一昨日の関西TVの「ピーチケ」、お芝居に行っていたり仕事だったりで、録画したまま見る時間が無くてやっと、さっき観ました。 遥洋子さん(私は久しぶりに拝見した)
『ジュリーは日本一大阪弁をセクシーに喋れる男性です。』遙洋子さん
そうよ、ほんとにそうなんです。今、心の中でジュリーの大阪弁の台詞を反芻しているだけで、私の心臓がキュゥ~~ンとなるのよー(笑)。 ジュリーの魅力は、やっぱりその声にもある、年齢を重ねて声の甘さに 落ち着きが加わった。 そして話し方が、コンサートではお茶目でとっても性急で早口だったりするけど、普段は柔らかい。 昔から思っていたけど、ジュリーにもしあの容姿がなくても、あの声はたまらない。歌声にも、しゃべり声にもやられてしまう♥
私が一番最初にジュリーの関西弁に参ってしまったのは「the 近松」だった。
あれは強欲な金貸しの役で、冷たい欲張りの自分勝手な嫌なやつだったけど(最後は哀れ)、大阪弁の台詞回しの色っぽさに、すっかり落ちました。 40代半ばのジュリーには年齢なりの貫禄も出てきて、ジュリーって、こんなにお芝居が上手かったんだ!といたく感動☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。
1994年、ジュリーへのテンションが 落ち気味だった時だけど、この作品で惚れ直しました♥
そして次は「大阪物語」。
この作品は奥様との共演のせいで、見るのすら嫌!と思われている方がいるようだけど、そう思っているあなた、あなたはジュリーファンとして、人生で大きな損をしています。 この作品を観れば、ジュリーがいかに演技派かわかるというもの(それは作品によるかもしれないが)
これまた、あの華やかなジュリーが?という、売れない漫才師なんだけど、愛すべき 憎み切れないろくでなし男。 ヨレヨレのステテコ着た、情けない背中に男の哀愁が滲み出ていた。 この作品のジュリーを見て、遅ればせながら 私は若く美しい物だけに色気は宿っているのではない、という事を知りました。 愛すべき名場面満載の作品。
1999年、50代になったジュリーに明日はあるのか? といく先を憂えていた私の目を開けさせてくれた、記念碑的作品です。歳をとったジュリーには、歳をとったからこそ備わった魅力があった。これまた落ちていたテンションがぐーっとアップ、また惚れ直しました♥
そしてまた忘れられない2002年「桂春団治」。
観る前はなんでジュリーが、あの喜劇王の藤山寛美さんと同じ役を演じるの?と、最初はなーんとなく乗れなかったんです。 が、観れば見るほど まさにジュリーの話す大阪弁の色気にはまりました。水色に橙色などのはんなりした色の着物姿も素敵に似合っていたし、短い髪の襟足から、匂いたつような色気。着物姿のジュリーは、本当に艶っぽかった。
そして緩急自在のジュリーの大阪弁、調子よかったり、怒ったり、怒鳴ったり、そうおもえば優しかったり、甘えたり・・・ なーんて、色気のある甘い声なんだ! わたくし、頭がカーっとなって・・・ 文字とうりのぼせ合がりました。 こうして またしても、何度目かのジュリー堕ち♥
この色気と声こそが、同じ春団治を演じた勘三郎さんとの違いであろう。勘三郎さんの声はガラガラ声。春団治も観る前はさほどの期待はなかった、それが観たら最後、春さんに合いたい!その声を聴きたい!と小娘のように、まるで日も夜もない有様になってしまいました(笑) 語ると長いので、この辺にします。
思い起こせば、ジュリーの大阪弁の作品がいかに私の中での大きなターニングポイントになっているのか、と思います。 テンションが下がってくると、大阪弁のジュリーが私を引きもどしに来てくれるの(笑) ジュリーの大阪弁の魅力について言及してくれた遥さん、どうも有難う~☆彡