先日、加藤和彦さんが亡くなられた。驚いたことに自殺だった。
初めてフォークルセダーズを聴いたのは小学校三年位の頃だった。
友達の家で聴いた「青年は荒野をめざす」に心を打たれた。
中三の春には加藤和彦とサディスティク・ミカバンドのLPを聴き、
コンサートも観ているが、懐かしいのは、当時「ラジオ関東」という
ラジオ局があって、深夜に「Oh!シンディー」という音楽番組で加藤
和彦とミカさんがトークしていたことである。
音楽界では、ハードロックやプログレが全盛の時代なのに、彼らには
ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーやデビッド・ボウイ
の方がミュージシャンとして重要かのようだった。
中学生の私には、彼らのセンスが最先端過ぎて、もうひとつつかめな
かったが、番組宛にハガキを送ったら、「ミカバンド ファミリーに
入りませんか?」という年賀状が来た記憶がある。ファン・クラブの
ようなものだろうが、入ったらミカさんに会えるかなと思いながら、
何の成り行きか忘れたが、ビートルズ・シネクラブに入会した思い出
がある。
加藤和彦は、天才的な音楽家だと思っている。どうして自殺なのか?
うつ病のような情報もあるが、まだこれから何か世間を驚かせる音楽
が作れた人なのではなかろうか、と思うと残念である。
「悲しくてやりきれない」死だったのではなく、やはり
「ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて」の死だったと思いたい。
初めてフォークルセダーズを聴いたのは小学校三年位の頃だった。
友達の家で聴いた「青年は荒野をめざす」に心を打たれた。
中三の春には加藤和彦とサディスティク・ミカバンドのLPを聴き、
コンサートも観ているが、懐かしいのは、当時「ラジオ関東」という
ラジオ局があって、深夜に「Oh!シンディー」という音楽番組で加藤
和彦とミカさんがトークしていたことである。
音楽界では、ハードロックやプログレが全盛の時代なのに、彼らには
ロキシー・ミュージックのブライアン・フェリーやデビッド・ボウイ
の方がミュージシャンとして重要かのようだった。
中学生の私には、彼らのセンスが最先端過ぎて、もうひとつつかめな
かったが、番組宛にハガキを送ったら、「ミカバンド ファミリーに
入りませんか?」という年賀状が来た記憶がある。ファン・クラブの
ようなものだろうが、入ったらミカさんに会えるかなと思いながら、
何の成り行きか忘れたが、ビートルズ・シネクラブに入会した思い出
がある。
加藤和彦は、天才的な音楽家だと思っている。どうして自殺なのか?
うつ病のような情報もあるが、まだこれから何か世間を驚かせる音楽
が作れた人なのではなかろうか、と思うと残念である。
「悲しくてやりきれない」死だったのではなく、やはり
「ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて」の死だったと思いたい。