毎日が日曜日・でも多忙です!

おかげさまで、毎日を元気に楽しく過ごしています。普段の出来事、思いつくことなどフリーの立場で記録したいと思います。

人は機能の一部がなくても

2016-09-11 15:45:36 | 日記

 リオオリンピックの熱も冷めやらぬ中で、熱戦の第2章、パラリンピックが開幕した。障害にもめげず激しい熱戦を繰り広げる、各国の選手の方々に大きな拍手を送りたい。

 運動機能障害水泳(両腕のない選手)の表彰式をテレビで見た。表彰を受ける選手はメダルを首にかけてもらい、記念品を肩と顎にはさみ首の間で受け取った。3位の選手は、記念品を挟んだ位置が気にいらないのか、記念品を落ちないよう、肩を何度もゆすっていた。

 今朝の新聞には、両腕のないエジプトの卓球選手の記事が出ていた。球を右足の指に挟んで空中に放り上げ、頭を激しく振りながら、口にくわえたラケットでサーブする独特のプレイスタイル。2回戦で敗退したが、その選手の表情はすがすがしかったとある。

 陸上男子100㍍(切断など)で優勝したイギリスのピーコック選手は義足スプリンター。「意識するのは健常者。足が2本ある人と同じことができるとやってきた。」まさに名言。健常者である自分の過去を振り返ると少し恥ずかしくなってくる。

 2大会連続の金メダル獲得を狙うゴールボール。目の不自由な選手が1チーム3人でプレーし、鈴の入ったボールを相手ゴールを狙って転がし得点を競う。失われて視力を研ぎ澄まされた聴力と体力で補う、健常者には考えられない競技。2大会連続で金メダル獲得を狙う女子の日本代表。予選リーグの第2戦で地元ブラジルに2対1で勝利。目が見えずとも健常者を超えるすばらしい技術には頭が下がる。

 人は機能の一部がなくても、残された機能を使い努力することによって、健常者に勝るとも劣らない能力に高めることができるという素晴らしさを、パラリンピックの選手が教えてくれた。
 
 嬉しいニュースが続々。プロ野球広島カープが25年ぶりに優勝。テニスの錦織選手、世界ランキング5位に復帰。