2023/05/10 Fri.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・『岸辺露伴は動かない』の第九話、密漁海岸を観ました。
ジョジョには興味ないし、荒木飛呂彦の漫画も読んだことありませんが、NHKのこのドラマは好きなんです。
密漁海岸ってタイトルから、昔の話とか古くから語られる伝説とかに由来するストーリーを想像していたけど、
まさかテーマが「食」とは! しかもイタリア料理!!
料理で客の体の悪いところを改善させる不思議な力を持ったシェフのトニオ・トラサルディ。トニオは露伴先生にどんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビを手に入れるため密漁を持ちかけます。
トニオには重い病気を抱えたフィアンセがいたのです。愛する人のため行動力が半端ない。
「密漁をします」 「だから気に入った」
相変わらず首を突っ込む露伴先生、好奇心で怪異に首を突っ込んで大変な目にあうことに。
トニオさんの「パール・ジャム」、特殊能力じゃなく修行で身につけた技術というのが興味深かった。毒を薬として使う「医食同源」のスペシャリスト。露伴先生の「ヘブンズ・ドアー」と同じギフトだよね。
海岸の撮影、大変だったようだけどすごく良かった。あんなにホラーな感じになるとは!
密漁BGMは能の「阿漕」(あこぎ)、露伴先生が墓場に着いた時に流れるのは法華経とか。病気の母親に食べさせる魚を神聖な海で密漁した男が海に沈められる話なので、病気のフィアンセのために密漁するトニオさんとかぶる。
「体に鮑がくっついて海に沈む」って聞くとちょっとふざけている感じだけど、すごい臨場感で鮑が怖くなった。
さすがNHK、鮑の「密漁」という犯罪を成功させずに済ませる方法があったのね!
しかしタコに「ヘブンズ・ドア」したのには驚いた。鮑を撃退して助けてくれたのに捕まえて料理されちゃうなんて、タコが最大の被害者じゃん💧
いつもは不気味で後味がやや悪いドラマだけど、今回はちょっと気分良かったかも。
トニオさんのレストラン、鎌倉の旧華頂宮邸だったのか!一般公開の日には混雑しそうだなぁ。
新陳代謝を増幅させるカプレーゼ。
「サイモンとガーファンクルのデュエット」「高森朝雄の原作に対するちばてつやのあしたのジョー」うーん、洋楽のことをわかっていて、漫画家である露伴先生らしいお言葉。恐れ入りました。
アンジェロ、ってうちの駄犬と同じ名前。。。
せっかくハッピーな終わり方だったのに、京香さんに「早く帰れ!」と言ってアオガエルの交尾をスケッチし出すところで終わる( ̄▽ ̄;)。そういえば中の人たちご結婚するのね。おめでとうございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おまけ。トニオを演じるのは、イタリア・シチリア出身の Alfredo Chiarenza(アルフレッド・キアレンザ)。
2019年から日本に在住し、俳優、モデルとして活動。パーソナルトレーナー、ボディビルダーの経験もあり、肉体作りや栄養学についての知識も豊富。近年は、スーパーヒーロー「電チャリオレンジ」にふんした関西電力の「かんでん暮らしモール」や、農心ジャパンの「辛ラーメン焼きそばチーズカップ」などのCMに出演。2023年7月期のフジテレビ木曜劇場「この素晴らしき世界」では映画監督役でゲスト出演した。
Alfredo Chiarenza (@alfredo__chiarenza) - Instagram