九州地区高校野球熊本大会が始まった。高野球大好きの老夫婦、15日の大会2日目第2試合、熊本西対秀岳館を応援しようと、藤崎台球場へ出かけるのを楽しみにしていたのだが。
同じ日に東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」が開かれる。
秋は深まったが、日中の気温は相変わらず30℃を超える。野球にするかマラソンにするか迷ったが、マラソンのフィニッシュは11時ころ。野球の試合開始は午前12時だから、マラソンが終わってから球場に行っても間に合うと、都合よく考えた。
午前8時から男子は民間テレビで、女子はNHKで放送が開始された。出場した選手は男子30人、女子は10人。男女とも明治神宮外苑を発着点とするコースで争われた。
激しい競争だった。テレビの前で興奮することも度々、手に汗を握った。競技が終わり、男子は中村匠吾選手と服部勇馬選手。女子は前田穂南選手と鈴木亞由子選手が五輪代表に内定した。おめでとう。本番での活躍を大いに期待しています。
同じコースを走る女子と男子のテレビが、民間とNHKの2本立てだったことには驚いた。テレビの前で、リモコンのキーを何度押し変えたことだろう。忙しいこと、忙しいこと。
また、選手のゼッケンだが、選手番号が背中だけにつけられていた。テレビに映し出される前面のゼッケンは名前が小さく、ゼッケンを見るだけでは、どの選手が走っているのか見分けにくかった。
それにしても楽しい時間だった。だが、寄る年波には勝てない。4時間近くテレビの前に座り続け疲れてしい、藤崎台の高校野球の応援は諦めざるを得なかった。