脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

エジプト民主化 / 八百長・大相撲。

2011年02月05日 14時00分05秒 | 社会時評
今週は、エジプトでの民主化運動と大相撲の八百長問題という、
どちらも長年の独善体制を揺るがす事件があり、結構である。
権力者が蓋をしその上に安住してきた処が、抑えが利かず
古い無意識がウミとなり噴出した事態である。

どちらもネットやケータイという情報機器の今日的な発達・普及と
関係があるように見える。
情報や情報機器のあり方が今後も民主主義に、新しい局面を作り出
していくことには、大いに期待したい。


テレビでムバラク大統領を見たとき、80歳過ぎの割には若々しく、
中東の人間にしては色白で、洗練されたスーツを着こなし、フランス
人のような感じがした。彼のあの見映えは、一般のエジプト民衆から
離れ過ぎている。人心を掌握出来る人物には見えないと感じた。

エジプト民衆のムバラク退陣要求は、かつて80年代初頭にイランで
ホメイニ師が台頭したような過激な様相は、今の処は見えないが、
エジプト民衆の連帯の基盤にあるのはイスラム教であり、その対極に
あるものが欧米文化である。この対立図式が擦火するイデオロギーが
ある限り、反政府勢力は、イスラム原理主義へ、反米化へシフトする
流れはあるだろう。


さて、我が国の大相撲であるが、ずっーと八百長やってきたってこと
なのか? 私は相撲にはあまり興味がないが、真剣な試合ではなく、
筋書きのある見世物興行だったという話なのか? また賭け金が飛び
交う博打にも相撲が利用されていたのだろうか?

相撲は国技であり、文部科学省が監督官庁でもある。そんなお墨付き
の上に胡坐をかいて、相撲を私利・私物化し、国民を裏切った輩とは
歴代の相撲協会の理事長以下役員なのか知らないが、全くふざけた話
である。官庁も今まで何を監督してきたのだろうか?

このような権力・権威やら社会的地位などを私物化した「黒い話」を
どんどんと表沙汰にして追求したら良いと思う。
かのウィッキリークスのような暴露ジャーナリズムには一長一短あろ
うが、今までは出来なかった腐敗への、新たな追求可能性に、
ネット時代が大きく途を拓いてくれることを、切望してやみません。









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