「ごかせ森の宿〝木地屋”」で素晴らしい朝を迎えた。秋晴れの良い天気が続く。気分爽快。木地屋のある五ヶ瀬町は宮崎県の北西部、九州山地に位置し熊本県と接していて、町域南部は標高が高く1,000㍍を超える山地であり、平家の里椎葉とも接している。
最初に訪れたのは五ヶ瀬町倉岡地区に鎮座する、厄難消除の守護神、祇園神社。途中五ヶ瀬ハイランドスキー場の下を通る。ここでは紅葉がすでに始まっていた。
(祇園神社の大ヒノキ)
日向の国宮崎は神話の里、ご神体は4億3千年前の地層が確認されている九州島で最初に海上に隆起したされる祇園山。歴史あるお宮にお参りし、自ずから身が引き締まる思いがした。
町にはそば焼酎雲海の工場とワイナリーがある。焼酎「本格芋焼酎木挽」は昨夜いただいているので、今日はワイナリー見物。同じ町うちではあるがかなり距離がある。芝生に囲まれた丘の上にワイナリーが建っていた。前方の景色がすばらしい。眼下には森や林が海のように広がっている。180度の視界が広がる。左前方は熊本の町。正面には阿蘇山と根子岳。そのすこし横、遠くに九重連山。右方向に祖母山。雄大な景色に気も心も洗われる。
(前方の山は阿蘇山)
そばにいた地元の方が説明された。前方のほとんどは熊本県。冬の寒さはとても厳しいと。
ワイナリーに入る。試飲のワインがたくさん並べてある。1口ずつ、試飲してみる。少し顔が赤くなった。
阿蘇の高森で名物の豆腐料理をいただき、今日も噴煙の上がる阿蘇の雄大な景色をながめながら、初めて知ったグリーンロウドの山道を抜けて帰路に就いた。
(グリーンロード展望台から阿蘇を) (外輪山の岩)
楽しかった。「すばらしい旅行をありがとう。」と義妹夫婦に心からのお礼を言った。