脳辺雑記帖 (Nohhen-zahts)

脳病と心筋梗塞を患っての独り暮し、Rondo-Nth の生活・世相雑記。気まぐれ更新ですが、気長にお付合い下さい。

加藤和彦さんの自殺

2009年10月24日 15時35分55秒 | 音楽
先日、加藤和彦さんが亡くなられた。驚いたことに自殺だった。
初めてフォークルセダーズを聴いたのは小学校三年位の頃だった。
友達の家で聴いた「青年は荒野をめざす」に心を打たれた。

中三の春には加藤和彦とサディスティク・ミカバンドのLPを聴き、
コンサートも観ているが、懐かしいのは、当時「ラジオ関東」という
ラジオ局があって、深夜に「Oh!シンディー」という音楽番組で加藤
和彦とミカさんがトークしていたことである。

音楽界では、ハードロックやプログレが全盛の時代なのに、彼らには
ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーやデビッド・ボウイ
の方がミュージシャンとして重要かのようだった。

中学生の私には、彼らのセンスが最先端過ぎて、もうひとつつかめな
かったが、番組宛にハガキを送ったら、「ミカバンド ファミリーに
入りませんか?」という年賀状が来た記憶がある。ファン・クラブの
ようなものだろうが、入ったらミカさんに会えるかなと思いながら、
何の成り行きか忘れたが、ビートルズ・シネクラブに入会した思い出
がある。

加藤和彦は、天才的な音楽家だと思っている。どうして自殺なのか?
うつ病のような情報もあるが、まだこれから何か世間を驚かせる音楽
が作れた人なのではなかろうか、と思うと残念である。

「悲しくてやりきれない」死だったのではなく、やはり
「ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて」の死だったと思いたい。




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