釣・食・感

釣行記録と釣魚料理、雑感等をつらつらと。

【釣】コロッケ求めて予報が違って苦行となる (2020/09/26 スミイカ 野毛屋)

2020-10-02 06:45:00 | 釣り
始まりましたよ。
スミイカ。

野毛屋さんでは例年、俊船長の午後船でのところ、今年は勇治船長が1日船で出す。
好きな釣りものだけに嬉しいね。

早めに予約を入れた途端に台風が発生して釣行が危ぶまれたものの、前日には関東から抜けてくれた。

でも、台風一過で晴天を期待してたのに9月26日(土)は曇一時雨の予報。
降っても小雨で夕方からの予報だから臆せず行きますよ。


(毎度。)

5:00着で12番目。

家を出た時からポツポツと小雨が降ってたけど、止むだろうと傘を持たず、レインウエアも簡易版を持ってきた。
これが誤算だったのよ。

釣り座は左舷舳2番目。
実釣時間は上げ潮だから舳側が有利なはず。


(潮はこんな感じ。)

船上で準備する間も雨はしとしと降り続いてる。

竿はLIGHTGAME Allegroを使用。
ラインは1号以下、中オモリは10号指定なんで湾フグと変わらない道具だてだ。


(第二忠丸。)

この日は予報が悪いためかスミイカ船は余裕があって、左舷のお客は4名。
左隣の胴の間ではユキちゃんが竿を出す。


(釣り開始。)

出船して釣り開始。

雨は止まずに降り続いてるし、案外うねりがある。

舳側はうねりの上下動がちょっとキツイかな。
タナ取りが肝のエギスミイカで上手く適応出来るでしょうか。

釣り方は底を取ったらハリス1.5mのところ1m切って5~10秒間隔で優しくシャクるとのこと。

先発にはかつて単独で10杯を仕留めた、信頼と実績のYAMASHITAのオレンジ3号をチョイス。


(これね。)

3度に1度は底を取り直してシャクってると、早々にサクッと手応え。

そのまま竿を掲げてアワセをくれて巻きに入る。
軽いものの手応えあり!
来ましたよ、コロッケが。

ゆっくりと一定のペースで巻きながら、船中1杯目をゲットとは幸先良いぞ、とほくそ笑んでると、途中で手応えが抜けた。

あっ❗と思わず声が出る。

振り返ると、操舵室から身を乗り出してこちらを見ていた勇治船長と目が合ったんで、バレたー、と訴える。

残念、乗りが甘かったか。


(雨降ってるよ。)

直ぐに引きなおすだろうと思ってたら、船中1杯目を揚げたのは隣のユキちゃんでやんの。
チッ、ヤられたぜ。

直ぐに追いつくぞ、と期待するものの、船中ポツポツと揚がる中、音沙汰なし。

暫くすると、レインパンツに雨が染みて来て下半身がびしょ濡れになる。
そのうち長靴の中に水が溜まるほど。
風も手伝って冷えるぞ。

予報では止んでるはずの時間なのに降り続いてるし、サロペットを持ってくるべきだったー。
後悔先に立たず。
ちゃんと防水の手入れをしてない自分が悪いのですがね。

びしょ濡れと冷えから削られる集中力を何とか切らさぬようにシャクり続けてると、ヌーンと乗った手応え。

おら、来たぞ!
竿を掲げて一定のペースで巻き、揚げたのは、


(キミかね。)

マダコ。

おチビなんで撮影後にリリース。
どうせならキープサイズが来てよ。

この日はマダコを3杯揚げるも、いずれもリリースサイズだったね。


(ローテーションするエギたち。)

「揚がったよー」

の勇治船長のアナウンスを聞く度に周りを見渡すと、右舷舳と左舷艫で良いペースで揚がってる。

開始から2時間が経過して、そろそろオデコは自分だけじゃなかろうか、とケツに火が着いて来てたところ、久し振りにサクッの手応え。

良し、来たぞー!

慎重に巻き揚げて、中オモリを掴むとコロッケサイズが見える。

やったね!とエギを掴んで首根っこを握って外し、バケツに横たえ、型見たよ、と横のユキちゃんに顔を向けると、

「シリヤケだよ」

と一言返される。


(確かに。)

えっ、とバケツのヤツを再確認すると、柄が違うし、てっぺんから茶色い汁も出してる。
確かにシリヤケイカでした。

ガクッとしたけど、このままキープさせて貰いますよ。


(雨はシトシト、パンツまでジトジト。)

移動の際に長靴を脱いで足底に溜まった水を捨てるくらい下半身は濡れそぼってる。

めげそうになるところを気力を奮い立たせてシャクり続ける。

早く1杯、とにかく1杯が欲しい。
お願いします。

すると、サクッと来ましたよ。


(9:50に1杯目。)

今度こそ、間違いなくスミイカだ。

バケツに横たえて、勇治船長とユキちゃんに「やっとだよー」と訴える。

なかなか型を見ずにきっとヤキモキさせてたよね。
お待たせしました。


(まだ降るのよ。)

ところが、そこから全くアタリもかすりもしない。

直近が「1、1、1」のフィーバー釣果だから、今回も「1」で終わる呪いなのか?

いやだ。
いやだー。

抗う思いと、寒いしネタ的にはアリかもな、と達観する思いが錯綜する。
でも、食的にはせめてあと1杯欲しいー。


(14:20に2杯目。)

切実な思いが通じたか、2杯目が獲れたのはようやく雨が上がった14時過ぎ。

その後、勇治船長が15:30過ぎまで残業してくれたけど、そのまま終了。

結果は2杯。

負けました。。。
完全なる敗北ですよ。
「1」の呪縛から逃れられたのがせめてもの救いか。


(沖あがり。)

またもやリベンジ課目が増えちまった。
どこかでまとめて10倍返しをせねばならんな。

それは今年中に叶うのでしょうか?


・スミイカ : 2
・シリヤケイカ : 1
・マダコ : 3 (リリース)
船中:0~13
小潮


🦑