台風一過というが、各地に大きな災害をもたらした台風15号と21号が通り過ぎてからは、秋空の広がる爽やかな青空の覗く、澄み切った晴天の日が続いている。
冷え冷えとした朝の空気を吸いながらの散歩がとても楽しい。すっかり秋景色。刈り取り前の稲の穂が田んぼを埋めつくしている。
台風の被害にあったものの見る限りでは今年も豊作のようだ。おいしいご飯がいただける。楽しみでならない。
遊水公園に彩りを添えるお花畑もにぎやかになってきた。
コスモスに鶏頭の花。鶏頭の花には思い出がある。今は大学生になった孫がまだ小さかったころ「この花なあに」と尋ねた。鶏のとさかに見えるでしょう。「鶏頭の花だよ」と話すと、そうだね「脳みその花だね」といった。以来我が家では鶏頭の花を脳みその花と呼んでいる。
秋は果物の季節。青いミカンも鈴なりだ。一つの木に小さなミカンと大きなミカンがなっている。お互いに競うように色づき始めている。市場にはカキやクリ、むかごも一緒に売られている。むかごご飯は大好きだ。
我が家の小さな庭のもみじは、15号台風の影響か赤くなるより先に枯れかけている。真っ赤なもみぢは今年は無理なようだ。少し残念。
古い話を思い出す。小学生の5年生の頃だったろうか、作文に「秋だ秋だと自然は私に呼び掛けているようだ」と書いた。先生から即座に注意された。ようだは余分でしょうと。