今週ようやく、工場跡地にコインパーキングがオープンした。
折りしも庭のキンモクセイが、甘やかな香りを放ち、空はそこそこ
秋晴れの、空気も爽やかな日だった。
10月は、この地に町工場を創業した故・祖父母の誕生月でもある。
昭和9年以来、戦中・戦後と続いた町工場であった。
私及び我が家にとっても、記念すべき、或いは念願の日であった。
この半年、二月に満八十歳を迎えたジィジが廃業を決意して以後、
工場の機械設備を解体・処分し、建物を解体し、時間貸業者を選定
し、アスファルト整地をして、このたび、ようやく転業を終えた訳
である。我が家の歴史のエポックであった。
私にとっても、工場をどうするかは、30代の頃からの懸案だった。
やっと肩の重荷が下りた気分である。
何よりも工場整理に余りカネが掛からなかったことが幸いだった。
間仕切り工事に50万弱、解体が108万、アスファルト舗装が35万、
機械設備の鉄屑の売却益が55万入ったので、140万程で全てが賄え
た勘定である。
当初、解体費用等の工面に、信用金庫に300万程借り入れをする
予定だったのだが、何故か信金さんがカネを貸し渋るのであった。
自前のカネが定期預金に200万で、やれるとこまでやってみようと
取り組んだら、最後にはおつりが来たという次第だった。
さて、我が家のコイン・パーキングであるが、
100平米程の土地に4台収容という物件で、
最初は三年契約、当方に入る月額賃料は95,000円である。
この年間収益で、我が家全体に掛かる固定資産税と、ジィジの
所得税・住民税くらいは賄えそうである。
(まるで税金を払うための、土地活用みたいである。)
遊休地があって時間貸駐車場を考えている方々に一言。
私の場合、業者選びについては、会社の規模や実績、誠実な話合
いが保てる事業者及び担当者であるかを、支払い賃料の多寡とは
別に、重視したつもりである。
例えば、契約書の文言の解釈や加除訂正等、疑問な点について、
契約前に納得のいく対応をしてくれるかどうか、
賃料の減額幅は、経済合理性や妥当性がある適正な場合に限られ
たものかどうか等々、
過去の事例を尋ねて返答を貰う等してみた結果、
営業担当者(現場担当、係長、課長)と会ってみて、
相手方の人間性にも信頼がおけると判断した結果、である。
また廃業した自営業の方は、法人だったので、九月末日付けで
休業ということで異動届けを税務署と都税事務所に提出した。
都税には、工場解体の際の、業者からの見積書と費用を支払った
領収書のコピーを添付した。
これで廃業宣言以後の現場処理・事務処理ともにほとんどを
終えることが出来た。
私の気鬱だった懸案事項が解決されて、かなり気分がスッキリ
している。
後は、下町の親子三匹、つつがなく日々を送りたいとのみ思う。
折りしも庭のキンモクセイが、甘やかな香りを放ち、空はそこそこ
秋晴れの、空気も爽やかな日だった。
10月は、この地に町工場を創業した故・祖父母の誕生月でもある。
昭和9年以来、戦中・戦後と続いた町工場であった。
私及び我が家にとっても、記念すべき、或いは念願の日であった。
この半年、二月に満八十歳を迎えたジィジが廃業を決意して以後、
工場の機械設備を解体・処分し、建物を解体し、時間貸業者を選定
し、アスファルト整地をして、このたび、ようやく転業を終えた訳
である。我が家の歴史のエポックであった。
私にとっても、工場をどうするかは、30代の頃からの懸案だった。
やっと肩の重荷が下りた気分である。
何よりも工場整理に余りカネが掛からなかったことが幸いだった。
間仕切り工事に50万弱、解体が108万、アスファルト舗装が35万、
機械設備の鉄屑の売却益が55万入ったので、140万程で全てが賄え
た勘定である。
当初、解体費用等の工面に、信用金庫に300万程借り入れをする
予定だったのだが、何故か信金さんがカネを貸し渋るのであった。
自前のカネが定期預金に200万で、やれるとこまでやってみようと
取り組んだら、最後にはおつりが来たという次第だった。
さて、我が家のコイン・パーキングであるが、
100平米程の土地に4台収容という物件で、
最初は三年契約、当方に入る月額賃料は95,000円である。
この年間収益で、我が家全体に掛かる固定資産税と、ジィジの
所得税・住民税くらいは賄えそうである。
(まるで税金を払うための、土地活用みたいである。)
遊休地があって時間貸駐車場を考えている方々に一言。
私の場合、業者選びについては、会社の規模や実績、誠実な話合
いが保てる事業者及び担当者であるかを、支払い賃料の多寡とは
別に、重視したつもりである。
例えば、契約書の文言の解釈や加除訂正等、疑問な点について、
契約前に納得のいく対応をしてくれるかどうか、
賃料の減額幅は、経済合理性や妥当性がある適正な場合に限られ
たものかどうか等々、
過去の事例を尋ねて返答を貰う等してみた結果、
営業担当者(現場担当、係長、課長)と会ってみて、
相手方の人間性にも信頼がおけると判断した結果、である。
また廃業した自営業の方は、法人だったので、九月末日付けで
休業ということで異動届けを税務署と都税事務所に提出した。
都税には、工場解体の際の、業者からの見積書と費用を支払った
領収書のコピーを添付した。
これで廃業宣言以後の現場処理・事務処理ともにほとんどを
終えることが出来た。
私の気鬱だった懸案事項が解決されて、かなり気分がスッキリ
している。
後は、下町の親子三匹、つつがなく日々を送りたいとのみ思う。