脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

雪掻きの、何だかなぁ‥‥な話。

2013年01月19日 14時37分41秒 | 近況
近頃、朝起きると、家中が冷蔵庫の中のように冷たい。
この冬は全国的に雪がよく降る。去る成人式の日、東京では雨だったが
昼前から雪に変わり、夜になっても止まず、それなりの積雪になった。
駐車場をやっているので、雪が降ると雪掻きがひと仕事である。

ニュースで東京の積雪は8センチというが、駐車場には周囲から吹き降
ろしで吹雪いて来るので、20センチ以上の雪が積もっていた。
当方には、月極めと時間貸しの駐車場があるが、業者とコイン・パーキ
ングを契約すると、施設管理は業者の仕事なので、月イチ程度で清掃を
してくれるが、雪掻きや除雪まではしないようである。

降雪・積雪を放置すると、車両の区画線が隠れ、地面の機器類も埋もれ
てしまい、客足は途絶えてしまう。安全管理の面からも事業者が除雪を
すべきなのだが、利用客が減り売上げが落ちると、次期の地代交渉に影
響が出るので、地主側が雪掻きをするというハメにもなる。

(東京でさえこうなのだから、豪雪地帯のコイン・パーキングって、
どう対処しているんだろう。大量に塩でも撒くのかな?
除雪の負担は、地主とパーキング業者のどっちなのだろう?)

雪掻きに欠かせないのは、人手の次に、掻いた雪の置き場である。
密集した都会では余白地が少ない。道路側に全部押し出して、雪ヤマを
作ると車が出せないし、敷地の角や電柱の下に盛ったりするのだが、
少しドカ雪になるとスペースが足りない。

そんな事情から、隅から隅まで小綺麗に一掃するような除雪は出来ない
のである。また、三方が道路に面しているので車道・歩道の雪掻きもす
ると、私一人の労力では難事である。
要所々々を極めて、最低限度の誠意を示す処まで何とかやって、足の指
先が冷えてきて、疲れて体が動かなくなると、自然と作業終了である。


そして、雪が降った翌々日のこと。
家の前の角地二箇所に集めた雪のヤマが大きくなっていた。私は、こん
な幅で雪を盛り上げた覚えはないし、これでは両角に駐車している車が
出せない。一体何処から来た雪なのだろうか、隣の会社の従業員とも話
したが、誰かが運んで来て、深夜にでも捨てていったかのようだった。

雪とは言え、除雪された雪は自然物ではなく、一般廃棄物だろう。
廃棄物処理法「第16条  何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない」
に違反する。のだろうが、何しろ雪のことなので、どの部分が投棄され
た雪なのか立証不能、証拠物は溶けて消えゆくのみである。

駐車場という場所は人目が少ないので、家具や家電、廃自転車等の粗大
ゴミ、パーティごみなどなど、不法投棄はあるのだが、雪を捨てられた
のは、今回が多分初めてである。

幸いにも、隣社に定期で荷卸しに来るトラックの運転手さんが除雪を手
伝ってくれたが、所狭しと民家のひしめく土地柄と、世知辛くも浅まし
い都会ならではの、自分の不便は他人に押し付ける「生活軽犯罪」とで
も呼ぶべきか、今様、世間風俗の一コマじみて、、、何だか、なぁ‥‥。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。