熊本に秋の訪れを告げる、藤崎八旛宮例大祭の秋祭りの呼び物「神幸行列」が16日、秋晴れの青空の下で行われた。
神幸行列で観客の注目を集めるのは、神輿に付き従う「随兵(ずいびょう)」と「飾り馬(かざりうま)」の奉納行列、今年の飾り馬は68団体、勢子の数は15000人。威勢の良い「ドーカイ、ドーカイ」と勢子たちの掛け声と、ラッパなどの鳴り物でにぎやかに行進しながら市内の中心街を練り歩く。
毎年、街に出て行列を見物するのが楽しみだったが今年は違った。連日の猛暑、この日も日中の温度は30℃を超える。
高齢の私たちを心配し、行列の通過する近くのマンションに住む娘から「昼食を用意したからうちで祭り見物をどう」とご招待があった。冷房の効いた涼しい部屋での思わぬ祭り見物ができると「よろしくお願い」間をおかずに返事した。
ずっと昔、2階から御神輿を見下すと罰が当たると、両親から言われていたことを思い出した。6階の窓から眺めた今年の行列。罰があたるのではと、後になって心配になってきた。