マスコミは食品の危険を騒ぎたがる。特に賞味期限偽装や残留農薬はニュースになり易い。これは視聴者や読者のニーズに応えるためのものなので偏っている。そのせいだろうか、大切な情報が随分欠落しているように思える。
例えば中国産の野菜の農薬には大騒ぎをするのに国産の野菜には無関心だ。日本の農家の農薬使用量は世界一であり、しかもその検査が殆んどされていないことについては報じられない。輸入野菜は検査されるから問題になるだけで検査さえされていない国産野菜は汚染し放題だ。
7月からBSEの検査対象が生後48ヶ月超に変更されるが、生後48ヶ月以下の牛は感染していても検出できないことが以前から分かっていた。このことは殆んど報じられず、10年以上に亘って全く無意味なことをやっていた。これは「消費者の安心」のための儀式のようなものであり、科学ではなくただのお祓いだ。このお祓いの継続を求める人が決して少なくない。
「TPPで安全な国産品が淘汰される」という主張を耳にするが、本当に安全なら淘汰されない。危険でしかも不当に高い物が淘汰されると考えるべきではないだろうか。
もし本当に品質が良ければ高くても売れる。実際、国産の工業製品は高品質だから高額品も低額品も世界中に輸出されている。一方、国産の農産品は高くて低品質だからリンゴ以外は殆んど輸出されていない。
国産品が安全というのは工業製品から連想された神話に過ぎない。輸入品のトラブルを針小棒大に騒いでいるから、相対的に安全だと思い込んでいるだけだ。
例えば中国産の野菜の農薬には大騒ぎをするのに国産の野菜には無関心だ。日本の農家の農薬使用量は世界一であり、しかもその検査が殆んどされていないことについては報じられない。輸入野菜は検査されるから問題になるだけで検査さえされていない国産野菜は汚染し放題だ。
7月からBSEの検査対象が生後48ヶ月超に変更されるが、生後48ヶ月以下の牛は感染していても検出できないことが以前から分かっていた。このことは殆んど報じられず、10年以上に亘って全く無意味なことをやっていた。これは「消費者の安心」のための儀式のようなものであり、科学ではなくただのお祓いだ。このお祓いの継続を求める人が決して少なくない。
「TPPで安全な国産品が淘汰される」という主張を耳にするが、本当に安全なら淘汰されない。危険でしかも不当に高い物が淘汰されると考えるべきではないだろうか。
もし本当に品質が良ければ高くても売れる。実際、国産の工業製品は高品質だから高額品も低額品も世界中に輸出されている。一方、国産の農産品は高くて低品質だからリンゴ以外は殆んど輸出されていない。
国産品が安全というのは工業製品から連想された神話に過ぎない。輸入品のトラブルを針小棒大に騒いでいるから、相対的に安全だと思い込んでいるだけだ。