【今でも記憶に残る作品とは】
本ログで偉そうに勝手な自己採点評価も行っている当方だけど、点数以外に記憶に残っている作品はいくつかある。
もちろん、今後その作品は入れ替わっていくものではあるが。
しかし、現時点でどうしても紹介しておきたいものがあるので、以下のとおりであると綴っておこう。
なお、カテゴリー別に紹介したい。
<叙述系の最強ミステリー>
これほどまで猛烈にひっくり返され、読み返した作品ってオレは二度と出会えないと思っているほど。
「葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午)」
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本作によって一発で同氏作品にハマったわ。
そして同作同様に、完全にやられた気分になってしまった作品が、
「ハサミ男(殊能将之)」
・・・も、履歴や行動からも終盤裏切ってくるし、それでも一貫しているストーリー性に感服したんだった。
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<スポット系>
ある意味叙述系作品だが、実写化も難しそうな奇抜な展開の「○○○○○○○○殺人事件(早坂吝)」もその候補。
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そして王道ミステリーの「甘美なる誘拐(平居紀一)」となる。
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オレ的にはこの作品こそ最高に裏切られた本格ミステリかも知れないと考えており、同氏によるほかの作品が出ていないことがとても残念なんだ。
<THE柚月裕子作品>
同氏の作品では「孤狼の血」シリーズがあまりに有名だが、やはりデビュー作の「臨床真理」という物語こそ忘れることはできない。
なぜなら・・・
この見出しを見るだけで、いまだに吐き気を覚えるほどなのだから。
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<SF系群青劇モノ>
このカテゴリーなら間違いなく青柳碧人氏。
ミステリーというよりリアル寄り群青劇の「東京湾 海中高校」が超推奨だ。
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そしてSF系社会派物語の
「希土類少女(レアアース・ガール)」は、未だ展開が脳裏からなかなか離れていかないのだから凄い作品。
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以上7作品を(現時点で)オニ紹介させていただきます。