昨日、患者会でXさん(男性)から被害妄想の訴えがあった。
内容は、盗聴、盗撮、集団ストーカーの被害に遭っているというもの。
特に盗聴に神経質になっているようで、電波の専門的な研究をしている
とかで、だいぶその方面でカネが掛かったのだそうだ。
彼は、この被害を「現実問題」であって、心の問題とは違う、
本当に自分の身に起きている事実だ、と主張して止まない。
私自身も、妄想体験があるので、彼の気持ちは分かる。
それは、彼の心的現実においては、「事実」なのである。
妄想とは、何であろうか。
私は、心のエネルギーを、裏口から放出するような心的行為である、
と思っている。
ダムの水位が上がり過ぎたので、水を放出するような行為である。
でも健常なる排出口が塞がれているために、ウラに廻るのである。
健常者ならば、このようなエネルギー放出は、
仕事や日常の生活を通して、日々自然と行っているのであろう。
だが、ある種の精神障害者は、それがうまく出来ないのである。
危険水位までエネルギーを貯蓄してしまい、排出方途がないので、
妄想という特殊な排出経路・方法を採っているように思う。
(以上は、学術的な理説でも何でもなく、ただの私の所感である。)
昨日の午後は、ウチの零細企業が決算期なので、
地元の法人会の「決算法人説明会」に行ってきた。
固定資産の減価償却が、5%の残存価額について5年償却可能という
改正があったが、この処理は従来の減価償却ソフトでは出来ない。
ソフトの買替えが必要だ。が、どうせ零細赤字法人なんで、
こんなことまでやる必要もないでしょう。
説明会が4時を廻って終わり、4時半予約の精神科の診察日なので、
自転車で急いで、駅前のクリニックに向かう。
主治医の先生に、患者同士で妄想の話をし合うことの是非を訊いたら、
あんまりしない方がいいんじゃないの、とそっけなかった。
私としては、精神障害当事者同士のピア・カウンセリングが
出来れば良いと思っている方である。
ピア・カンは、当事者同士の対等な立場で、当事者だから理解・共感
しうるし、悩みや困りごとも共有し易いという考えでの対話・相談の
ようなものである。専門の心理カウンセリングではない。
心理の専門職でもない者が、他の患者の病んだ内面に立ち入るのは、
善意がアダになってしまったり、薮蛇だったり、その他功罪あろうが、
当事者同士のピア・カンという助け合いのあり方を模索してみたい
と思っている。
内容は、盗聴、盗撮、集団ストーカーの被害に遭っているというもの。
特に盗聴に神経質になっているようで、電波の専門的な研究をしている
とかで、だいぶその方面でカネが掛かったのだそうだ。
彼は、この被害を「現実問題」であって、心の問題とは違う、
本当に自分の身に起きている事実だ、と主張して止まない。
私自身も、妄想体験があるので、彼の気持ちは分かる。
それは、彼の心的現実においては、「事実」なのである。
妄想とは、何であろうか。
私は、心のエネルギーを、裏口から放出するような心的行為である、
と思っている。
ダムの水位が上がり過ぎたので、水を放出するような行為である。
でも健常なる排出口が塞がれているために、ウラに廻るのである。
健常者ならば、このようなエネルギー放出は、
仕事や日常の生活を通して、日々自然と行っているのであろう。
だが、ある種の精神障害者は、それがうまく出来ないのである。
危険水位までエネルギーを貯蓄してしまい、排出方途がないので、
妄想という特殊な排出経路・方法を採っているように思う。
(以上は、学術的な理説でも何でもなく、ただの私の所感である。)
昨日の午後は、ウチの零細企業が決算期なので、
地元の法人会の「決算法人説明会」に行ってきた。
固定資産の減価償却が、5%の残存価額について5年償却可能という
改正があったが、この処理は従来の減価償却ソフトでは出来ない。
ソフトの買替えが必要だ。が、どうせ零細赤字法人なんで、
こんなことまでやる必要もないでしょう。
説明会が4時を廻って終わり、4時半予約の精神科の診察日なので、
自転車で急いで、駅前のクリニックに向かう。
主治医の先生に、患者同士で妄想の話をし合うことの是非を訊いたら、
あんまりしない方がいいんじゃないの、とそっけなかった。
私としては、精神障害当事者同士のピア・カウンセリングが
出来れば良いと思っている方である。
ピア・カンは、当事者同士の対等な立場で、当事者だから理解・共感
しうるし、悩みや困りごとも共有し易いという考えでの対話・相談の
ようなものである。専門の心理カウンセリングではない。
心理の専門職でもない者が、他の患者の病んだ内面に立ち入るのは、
善意がアダになってしまったり、薮蛇だったり、その他功罪あろうが、
当事者同士のピア・カンという助け合いのあり方を模索してみたい
と思っている。