9月の声を聞くと秋の行事が急にいそがしくなってきた。
9月1日は防災の日（ぼうさいのひ）。「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」日だ。痛ましいことに、記録的な大雨に見舞われ大きな被害を受けた佐賀地方では、今も断続的に降る雨の中、その復旧に悩まされている。日頃から、災害に対処する心構えが大切。
9月6日には「秋の高校野球大会」が開幕する。高校野球フアンの老人夫婦、開幕が待ち遠しい。11日には、桜町に建設された再開発ビルが完成し、新しい交通センターの運用が始まる。
14日は桜町の再開発ビル開業の日。人の流れも大きく変わることだろう。熊本地震で大きな被害を受けた熊本城も、復興なった天守閣前の広場まで、一般に開放される。この日県内のバス一部を除いて無料とある。
熊本市の秋最大の風物詩。藤崎八旛宮例大祭は９月１６日に、呼び物の神幸式・随兵（ずいびょう）行列が行われる。奉納される飾り馬は６7団体。約１万６千人が市中心街を練り歩く。
その前夜は随兵寒合（ずいびょうがんや）と呼ばれ、熊本ではこの日を境に、だんだんと暑さが和らぎ、朝晩が冷え込んでくるという。年を取るとともに、外に出る機会が少なくなってしまったが、9月はとにかく忙しくなりそうだ。