脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

アイドルよ、永遠なれ!

2008年04月13日 11時24分47秒 | 雑談
最初に一言。
前々回の投稿で、70年代の日本ロックを「外道」を中心に回顧してたら、
一人で盛り上がってしまい、一方でアイドル系をくさしてしまった感が
あります。同世代の方々のみならず、アイドルをこよなく愛する方々には、
配慮と礼節に欠けた文章になってしまい、冒頭にお詫びを申し上げます。

また、若い方々があの文章を読んだら、70年代というのは、ロック系VS
アイドル系という対立図式があった時代かのように、誤解されても困ります。
ロック小僧たちもキャンディーズを好んで聴いていたし、70年代の代表的な
ロック・バンドであるクリエイションの竹田和夫は、スーちゃんの大ファンで
「プリティ・スー」という曲を書き、歌っていた程です。

日本の70年代の音楽文化の中で、キャンディーズがいかに大きな存在感を
もっていたことか。「全キャン連」なる中年世代のファン・クラブが今尚
健在であることからも窺い知れるでしょう。
当時のロック界が総力を挙げても、ラン・スー・ミキの三人娘には、
観客動員数では、かなわなかったのではないか、と思われます。

       *        *        *    

ところで、私は「アイドル」に熱を上げたことは、ほとんどない人間です。
でも、小学校高学年の頃、TV番組「奥さまは18才」の岡崎友紀さんが
大好きでした。
泉麻人氏によれば、岡崎友紀さんは「元祖TVアイドル」だそうです。
(映画も含めれば、元祖アイドルは、吉永小百合さんでしょうか。)

小学生の私は、岡崎友紀さんの写真を雑誌から切り抜き、自分で工夫して、
キーホルダーを通して、通学カバンにぶら下げていました。
少しませた小学生でしたが、そんなことに恥ずかしさも覚えない位、
友紀さんのファンなのでした。

YouTubeで動画を探してみたら、
岡崎友紀のシリーズ番組の一部がありました。
やはり「奥さまは18才」の友紀さん(当時17歳)が、一番イイ。
あのショートカットの似合う小顔とつぶらな瞳、彼女の表情、しぐさ、
姿かたち、雰囲気、番組テーマ・ソングを歌う彼女の声などなど‥。
何十年ぶりで観たにもかかわらず、今でも新鮮で、胸がドキッてしました。
目が遠いものを見るような目になっていたことでしょう。

人間である以上、当の岡崎友紀さんも歳をとるし、私も歳をとる。
でも、若い頃の岡崎友紀の映像、このイコン(象徴的な図像)は、
私という人間にとっては、「永遠」なものなのです。
(このような事情、心情は、キャンディーズの昔の映像に声援を送る
「全キャン連」の方々にも通じるでしょう。)

もしかしたら、私の好みの女性のアルケー・タイプ(元型)って、
岡崎友紀さん、それも17歳の彼女、なのかなぁ。


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