元歌手の藤圭子さん(62歳)が、亡くなられたそうで 大変驚きました。
藤さんはデビューは昭和44年(1969年)、人気が出てきた当時がちょうどGSが衰退してきたころでした。長い切り揃えた黒髪がトレードマークの、日本人形のような美人でしたが、今は、演歌歌手の藤圭子というよりも、宇多田ヒカルさんの母親という方が 世間的にはわかるのでしょうね。宇多田さんは、もともと藤さんと声が似ているけど 最近は顔も藤さんに似てきたと思っていました。
ロックなジュリーと藤圭子さんでは、全く2人に接点はなさそうなものですが、最近 J友様からたまたま、ジュリーと藤さんの対談の画像をいただいていていました。近々ブログで紹介しようと思っていたら、この度の訃報・・・ はからずも追悼のアップになってしまいました。
ジュリーと藤さんの対談は、おそらく平凡か明星の1970年7月ぐらいの対談だそうです。。内容的にはたわいもないのですが、藤さんやっと18歳、ジュリーは22歳の若さです。
『GSのプリンスと演歌の星の対決』
ミニスカートで現れた圭子ちゃんを見て、ジュリー、キョトン。
その珍?スタイルを上から下までゆっくり観察。 (※藤さんはいつも歌ではパンツスタイル)
沢田 『初めてだね。藤くんのミニ。』
藤 『(顔を真っ赤にして)そんなに見ないで、恥ずかしい』
沢田 『よく似合うよ。若いんだ、どんどんはきなよ。17歳でしょ』
藤 『7月5日で18歳になったの。よくはくんですよ、普段は。でも私の足、ガニ股だから人前じゃ』
沢田 『そんなことないさ。もっと自信持たなくちゃ』
藤 『水着姿も人に見られたくないから。でも、夏休み3日あるから、こっそり一人で泳いじゃおうかな』
沢田 『その時は、僕にだけこっそり教えてね(笑)』
藤 『ダ~メ』
雨がしとしと日曜日…ジュリーのナンバーを唄う圭子ちゃんに、ジュリー思わずニッコリ。
藤 『私、流ししてた頃、よく「モナリザの微笑み」や「シー・シー・シー」なんか唄ってたの。大好きだったの。タイガースショーは一度も行けなかっ…入場料が高くなっちゃうでしょ。だから、安い新人専門(笑)』
沢田 『へ~、演歌の星がシー・シー・シーか。こりゃ驚いた。夜のヒットスタジオで、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」を歌った時の藤くん、最高だったよ』
藤 『本家本元の前だから、上がっちゃって。それに、前の日にタイガース のファンに手紙で…“スタジオでは、絶対にジュリーに近よるな”ってご忠告受けたから怖くて。ドキドキしてたの』
沢田 『どうもすみません。色々ご迷惑をおかけして。(深々と最敬礼)僕は「女のブルース」歌った事あるけど、演歌って難しいわ(笑)』
童心にかえってシャボン玉に夢中になる二人。
藤 『沢田さんて、テレビで見る印象とずいぶん違うみたい』
沢田 『そう? どんな風に』
藤 『地味なんですね…意外と。それに、誠実でとても純粋な男性って感じ』
沢田 『そりゃ、誉めすぎだよ。藤くんだって、これだけヒットを飛ばしても、全然芸能界ズレしてないなぁ』
藤 『だって、私まだデビューして9ヶ月だもん(笑)』
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以上、やっと18歳になったばかりの若い藤さんでした。
そういえば、宇多田ヒカルさんが以前ツイッターで「私はまるでジュリーか!」とかなんとか、呟いたことがありましたっけ。若い人に大きな影響力のある女性だから、その時ジュリーにファンからの注目が集まっていました。
10代でデビューした宇多田さんがもう30歳になるのね・・・
- 2013年8月22日