【高山に来るようになったのは16か月前から】
数年遅れで拝見したアニメ「君の名は。」で衝撃的にハマって、高山という街に来ること数度、いよいよ有名地「白川郷」へ行くこととなった。
地元の人に高山といえばを尋ねると「マジでどこもない」と答える人が多い中、「奥飛騨温泉郷と白川郷だけは一度くらい行っておけ」という言葉を信じてようやく旅程に組み込んだんだ。
でも千葉県在住の高山ファンの先輩に
「いやぁ一時間もいれば十分じゃない?それも展望台へ行って来いの工程でいいと思うよ。」
と聞かされていたので、高速バスの時間にあわせて白川郷に1.5時間だけいる旅程を組んだんだ。
【天気予報は大雨予想】
高山では行きつけの居酒屋でしっぽり飲んでいたんだけれど、「明日白川郷へいよいよ行くんだけど、大雨じゃなくて雪模様だと来た甲斐あるよねぇ」と話したら、「最近は高山でさえ雪すらほとんど降っていない」という。
今季だけでも積もったのは2~3回だというから、マジで大雨での白川郷巡りを本当に覚悟してお店を後にしたという。
(天気ばっかりは仕方のないこと。)
【大雨予報のハズが】
寝る前に改めてピンポイントで天気予報を見ると白川郷方面は、あきらかに大雨予想。
自分の旅行時のおける雨男っぷりをひたすら嘆くばかり。
ところが朝、ホテルの屋上から東のほうを眺めると、なんと雪模様ではないか!
目的地は、ここ高山よりも北西方面ではあるけれど、もっと山深いところにあるあるからして大雪必至。
個人的には、うっすらと合掌造りに積もるくらいでいいんだけどなぁ・・・
さすが自分の運、丁度良くはならないということで。
(ホテルの屋上から飛騨山脈方面をのぞむと街中がうっすらと雪化粧していたという。)
(出発前の高山BCもご覧のとおり。雪が本降り。街中でこうなら山の中は・・・)
【移動中から積雪祭】
高山濃飛BCから高速バスで白川郷へ向かうのだけど、時間的に50分ほどで到着するのが定刻。
しかし、現場へ近づくほど雪が積もりに積もって5分以上遅れて白川郷BTに到着する。
しかし、ここに降ろされたのはいいけれど、目当ての展望台へ向かうまでが分からないほど雪が降りまくる。
仕方がないので案内所で、展望台行きのシャトルバスの乗車場所を聞くと・・・
「今は雪が凄いので運休中です」
というまさかの返答が。
雪が降って歩けないほどだからバスが出ているんじゃないの??
でも案内所の人は、そんな困惑状態のオレに淡々と「歩いても10分ちょっとですから」と事務的な返しをされてしまい、まったくアテにならないペラペラの案内図を渡してくれて突き放されてしまった(笑)
(白川郷BTは、新しいのか綺麗だった。看板はさらに新しいけれど、真っ白なBTに放り出されても・・・)
(白川郷BTを遠景で見た様子。もう無茶苦茶降ってますや~んwww)
【仕方がないからそのままそれっぽいところへ】
すでにしっかり30~40mmほど降雪している道路は、自分が履いてきたローカットのスニーカーだと、ほんとにギリギリ。
もしかしたらギリギリアウトかも知れない状態で、なんとなくの感覚で歩き続けて展望台へ向かったという。
(なんとなくの感覚で歩き出したはいいけれど、集落の様子よりも展望台への道がこれでいいのか気になって・・・)
(しんしんと雪の降る中、徒歩4分くらいで到着した道しるべ。城山展望台方面へ向かえることは分かったが雪が凄いよ。)
(さっきの道標からが登山開始。ここから上り坂を延々と登ることになる。スニーカーだと滑ってねぇ・・・)
【実は展望台って】
徒歩10分強という距離だとは言え、なかなかの上り坂で積雪と吹雪もあって、時間はちょうど2倍の20分かかった。
展望台は、完全民間施設であり正式には「荻町城跡 天守閣 お食事処展望台」というらしい。
マナーの悪い観光客が多いのか、トイレ内から各所のあちらこちらに注意喚起を示すものがいっぱいあった。
そのせいなのか、自分が展望台の見晴らしのいいところで荻町集落の様子を撮影しようとしたら、
「風景を撮るだけなら端でやってください」
と強めに追い出されたという。
つまり、ここの展望施設は民間施設なので、一番のいいスポットは有料で対応するということ。
たしかに何組かは、自身のスマホを係りのお姉さんに渡してモゾモゾやっていたのを確認できた。
まあ商売ですからねぇ、その辺の気持ちもわかりますがもう少し言い方もあるような気もしますよ。
なお、こちらにもお土産屋はあるのだけど、この展望台でしか買えないものはお菓子が1品あるだけで、あとは麓やSAで買えるものばかり。
しかもお支払いは現金オンリーだ。
徒歩で来た方は、こちらでわざわざ買っちゃうと荷物になるのでちょっと考えて購入しましましょう。
ちなみに展望台の滞在時間は10分もいなかった。
展望台とお土産コーナーを少し眺めるだけで、こちらにはもう用がなくなったというか、なんか居ずらいんだよねぇ。
(やっとの思いで到着した展望台。入口は融雪剤がまかれていて除雪作業もマメに行われていた。)
(展望台のお土産屋さんという触れ込みだが、中に入って見学している人は、ほとんどいなかった。)
(こちらがアチコチに掲示してある注意書き。色々嫌なことや迷惑沙汰があったのだろうと推測できる。)
(展望台の”端”から撮影した様子。ほとんどの合掌造りがコチラ向きか道路沿いに作られていることがわかる。)
(この写真が怒られる直前に撮影したもの。お金を払えば白川郷というプレートをバックに撮影してくれる・・・のかしら?)
(こちらの展望台には、自分が歩いたルート以外にも来ることができる。)
(その詳細がこれ。晴れていれば目の前の山の上に展望台が見えるに違いない。)
(帰り道の道中は、真っ白になるほどの吹雪も発生。)
【実は展望台よりもいい絶景スポットあり】
帰りの下り道も延々歩くのが鬱陶しかったけれど、シャトルバスはあいにく運休中だからやっぱり歩いて下るしかない。
だけど、先の展望台よりも眺めのいいスポットがあるのよ。
怪我の功名じゃないけれど、なんか展望台でのモヤモヤがこれでスッキリしたかなぁ。
(吹雪が凄かったけれどね)
(このカーブミラーが目印。ここから眺める景色で十分??)
(それがこの景色ね。展望台より、むしろ様になっている気がするww お急ぎの方なら、もうここでOK?)
【おっと、シャトルバスじゃん(笑)】
山を下りて、白川郷BT周辺のお土産屋さんや有料見学施設の入口をフラフラ歩いていたら、なんとシャトルバスがバス乗り場でスタンバイ中ではないか!
聞けば、その1本前から運行を開始したらしい。
時間的に自分の場合は利用できなかったけれど、ホントについてないわ~って思うしかないよな。
まあ、逆に運よくバスの往復乗れたら、白川郷BTで50分以上の時間を持て余してしまっていたからね。
雪山のプチ登山も悪くなかったとしておきたい。
(なんとまぁ、大雪だから運航休止だったというシャトルバスが山を下りたら普通に走っていたというオチね。)
【実はレンタルあり】
そうはいっても白川郷BTでは25分くらいの待ち時間が出来てしまっていた。
のんびり荷物の整理をしながら、ホットコーヒーでカラダを温めていたら、気になる貼り紙発見!
「長靴レンタルできます」
マジかよ~、だからすれ違った外国人は、みんな長靴を履いていたのかぁ・・・
みんな用意がいいなあって思ってたわぁ。
なのでスニーカーで来た方も安心。
白川郷BTの案内所で長靴がレンタル可能。
あ、あとマイカーでは入れる場所が限られていることと、白川郷BTには停められないので注意。
前もって行ける場所と停められる場所をチェックしておこう。
参考までに車で集落を一周できなので、フルコースだと3~4時間かかることも覚悟されたい。
(展望台にも、ぐるっと回ればマイカーで行ける)
【実はお土産なら】
先ほども展望台でのお土産の話をしたけれど、お土産を白川郷BTから程近い複数あるお土産屋さんで買うほうが色々優位性がある。
例えば品数だったり、かさばらないということ。
個人的に強い優位性を持つと思ったのが、各種電子マネーやクレジットカードが使えるということ。
中には使えない店もあるかも知れないけれど、自分がのぞいた2店舗ではしっかり対応していた。
まあ、もう来ることは無いかも知れないけれど、今後往訪する皆さんのご参考になれば。
(白川郷BTから、南側にある合掌造りが多くあるメインの建屋のほうをのぞむ。その両脇にお土産屋もある。)
【PS】
高山という街への観光といえば、古い街並みや朝市などの街中散策、年二回の高山祭、白川郷(大野郡)、平湯や新穂高などの奥飛騨温泉郷の4点セット。
高山祭には興味がないので、いよいよ残すは奥飛騨温泉郷と行けていない街中の陣屋跡や鍾乳洞くらい。
でも、行くべき観光地がなくても高山駅周辺にあるお店は、どれも人情味があって味のあるお店が多い。
早くコロナ禍も落ち着いて多くの観光客が訪れる街に復活してほしいと強く願う。
それだけ、大好きな街なので。
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