写真は、鹿児島、鶴丸城跡にある黎明館の野外展示場にあった田の神の像です。一目見て、なんて楽しい感じのする像だと思いました。田の神は4体展示されていたのですが、そのうちの2体を写真に撮りました。左側の写真の台座にあった説明は「郡山町茄子田の田の神 宝暦3年(1753年作) 模刻松田龍哲」となっていました。このほのぼのとした像が田んぼの中に立っている姿を想像してみてほしい。このころの人々は、きっと平和で和やかな生活をしていたのだろうと思ってしまう。これら田の神は、鹿児島、宮崎に分布しているそうです。
ところで、この像を見て、遊行僧「木喰」が作ったのではないかと感じ、。木喰仏の画像検索で見てほしい。この微笑みは、木喰仏とそっくりだと感じると思う。木喰について調べたらた、木喰(1718~1810年)は、1773年から全国を巡りはじめ、宮崎県には7年間も留まっており、仏像制作は1778年頃から始めている。これらの田の神を見て、仏像を作り始めたのではないだろうか。
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