父親の古い知り合いが、家の屋根を見てくれるというのでお願いした。
屋根の修理って、大工とか鳶職かと思ったが、この方は、板金屋さん
である。板金業は金属加工業では? どうして屋根修理が出来るのか?
と不思議に思うのは、世間知らずなのかもしれない。
板金業には、「板金加工」と「建築板金」とがありそうで、前者は
金属加工だが、後者では、建物の外装や屋根板の張替えをする、建築
業の仲間らしい。そこで、自宅の屋根に登って貰ったら、ツタが瓦に
張り付いて、繁殖しているという話だった。
表題の生命体とは、ツタのことなのだが、ツタは地面に根を張って家の
壁面を這い上り、屋根にまで達している。それは知っていたが、だから
引っこ抜いたり、茎を切断し枯らしてあるのだが、驚いたことに、屋根
の上で、しっかり自生しているという。
どうやら、根を絶っても、雨樋の残り水に根を付けて、屋根の上で自活
しているらしい。そんな逞しい生き物とは、知らなかった。ツタ如きで
はあるが、不気味な生命力である。屋根の上でもサバイバルできる生き
物なのである。スゴイと思う。私は、ダルマの目が開く思いがした。
屋根のツタは駆除しようにも、屋根瓦にへばりついて取り難いらしく、
板金屋のおじさんも、アイツ等は、暑いときにはジッと我慢していて、
雨が降ると水を蓄えて凌いでいるんだろ、とか言ってた。その口振りは、
まるで、ツタに人格だか意思があるかのようである。
地面から根を絶たれたはずのツタが、実は、屋根の上で生き延びている!
何だか殺しても死なずに人間に襲い掛かる、恐怖の生命体じみていて、
ホラー映画の不気味な、ゾンビ植物めいて、少しゾッとした。
生き残るということは、植物でさえ、このように不逞ぶてしくタフで
したたかな業なのだ。平和ボケした我々の方が、考えが甘いと思った。
身近な小さな自然にさえ、「生きている」という事実の裏側には、
過酷なサバイバルがあることを、改めて思い知らされた。
屋根の修理って、大工とか鳶職かと思ったが、この方は、板金屋さん
である。板金業は金属加工業では? どうして屋根修理が出来るのか?
と不思議に思うのは、世間知らずなのかもしれない。
板金業には、「板金加工」と「建築板金」とがありそうで、前者は
金属加工だが、後者では、建物の外装や屋根板の張替えをする、建築
業の仲間らしい。そこで、自宅の屋根に登って貰ったら、ツタが瓦に
張り付いて、繁殖しているという話だった。
表題の生命体とは、ツタのことなのだが、ツタは地面に根を張って家の
壁面を這い上り、屋根にまで達している。それは知っていたが、だから
引っこ抜いたり、茎を切断し枯らしてあるのだが、驚いたことに、屋根
の上で、しっかり自生しているという。
どうやら、根を絶っても、雨樋の残り水に根を付けて、屋根の上で自活
しているらしい。そんな逞しい生き物とは、知らなかった。ツタ如きで
はあるが、不気味な生命力である。屋根の上でもサバイバルできる生き
物なのである。スゴイと思う。私は、ダルマの目が開く思いがした。
屋根のツタは駆除しようにも、屋根瓦にへばりついて取り難いらしく、
板金屋のおじさんも、アイツ等は、暑いときにはジッと我慢していて、
雨が降ると水を蓄えて凌いでいるんだろ、とか言ってた。その口振りは、
まるで、ツタに人格だか意思があるかのようである。
地面から根を絶たれたはずのツタが、実は、屋根の上で生き延びている!
何だか殺しても死なずに人間に襲い掛かる、恐怖の生命体じみていて、
ホラー映画の不気味な、ゾンビ植物めいて、少しゾッとした。
生き残るということは、植物でさえ、このように不逞ぶてしくタフで
したたかな業なのだ。平和ボケした我々の方が、考えが甘いと思った。
身近な小さな自然にさえ、「生きている」という事実の裏側には、
過酷なサバイバルがあることを、改めて思い知らされた。
「屋根の上の生命体」とのことで、もしや高齢のお父上が屋根に上って何か屋根修理でも???と思ったら、ツタのことでしたか(^_^.)
「生きている」だけで素晴らしいと言った方がいますが・・・
「生きている」だけで様々なサバイバルがあるのですね~
どうなんでしょう?「人間」は英語でhuman being ・・・
何かをするのではなく、ただ「在る」だけでいいのだ、というお話を聞いたことがありますが、ただ「在る」だけでも、そこには過酷なサバイバルがあるのでしょうね。。。
でも、「生きている」だけ、というのは何だかさびしい気がします。生きているだけで、それはそれで尊いことなのですが、欲張りな人間はそれ以上のものを求めてしまいます。私もその一人なのですが・・・
なんにせよ、生きていくのはどうあっても大変なことですね。
私も明日また頑張ります。
では、お久しぶりのコメント失礼いたしました。
またお会いしましょう(*^_^*)
どうも、ご無沙汰しています。
改めてhuman being という英単語を見て、being って、
在り続けているというよりも、「持続した自意識を持つ」と
いう意味のように思えてきました。
ツタは英語で、ivy ですが、きっと我が家のツタは、
ivy being な不気味なヤツなんです。
一家三人、ツタに喰われる夢でも見そうです。
(Rondo)