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熊本市民に愛されつづける「随兵(ずいびょう)」

2016-09-17 14:22:56 | 日記

 千年以上の長い歴史をもつ熊本の総社、藤崎八幡宮の秋季例大祭が始まった。大祭の呼び物「神幸行列」は明日18日に行われる。

 熊本市民に最も親しまれてきた「御神幸行列」は、熊本の年中行事中最大ともいわれ、長い歴史を通じ、「随兵(ずいびょう)」などと呼ばれ、たくさんの市民に親しまれている。

 「御神幸行列」は卯の刻(午前6時)に、御発輦(ごはつれん)。藤崎台球場そばのお旅所へ向かわれる朝随兵とお帰りになる夕随兵。

 行列は四基の御神輿(ごしんよ)を中心に粛々と進む神職や総代と白丁達、更に百騎の随兵と長柄の武者の列、この後に400年近く受け継がれている新町の獅子舞が、独特の楽を奏しながら伝統の舞を披露して進み、最後尾が呼び物の飾り馬である。

 今年は飾り馬を奉納する団体が、昨年の65団体からほぼ半減し35団体にとどまる。熊本地震の被災者へ配慮したものとみられるそうだ。

 飾り馬とともに街を練り歩く勢子は例年だと2万人ほどだが、奉納団体の大幅減で、明日の行列は8千人程度だとある。

 気になるのは当日の天気。台風16号が近づいている。このまま進めば熊本直撃も考えられる。

  例年よりも少し寂しい「御神幸行列」だが、無事に終えることを祈っている。

 

   (参考) 随兵と称されるのは、御神(ごしんこう)にお供をする列の中に、大鎧を着用し鍬形の兜を戴き馬上豊かに采配を振る随兵頭と、これに従う百騎の甲冑(かっちゅう)武者、

          更に長柄 (ながえ)と称する槍を持った陣笠・陣羽織の士50人を指揮する裃(かみしも)・一文字笠の長柄頭、神幸奉行(みゆきぶぎょう)等の威風堂々とした武者行列の壮観を   

      指したものである。