全国都道府県庁所在地における路線バス事情を勘案・整理してみた
【はじめに(まえがき)】
この記録は、当方が国内各所の護国神社を巡るという旅を行っている最中に不便さを強く感じたことに端を発している。
どういうことかというと、当該護国神社が駅から近い場所(例えば三重県のように駅のすぐ前に神社がある場所)にあれば問題はないのだけれど、大概はバスやクルマなどの移動機関を要することが多い。
そしてほとんどの護国神社は、近所のバス停ポイントになるケースも多いのでバスを有効利用するケースが中心になる。
そこで、
「どうしてこの街(ある街)は、県庁所在地のある都市なのに路線バスの利用にICカードが使えないんだろう」
と勝手な疑問が生じたので今回記事にしてみたんだ。
千葉在住の自分としては、それが“当たり前”だと思っていたからね、便利に慣れすぎて不便を感じると思うところも多くなるということかな。
【その実態は?】
あくまで筆者nobizou調べ(02.2020現在)だということを踏まえていただきたいが、以降の記事に各都市の現状を掲載するので気になる都市があったら是非ご覧いただきたい。
あなたの思う当たり前が、案外意外と思うかもしれませんぜ??
・ 都道府県番号1~11(北海道~埼玉編)
・ 都道府県番号12~24(千葉~三重編)
・ 都道府県番号25~39(滋賀~高知編)
・ 都道府県番号40~47(福岡~沖縄編)
【ここで概要を総括】
自分が調べた結果、すべての県庁所在地がある都市の路線バスは、ほとんどSuicaなどの共通ICカードが対応できるものと考えていたが、なんとその普及率は今日現在で22/47、つまり50%にも満たないという驚きの結果だった。
(2021年度までに導入予定は8都市、ゆえにそれでも64%しかない。)
しかも、バスカードのような磁気カードを用いた路線バスの利用特典すら採用していない都市が全国に3都市(山形、鳥取、徳島)もあったことがとにかく驚いた。
土地柄や風土の事情もあるが、徳島に至っては、他の3県には地元対応のICカードの導入があるにもかかわらず、その予定もないというのはちょっと目立つところだろうか。
また、共通ICについては、東北6県、北関東3県、北陸3県に導入されていないこともびっくりしたことのひとつ。
(北陸3県はすでに往訪していたので重々存じていたけどね)
それらの都市は、観光産業が充実しているのに意外の様相。
あと目立つところでは、岐阜のような名古屋や大阪という一線級都市に挟まれた都市が共通ICを展開していない(使えない)ことも驚いたところ。
さらに・・・
鹿児島に至っては天文館という繁華街も市電も通っているのに九州では一人負け状態であることは目立ったところ。
【使用する用語など】
「共通IC」とは、
交通系ICカード全国相互利用サービスを展開する10種類のカード、いわゆるsuicaなどを含む10カードのことを指す。
「地元IC」とは、
地元または一部の限定されたICカードしか使えないもののこと。
10カードのいずれかであっても1~2社しか使えない場合(ご当地モノ)はここに含まれる。
「地元磁気」とは、
いわゆる磁気製のバスカードのこと。
すでにバスカードが切り替わりで使えない場合は、×で表記した。
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