~。」

と呪文を唱え続けていると、沖あがりまで30分を切ったところでガクガクと竿先が突っ込みました。

「キター!」

思わず叫びましたよ。

数メートル手巻きして貰ったあとで中速で巻く指示を出し、見守ります。
お父さんは竿を置いて横で動画撮影。

途中でググンと突っ込みを見せるので、良型アマダイだよ、と声を掛けてタモを手に待ちます。

バレるな、バレるなよ。と念じながら見守る中、揚がったのは綺麗なアマダイ。
タモで取って、やったー!!と声をあげました。


(お子さんの更なる良型。)

お父さんとも大いに盛りあがり、息子さんも今日イチの笑顔を見せてくれました。
この瞬間にインストラクターをやって良かった、と強く実感しますね。


(一家の釣果。)

沖あがり時にお父さんが本命の釣果を並べてみると、息子さんの最後の良型が光ります。

「お父さんのより大きいのを釣ったね。」

と3人で盛り上がりました。


(沖あがり。)

船中ではゲストにマダイ、オニカサゴ、アカボラ、カイワリ、アカダチ、大型のイラなど多彩な魚が揚がりました。
皆さんお土産を確保出来て良かったです。

また来年お待ちしています。


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【食】イカスミのリゾット・アジの南蛮漬け・スミイカのナメロウ

2018-11-02 06:15:00 | 釣魚料理
スミイカをいただくにあたり課題があった。

初挑戦で4杯を揚げた時、捌く段階で軒並みスミ袋を破ってシンクをスミまみれにし、確保できたスミ袋はたったの1つ、結果、仕立てたリゾットが茶色だったこと。

今回は、10杯中8杯分のスミ袋を無事に確保出来たから、今度こそ黒いイカスミリゾットを仕立てるぞ、と気合いを入れての再挑戦だ。


(漆黒ですぜ。)

それがこれ。
イカスミをこれでもか!と奢り、スミイカの身もたっぷり入ってますよ。
黒すぎて判別できないけど。

一口でお歯黒状態になるも、味は格別。
ここはイタリアンレストラン?と錯覚出来るくらいの絶品だ。
(*>∇<)ノ ボーノ!

リゾットが苦手だった次男もガッツリ食べてくれましたよ。


(サッパリが良いですな。)


(サックリが良いですな。)

脇を固めるのは、アジとサバの南蛮漬けとアジウイング。

こってりネットリ系のリゾットに対して、サッパリサックリのコントラストが良いですよ。


(集合写真。)

濃厚なイカスミのコクと身の旨味、爽やかな食味の青魚たち、それを料理した自分、と、それぞれが良い仕事してますねー。


(スミイカ、懐が深いね。)

別日には冷凍しておいたスミイカでナメロウを仕立てる。
アジとは趣が違って上品な味だ。
冷凍しても歯触りや味の劣化はこれっぽっちも無し。
これは旨い。お勧めです。
長男がガッツリいきましたよ。

野毛屋さんでのアジ・スミイカリレーは、釣り味も食味も格別ですな。

また来年乗りますよ。

・スミイカのリゾット
・アジとサバの南蛮漬け
・アジウイング
・スミイカのナメロウ


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