ブログ１０周年に寄せて。

今年4/29、このブログ、開設１０周年でした。記念する程の事績でも
ないけど、いつの間にか１０年も続いていたことに驚く。私も１０歳
老けたことにも。

本日(2017/5/1)時点、累計カウンターは、
閲覧数　６３９，０８０ＰＶ、　訪問者数　２７１，７７７ＩＰ。
ほとんどが、イチゲンさんだろうけど、書きっ放しで、読者との交流
の手間を取れないで、申し訳ないです。

１０年前に書いたものを読むと、まだ飼い犬も健在で一緒に散歩して
たり、亡き父も町工場で現役だったり‥。自分のことばも、もっと純
粋なトポスにあって、そこからの想念を素朴に綴っていた。

私は「自分」というものは、この瞬間瞬間に後方へ飛んでゆく車窓風
景のようなものだと思ってます。そう、だから刹那(せつな)い、儚い
ものなのです。

過去の「自分」というものは、永遠の遠くに消えていった影のような、
そんなモノなのに、電磁記録的なる公の空間、ウェブ上に宇宙ゴミの
ように漂っているというのは、考えてみれば、面白い事です。

ヒトの人生も歴史も、永遠の螺旋反復。但し同じものはひとつもない
ような反復。時間は過去から未来へと経過するもの、出来事もその時
系列に因果の順で生起するものというのが、一般常識ですが‥、

もしかしたら、実はこの宇宙の全ての出来事は、既に発生し終わって
いるのではないか、とも思っています。ヘンな考えでしょうか？

この宇宙とは、ある超越者又はある超越的な仕組み(「神」と呼んでも
いいけど)の想念、彼の「夢」のようなもので、「神」の無限な意識の
現れ、例えば彼の無限な思い出が、現実という名のスクリーンに映し
出されているだけ‥、とか、とか。

このブログはまだ続けます。
こんなうわ言を綴り、宇宙へ発信したいから。
私が死んだ後も、永遠に宇宙を巡り続ける、言の葉の断片。
塵芥のような私の言の葉が、暗黒宇宙に葉っぱの小舟で、最果てまで
流れ流れて、宇宙の岸壁或いは「神」の脳辺の水際に打ち寄せて‥。

(この１０年、何だか楽しかった。母が精神病に倒れ、父が他界したも
のの、前の１０年と比べると、自分らしく安らかに過ごせたと思う。
さて、次の１０年です。この命はいつまで続くのかな。）

ＰＳ：バック・ミュージックは、二十歳の頃好きだったＣａｍｅｌの
　　　「The Snow Goose」。じゃあ、またね。