*4月下旬まで楽しめる八重桜は夜の見物がオススメ!
3月下旬のソメイヨシノライトアップは見逃してしまったけれど、4/12~4/16の八重桜にはなんとかセーフ。
会社の仕事を定時で切り上げ、夕刻からどっぷりと日が暮れるまでの間、庭園内でゆっくりと夜桜見物を楽しんできました。
浜離宮恩賜庭園といえば、昨年秋のお月見イベントでライトアップされた庭園内の写真を撮るのに大苦戦したことを思い出します。
再開発著しい汐留の高層ビル群と、古式ゆかしい江戸庭園とのコントラストの妙
前回の訪問「中秋の名月と灯り遊び」の時は生憎の曇天で見ることが出来なかったお月様もくっきり。
三百年の松もライトアップ
お伝い橋の上から中島橋方向を
中島橋 中島の御茶屋
潮入りの池と中島の御茶屋
潮入りの池と汐留の高層ビル
木々がぼんやり色づいた部分がライトアップされている八重桜。
八重桜のライトアップ
思った以上に幻想的で見応えがありました。
桜を照らすライトは単色のものですが、花びらの濃淡の紅色が夜の闇にくっきりと映えてとても美しい。
先に花が散ってしまったソメイヨシノの葉の緑も鮮やかに浮かび上がります。
関山(カンザン)
濃い紅色の花びらが目にも鮮やかなカンザンは八重桜の代表的品種。枝が内側に向かって弓なりに曲がる特性があります。
流れるような線を描きながら伸びた枝の形がキレイ
八重桜の印象が変わった!
花びらが多くボッテリと重たい印象の八重桜も夜に見物すると値千金。花が大きい分闇にも映えてとってもゴージャスな印象です。
大輪の花をつけた細くしなやかな枝が美しい流線を描くカンザン。
思わずため息が出るほどの艶やかさです。
こちらは普賢象(フゲンゾウ)
名前の由来は、普賢菩薩の乗っている象さんに因む。
葉化した雌しべがこの象の鼻に似ているためこの名がついたといわれています。
大手門橋もこのとおり
お月見イベント「中秋の名月と灯り遊び」に続き、無謀にもコンデジでの撮影に挑戦。
カメラが新しくなった分撮影そのものは楽(小細工せずにオートで撮れる)だったものの、まともな写真を撮るのが困難な場所であることに変わりはなかった
ライトアップとはいっても、限りなく暗闇に近い灯りしかないわけで、シャッター速度が異様に遅っ!
おまけに足場は砂利道だったり木の橋の上だったりで、ちょっとでもカメラを構える手元が動こうものなら無残にも写真はブレブレ。
とりあえず比較的マトモに撮れたものをUPしてみました。
(小さい画像はクリックで拡大します)
〓浜離宮って?〓
正式名称は「浜離宮恩賜庭園」
再開発による高層ビル化が著しい東京ウォーターフロントに、東京ドームの5倍の敷地を誇る。
東京湾の海水を引き入れた「潮入りの池」と2つの「鴨場」を伝え、江戸時代には江戸城の「出城」として機能していた徳川将軍家の庭園です。
歴代将軍による幾たびかの造園と改修を経て、明治維新以降は皇室の離宮となり、名称が「浜御殿」から現在の「浜離宮」に変わりました。
関東大震災や戦災により多くの樹木や歴史的建造物が損傷しましたが、1945(昭和20)年東京都に下賜され、整備・修復の後に翌1946(昭和21)年4月から一般公開の運びとなりました。
1952(昭和27)年11月22日には国の特別名勝及び特別史跡に指定されています。
※前回の浜離宮(中秋の名月)はこちら