木めぐり像めぐり

気に入った木、気になる像などを紹介していこうと思います。

土津神社の日本最大の石碑

2011-12-08 10:26:57 | 

 「天地明察」という本を読んでいたら、主要な役割を果たす保科正之が登場します。そういえば磐梯山を登って、猪苗代駅まで下って行く途中に妙な名前の神社、土津と書いて「はにつ」と読ませる立派な土津神社があり、そこは保科正之を祀っていたのを思い出しました。二代将軍徳川秀忠の四男で、三代将軍徳川家光の異母弟であり、会津藩主であった保科正之。その神社に日本最大の土津霊神之碑があります。高さ5.45m、幅1.83m、厚さ1.51mだそうです。天地明察の中で土(はに)についての説明がありました。
「土(はに)とは、神道において宇宙を構成する万物の根源であり、その最終的な姿を意味している。神と霊と人の心を結ぶもので、神も霊も心も、結局は同じものが別の形をとっているのだ、という道理をあらわす上で、なくてはならない言葉である。土たる理の一切を体得しえた会津の王――その霊名をもって、正之の存在そのものが神道の奥義を伝える一端となったのである。」
と書かれていました。
 天地明察は、江戸時代の数学、囲碁、暦の事情がわかるたいへん面白い本でした。
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