玄関の戸を開けると木犀の花の匂いがかすかに漂ってきた。爽やかな雲一つない青空が広がる好天気。朝の散歩が楽しみだ。
2日続けて嬉しいニュースが飛び込んだ。ノーベル賞の受賞だ。
今朝の新聞各紙1面は、2人の受賞者の記事で埋めつくされている。各社テレビニュースもまた然り。この日、アトランタで開かれた閣僚会合で大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)は、その紙面やの済に追いやられた感がする。
医学生理学賞に「抗寄生虫役を開発」した大村智北里大特別栄誉教授に、物理学賞には、素人にはチンプンカンプンよくわからないものの「ニュートリノに重さがあること」を証明した東大宇宙線研究所長の梶田隆章教授。まさに日本が世界に誇れる喜ばしい出来事だ。嬉しくてしようがない。心からおめでとうを言いたい。
10日には平和賞の発表がある。創設者のノーベルは遺言で、平和賞を「国家間の友愛関係の促進、常備軍の廃止・縮小、平和のための会議・促進に最も貢献した人物」に授与すべしとしている。
昨日のニュースでは「憲法9条にかかわる団体」も平和賞の有力候補だという。反核運動にかかわる日本の団体も受賞候補の一つという。平和国家の象徴でもある憲法9条。ノーベル平和賞としてはこれほどふさわしいものはあるまいと思うのは手前勝手なことだろうか。受賞の朗報を心から待っている。
だが、1国で3つの賞をいただくには少し無理もあるようだ。もし、憲法9条が受賞できなかったとしても、世界中の人々の平和に対する期待が損なわれるものでないと心から信じている。