ナンシー・Chang!のおいし~生活

湘南(住まい)&東京(勤務地)で見つけた、あんなこと、こんなこと。

◆香港グルメ旅行(その5)/文武廟

2007-01-10 13:48:03 | ゲストブック

スティーブ@茅ヶ崎さんからの投稿です。

----------------------------------------------------



さて、羅富記でお粥を食べてから、坂道をあの古美術街で有名なハリウッド・ストリート目指して登りました。
階段、道路、階段、道路と超えていくと、やや広めのハリウッド・ストリートに到着します。
ここを少しだけ西の方へ歩くと文武廟が見えてきます。
外観はいかにも中国のお寺のような、ややカラフルで東洋的エキゾチックな建造様式です。
廟というのは道教のお寺のようなもので、道教の神様を祭るところです。中国の代表的な宗教は道教ですから、本土のみならず海外の中華街にはいたるところに廟があります。

それで、この文武廟の神様は文昌帝と関羽です。文昌帝は中国の神話に登場する黄帝の子供で、文の神様とされています。
明の時代に中国で役人登用に科挙が採用されると、一躍脚光を浴びてこの帝を祭る廟が急増したそうです。
一方の関羽はもちろんご存知の三国志の英雄です。中国でも最高の武神です。
この文武廟は1840年の建立されましたが、以降香港では政庁の役人は文武を崇拝し、香港警察の警官は関羽を拝みにくるそうです。



さて内部が凄いのです。写真をご覧のようにグルグル巻きのお線香が所狭しと並び、一種異様な眺めを呈しています。
最初にこの廟を訪れた時には、この光景と線香の煙とであのチャイニーズ・ゴースト・ストーリー(倩女幽魂:報復絶倒な中国版幽霊情話?)を思い出しました。
レスリー・チャンとジョイ・ウォン、懐かしいですなあ・・・



家内は早速300円でお線香を買って猛然と神様に拝み始めました。私は通常神様にお願いする時は「やる事なす事すべてがうまく行きますように」だけです。
しかし今回はあの義財神と言われている関羽様です。義財神として商売の神様としても祀られていますので、ここはとばかり関羽様には具体的に保有中の投資信託の名前をすべて挙げて、2007年度の価格急騰をお願いしておきました。義に厚い神様ですからきっと願いを叶えてくれると信じております。





*財神には5種類あると言われておりまして「文、武、偏、富、義」があります。
しばしこの幻想的な廟の様子を携帯で写していましたが、観光バスが次々に廟の前に停車し大勢の観光客がお参りに来るのには驚きました。返還前にはこんな事は無かったのですが恐らく大陸からの人達なのでしょう。
今や香港観光の重要な名所になっているようです。

なお、ハリウッド・ストリートに数多くある古美術店については、その真贋(本 物かにせもの)についていろいろ言われています。敢えて言えば、もし本物であればあのような値段で店内に置いてあるはずはありません。巧妙なにせものである可能性があり、購入される場合には注意が必要です。

----------------------------------------------------

ご投稿ありがとうございました!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◆香港グルメ旅行(その4)/... | トップ | ◆香港グルメ旅行(その6)/... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ゲストブック」カテゴリの最新記事