「ジュリーにチェックイン!」のアップの前に、NHKBSPで放送された、この作品について是非ブログに上げなければ、と用意していたら、三浦徳子さんの訃報で後回しになりました。
2006年の映画の公開日が、ちょうどジュリーの神戸ライブと同じ日だったので、遠征して来られたジュリ友さん達らと数人で、梅田の茶屋町のLOFTにあった地下の映画館で見ました。その映画館は今年閉館してしまいましたが、「大阪物語」も、ここで上映したので、閉館は残念でした。
映画の公開時に見て、その後はTV放映された時に見たので、鑑賞は全部で2~3回ほどかも? でもジュリーの台詞や、印象的なシーンなどは今でもよく覚えているわ! と、覚えていたつもりが、違った。
確かにジュリーのシーンなどは覚えていたけれど、それ以外のシーンは、ほぼ忘れていました。そして今回、今まで数回見た中で多分、改めて一番感動を覚えました。記憶よりもずーっと良かったし、何よりもお話が面白かった、楽しめました。
ブスーっといつも不満顔で膨れている主人公の気持ちが、だんだんほぐれていく様子は、わかりきっている展開とはいえ、頑張れ~!と応援したくなります。ここの三姉妹は、ほんとに羨ましいような、いい関係やね。
ちょっとフックラした50代後半のジュリー演じる頑固親父は、仕事に対する愛と確固たる信念があるから、いくら怒鳴っても不愉快にならない。コミカルな演技もジュリーらしくなくて面白い! 全員がネイティブ関西弁なので、違和感を感じずに安心して聴けるのもいい、和歌山弁はよくしらないんだけどね(^^;
私の好きなシーンは、アホカ!とネギ焼のネギが飛ぶシーン、ビデオの撮り方を顧客に「出来た~」と、やさしく説明するシーン、そして穏やかな顔で娘とガラケーで語り合うラストシーン。大きな事件も出来事も起きるわけではない、ごく平凡な家族のお仕事映画なのに、こんなに心に響くとは、見る前は思っていませんでした。
安田監督が「ジュリーはギャラが高いから、参加は5日間だけ」と、2020年の神戸のトークショーで話していましたが、よくぞ5日間だけで、このどれも密度の濃いシーンが撮れたものだと思いました。
2020年に安田監督のトークショーで、「幸福のスイッチ」の制作秘話などを聴きました。初めは父と息子の作品だったそうです。電器屋の映画にお客が来るはずがないと 、なかなか映画化が出来なかったそうです。ジュリーは偉ぶらない人と、監督は感心されてました。
新宿の映画館の入場の時に梅(袋入り一粒頂きましたっけ。売店には、劇中に着ていて赤いジャンパーが売ってました。(着る時、ないしな。。)と。シーンが進むにつれて、良い、しみじみした胸熱になりましたね。
チラシの電話しているジュリー、とても自然な良い表情ですもんね!確かに、お守りにして、ずっと持っていたいです(^-^)v
大阪の映画館では、梅干しはもらったかな?記憶に有りません。やっぱり東京の映画館は、は、色々あって羨ましいです。
赤いイナデンのジャンパーまで売っていたとは、しりませんでした(笑) 買っていたら、いまはなら、お宝だったのかも](^^)