神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

2019 9月の山梨 その5

2019-10-29 12:14:41 | 山梨へGO!
こんなに秋の長雨が身にしみる年、無かった気がします。
山梨行きの特急列車が再開したニュースがとても嬉しい😆
あたりまえの日常に感謝しながら、日々向上を目指して頑張ります!


さて、9月の山梨ネタをもう少し。。。😙

ルミエールさんで本格的フランス料理のランチをいただいた後、醸造所と熟成庫を見学に行きました。



普段のワイン造りはこちらの最新施設で行われています。
ちなみに石蔵タンクは奥にある一番大きなタンクとほぼ同量の容量だそうです。

このタンクで発酵させた後、別のタンクに移して蔵の中で熟成させます。

こちらは樽発酵中の様子。
この石壁の部屋は重厚感ある空間ですが、昔は熟成タンクだったとか。
どおりで、なんか間口が変っていうか、空間が微妙?で間取りが悪い?感じがする。
つまり木の樽を置く場所とは考えて作った部屋では無い!のですね。笑。
令和の現在でも有効活用できて良かった。壊すには勿体ない空間ですしね。




石壁になにやら現代的なバルブがあるな、と思ったら
これが石蔵タンクの排出口!
この壁の向こうは、先程仕込んだぶどうが仕込まれています!


まさに最終作業の真っ最中でした!

私たちが美味しいランチをしている間に作業は続き、
あの蔵の中がぶどうで埋まり、竹のスノコで蓋をされてました!


山梨のワイナリーにはルミエールさんと同じような
大きなサイズの地下タンクが残ってる所は何軒かあります。

が、天然の石で出来たタンクはここだけです。(他はコンクリート製かタイル貼製)
しかも、現在でも醸造しているのもルミエールさんだけだと思います。貴重〜👏



見学を終え、レストランに戻ると
今度はテイスティング!




マスカットベーリーAで出来たワインを3種類飲み比べました!
1.GABU、2.石蔵和飲、3.プレステージの3種類。

ソムリエさんが説明してくれたのですが。。。
いまいち違いが分かりにくかった😖 

ソムリエさんもこれは難しいテイスティングです、と言ってましたけど
特にGABUと石蔵和飲は微妙〜っ。

でもね、
令和のステンレスタンクで造った物と
明治の石蔵タンクで造った物の味が近いって、なんか不思議。

「ワインはぶどうから」って言うけど、本当に道具の問題じゃ無いんだな、と実感でした。

ただし、どちらも2018年製だったので
3年後位には味わいの違いがはっきりしそうな気がしました。
(でも待てないのよね〜〜笑 )

テイスティングで今回のイベントは終了!

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました😊

スタッフさんからすれば、自分達で作業した方が絶対に早いし的確!かと思える作業を親身に教えてくださって、感謝しかないです。本当にお疲れ様でした!
(しかもブログ更新がこんな遅くて、お礼の気持ちを書くのも申し訳ない気がしますが。。。)

ルミエールさんは売店もあり、こちらがいつでもお買物できます!


レストラン・ゼルコバは要予約がおススメです!
今回私は利用しませんでしたが、試飲コーナー(有料ですが格安です)も
ありますので是非ご利用ください!


9月の山梨編、もう少し続きます。


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2019 9月の山梨 その4

2019-10-20 17:34:00 | 山梨へGO!
気がつくと10月も20日を過ぎてしまった!なのに
まだ9月のレポートをお送りしています。スミマセン😓

消費税対策、インバウンド対策、台風対策でバタバタしてました。
ハイ、言い訳は以上でっス👊


さて、9月23日に山梨へ行ったレポート、続きです。
ルミエールさんでの石蔵醸造体験、お楽しみのランチです。

ランチはワイナリーに併設されたフランス料理のゼルコバさんです!





今までなかなか来れなかったゼルコバさん。
やっと中に入れた〜って思いが強いですから。笑。
料理長さんの挨拶とお料理の説明をしていただきました。








サラダに使われているぶどう🍇 新品種で切るとハート型になる💜

カレー風味のスープ。アーモンドスライスが良かった。



ワインは2種類。甲州のスパークリングと2018年の石蔵和飲。
ただし、一杯づつ。。。周りの皆さんから一斉に「足りない」の声が!

追加で注文出来るとの事ですので、安心しました。笑。




私たちは甲州シュールリーとブラッククィーンをグラスで。
周りの方はボトルで追加してました。みんな本気飲み!







お魚、お肉、お野菜、デザート、全て山梨産!
お料理の説明を受けたのにほとんど忘れる私😩
今回写真をしっかり撮ったら、ほかの記憶が飛んでしまった。。。
ゴメンね。
みんな美味しかったです。自分のワインのチョイスが抜群だなぁって思ってました。

そうそう、食後のコーヒーがすごく好きな味でした☕️ です!

ゼルコバさんは
イベントがある時などは貸切になっていて入れない日もありますので
予約してお伺いするのがおススメです。

続きます。





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2019 9月の山梨 その3

2019-10-11 11:26:00 | 山梨へGO!
台風19号が接近中、皆さん対策はできましたか?
土曜日、東京は各種イベントが延期や中止になっています。
お出かけは極力やめて欲しい感が満載です。気をつけましょうね。


このブログは9月23日に山梨へ行ったレポートの続きです😚

ルミエールさんの「石蔵和飲醸造体験」に参加したのです。
まず収穫体験をして、次は醸造!ですが

えっ?シロウトが醸造⁈ と思った方もいるでしょうね。

ご安心ください、私たちはぶどうをコンベアに載せるだけ。それが体験です!
肝心なところは全てプロの方々の手で行われています。


収穫してきたぶどうをコンベアを使って機械に入れると
機械に中でぶどうは軽く潰され、軸ははじき出されます。

収穫箱に名前の札が入っていて、自分が収穫してきた分を
自らコンテナの中のぶどうをコンベアに入れます。

機械の中でぶどうの軸が外され、粒がかるく潰されます。

ぶどうの粒だけがホースを通って、石蔵の中に投入されます。

蔵の床面に竹のスノコが石で押さえられているのが解りますか?
ドバドバーっとぶどうが投入されていきます。



竹のスノコは発酵が終わった後、液だけを出しやすい様にする工夫です。




石蔵の中におよそ半分くらいぶどうが入ると、中に人が入って
蓋をするようにスノコを被せます。
人が入ると蔵の大きさがよくわかりますね。彼はスノコの上に立っている状態です。

ここにスノコが浮き上がって来ないように角材で突っ張り棒を作って
さらにブドウジュースを注ぎ込みます。
約2週間でワインになり、発酵槽から熟成タンクに移されていくそうです。



現在はは機械でぶどうを潰しましたが
明治時代には手作業の器具を使っていました。
この日は昔の器具を使って搾りたてのブドウジュースをいただきました。






甘くて、ムッチャ美味しー!😋マジの搾りたて果汁100%🍇




明治時代に造られた石蔵。

話には聞いていましたが、実際に蔵の中にぶどうが中に入っていくのを見て
その大容量に、ちょっと驚きました!コンテナ500箱くらい入ったのかな。

思ってた以上に、収穫した日と醸造する時は一緒でした。
ぶどうは穫ったら直ぐにタンクに入るんですね。

昔は冷蔵庫とかないので、ぶどうを収穫して保管ができない。
(もちろん現在でも何日も冷蔵庫に入れておく事は無いのですが)
当時のワインの最大の魅力は、長期保存ができることだったのでは?とつくづく思います。

生のぶどうは日持ちがしないけど、
収穫して直ぐにワインに加工すると1年を通して売る事が出来るのです。

さらに石蔵の容量は、一気に収穫して、一気に醸造できるのは画期的。
収穫量・醸造量が増えるのは農民の収入が上がる訳ですからね。

昔はぶどうの品種も少なくて、収穫時期がそんなにズレないから
収穫のピークが重なると、村中総出で収穫して一遍にタンクに入れられる。
村の大仕事!だったんだろうな〜


ちなみに

現在はもっと小さなタンクが主流です。
品種ごと、畑ごとにぶどうの状態を見て、細かい醸造を行うことで
ワインの酒質を上げる工夫をしています。

次回に素敵なランチをした模様をお伝えします!
続きます。


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2019 9月の山梨 その2

2019-10-08 23:43:09 | 山梨へGO!
10月に入り消費税率が上がりました。居酒屋業は問答無用で10%
ウチも少々価格を改定させていただきました。

それでもワイン🍷 と 日本酒 🍶は価格すえおき! です。

店内のお酒メニュー、実は100%私の手書きでございます。
あれを全部書き換えるの、大変だから
しばらくは、価格そのままで行きます!大部分は価格すえおきですので
どうか今後もご贔屓に〜

あとカード支払いも出来るようになりました。
もうすぐPayPayやスイカとかも使えるようになります


では9月23日に山梨へ行ったレポートです💕

ぶどうを収穫して畑から戻ると、石蔵の前にはいろんな装置が。
そしてコンテナがドンドン積まれていきます。




さて、ここで石蔵とは何なのか? 少々説明いたしましょう。

ルミエールさんの旧名は甲州園といいます。石蔵は明治34年に作られました。
今でこそステンレス製のタンクで醸造していますが、明治時代には勿論ありません。

当時、勝沼に鉄道の駅が出来て大量輸送が可能になり、
ワインも増量すれば、多く売れる可能性が出てきます。
そこで土地の傾斜を利用して、ブロック状に切り出した石を積み重ねてタンクを作りました。
それまでの木桶タンクと比べたら、驚きの大容量!そして丈夫‼︎

現在の主流はステンレス製のタンクで、一時は使われていなかった石蔵ですが
登録有形文化財として勝沼の歴史を伝えるのと合わせて
石蔵の発酵槽を復活させて「石蔵和飲」として商品も生まれたのです。



岩間さんが石蔵の仕組みを模型を使って教えてくれました。



実は

今まで何度か石蔵の仕組みを聞いていましたが、いまいちピンとこなくて
モヤっとしてたけれどこの模型を見て、やっと構造が理解できました!




大きな風呂桶のような石蔵の中に竹で作ったスノコを敷いて、
ぶどうの皮と汁を注ぎ込み、液の上にもスノコをかぶせる。。。感じです。

詳しい説明はルミエールさんのホームページにありますのでご覧ください。
ルミエールHP

続きます
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