先日の 長居植物園の観察会の続きです
すでに咲き終わって 実ができてるのに
なぜか また花を咲かせていたヤマボウシ
小さな花でした ものすごいあわてん坊さんかな?
面白い植物を 見ましたよ
イナゴマメ
マメ科ジャケツイバラ亜科イナゴマメ属
全体は2~3mくらいの広がり気味に枝を伸ばした姿
花が咲いているというのですが よく見えません
ふつう 花は枝先につきますよね
ところがこの木は 幹に花が咲いていました
雄花
雌花
雌雄異株なので オスとメスの木が 隣り合って植えてありました
幹から直接花が咲く 幹生花です
カカオも この仲間で幹に直接実がついていて驚いたことがありました
熱帯では よくあるそうですが・・・
長居植物園では イナゴマメに花が咲き始めて
今年は2年目で 去年よりたくさん付いてるそうです
宝石などに用いられる ”カラット”は イナゴマメのギリシア名です
定かではありませんが イナゴマメの乾燥種子の重さは約0.2 gほどで均一なため
重さの単位”カラット”の語源ともなったとされるとか・・・?
実がなったら また行って観察しなくては!
大きなトウネズミモチの木の根元に
大きな オオミノコフキタケが 生えていました
周りには 茶色い粉がたくさん積もっていました
生えているというより 木の一部になってるみたいです
このそばに キンモクセイが咲いていました
日本にはオスの木しかないそうです
ですので よく見る花は すべて雄花です
ところが 関東でキンモクセイの実の付いた木を見たという方がいました
関東の方には雌株があるんでしょうか??
今年のキンモクセイは 例年より1ヶ月遅く花が咲いたとのこと
だいたい この辺りでは10/24頃に一斉に咲きだしたという事です
ところが 福岡も10/24に咲きだしたとの情報が入り
不思議で 面白い現象だとの話でした
お茶の花も 今頃だったんですね
背の高い大きな木のユーカリ
木の下には 実がたくさん落ちています
ところが 実だと思っていたのは 蕾(右)でした
左の写真の右は 中を開けてみたところ
中には これから花になるものが詰まっていました
左の小さな粉のようなものが 実から出てきた種です
エンジュの木に たくさんの実がついていましたが
殆どの実に 黒い穴が・・・
これはエンジュマメゾウムシの仕業
中に卵を産み付け 成虫になって抜け出した穴だそうです
割ってみたら 小さな虫らしきものが入っているのもありました
最後は黄色い花かとまちがえたエノキの黄葉