九州地区高校野球熊本大会が始まって5日が立った。連日の猛暑で球場へ出かけるのをためらっていた”高校野球大好き”の老夫婦。優勝候補の文徳と秀岳館の出場する試合が見たいと、久しぶりに藤崎台球場へ出かけた。
秋の陽は強く特別席の天蓋は光を遮ることもできない。厚い日差しを我慢しながらの文徳:八代、秀岳館:松橋の2試合を観戦した。試合はあっけなかった。優勝候補の文徳と秀岳館の両チームがあっけなく5回コールドで勝ちを納め、ベスト8へ進んだ。
ところが、高校野球にはドラマがある。秀岳館:松橋の試合。4回裏までに秀岳館が15点リードしたところで席を立った。その後、試合結果をみると5回表に、それまでヒット1本に抑えられていた松橋が、大量5点をあげている。その裏に秀岳館が1点をあげ、結果はコールドとなったが、松橋が5点をあげたシーンを見ずに早まって席を立ったことが悔やまれる。
球場の外に出ると涼しい風が吹いていた。球場入り口の大きなクスノキのみどりが美しい。次に球場に行くのはいつにしようかな。