脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

Holy night

2007年12月25日 21時30分58秒 | 雑談
イヴの深夜、
地下鉄のプラットホームに立っていたら、
パーティ帰りらしい若い男女の一団を見かけた。

若い男たちは、お道化た仮装をして、
頭にトナカイの角を立てていたり、
鼻に赤い球を付けていたり…、

ふと一人が、手にしていたダンボール紙を
両手で頭上に掲げた。
「FREE HUGS」と書いてあった。

若い人たちの、イヴの夜の Christmas spirit、
その小粋な陽気さを、微笑ましく感じた。


今日は、クリスマスである。
イエス様のご降臨の日である。
私は今、そんな聖なる夜には 
似つかわしくない本を読んでいる。

トゥルーマン・カポーティの『冷血』である。
作品の筋とは関係ないが、惹かれた文句がある。

「おぼえておいて。
 一羽の鳥が砂を一粒一粒、
 大海原を越えて運ぶとするでしょ。
 砂を全部、
 向こう岸に運び終わったところで、
 やっと永遠が始まるのよ。」

生きてる限り、苦も楽もあるだろうが、
永遠から眺めれば、
誰の人生も、
砂粒を運んでいる程度のものである。

Holy Nightに記す。
一期は夢よ、ただ狂え!

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