ナンシー・Chang!のおいし~生活

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トラットリア ビコローレ ヨコハマでいただいたワイン/150530

2015-05-31 06:19:57 | お酒のお話
【2016年11月に当時の日付で記事を編集しています】
毎月恒例のビコローレ、今月いただいたワインはこちら。2人だったから2本しか飲んでいないけど、両方とも素晴らしく私好み!!

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Vini Rabasco La Salita Vino Rosato
ラ サリータ ヴィノ ロザート

ラバスコは、アブルッツォのグランサッソ山の麓を拠点とし、赤ワインが著名なこの地域で白もロゼも手掛けている生産者。伝統的な農法に倣いつつビオディナミを導入し、調剤は購入せず、水牛の角で寝かせた堆肥や、ケイ素やいら草の煎じ薬、西洋ノコギリ草、ツメ草などのハーブから自分達で手作りしています。樹齢は40年以上と例外的に高く、仕立は伝統的仕立のテンドーネ。「この仕立は密植できないのでワインに凝縮度を与えることはできないが、そんなものは求めていない。僕等がワインに求めているのはやすらぎや地方感だ」醸造は、ダミジャーナという大型のガラス瓶で発酵を行う伝統的な手法を用い、完了を待たずにボトリングする「ヴィヴァーチェ(微発泡)」というスタイル。瓶内にガスを残しているワインはゆっくりとした熟成を進め、酸化防止剤の添加も必要なくなるというわけで、ボトリングのタイミングやヴィンテージによって異なる個性が楽しめます。「できるだけ手を加えず自然なまま」に造られているため、色合いや澱、独特の香り、抜栓してからの味わいの変化など、飲んでみるまでわからないミステリアスなワインが生まれます。
オレンジがかった鮮やかなローズピンク色。抜栓直後は軽く発泡していて、イチゴやラズベリーの香り、フレッシュな風味が弾けます。時間が経つと酸味がまろやかになり、どんどん濃厚に変化し、赤ワインのようなコクと凝縮感が。乾杯からお肉料理まで、コース料理をこれ1本で通せるカメレオンのようなロゼワイン。

産地:アブルッツォ/イタリア
生産者:ラバスコ
品種:モンテプルチャーノ100%

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Terracruda Vettina
ヴェッティーナ

テラクルーダは、マルケ州北部の、アドリア海に面した中世から続く村 フラッテローザで唯一の、家族経営の生産者。 50年以上前から所有する畑に植えられた樹齢45年のビアンケッロを中心に、珍しいアレアティコの辛口や、代々伝わる甘口「ヴィショラ」など、土着品種にこだわったワイン造りを行っています。村の伝統工芸 テラコッタ(焼いた土=陶器)にあやかり、生の土に育つ葡萄から造るワインと言う意味でワイナリー名を「テラクルーダ」にしました。創業当時は2haしかなかった畑も現在では20haに拡大していますが、有機栽培の農法やすべて手作業による収穫は変わらず実践しています。
この赤ワインが造られるアレアティコは1000年以上の歴史がある品種で、プーリア州が発祥とされていますが、起源(原産地)はペルシャで、そこからギリシャに伝わり、南イタリアへ渡り、そしてマルケにやってきたとされています。暖かい地域でよく熟し糖度が高くなるため、甘口ワインが造られますが、テラクルーダのアレアティコは辛口です。マルケはアレアティコが育つ北限となり、糖度が上がらないからだそうです。というわけで、珍しく稀少なワインなんですね。
そして、このアレアティコ、バラの香り成分である「ゲラニオール」が含まれた品種だそうです。
明るく透明感のあるルビー色。まさしくバラ!の華やかでエレガントな香りと、イチゴやチェリーのチャーミングなアロマ。味わいは軽くフルーティ、タンニンをほとんど感じないロゼワインのような口当たりですが、石灰質の粘土質土壌由来のしっかりしたミネラル感があります。

産地:マルケ/イタリア
生産者:テラクルーダ
品種:アレアティコ 100%

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Donnafugata Ben Rye Passito
ベン リエ パッシート

甘いだけでなく酸味もしっかりあり、程好いミネラルも感じられて、ハーブや薬草を思わせる余韻も。
2014/12/19に紹介済み

産地:パンテレリア島(シチリア)/イタリア
生産者:ドンナフガータ
品種:ズィビッボ(=マスカット オブ アレキサンドリア)100%

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ワインといっしょにいただいたお料理は こちら 
★店舗情報トラットリア ビコローレ ヨコハマ

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