暑い😵 こんな天気が続くとゲリラでもいいから雨が欲しい。ってか夕立すら降らない東京。大丈夫かな?
灼熱の日々でしたので、自宅で読書三昧を決め込みました。
最近はAmazonさんがお家に送ってくれるので、暑い中本屋に行かなくても読みたい本が手に入る。有難い事です。
さて読破した本は
日本のワインで奇跡を起こす。中央葡萄酒 三澤茂計・三澤彩奈 著
まさに、この親娘は日本のワインに革命的な進歩をもたらしていると思います。2人が現在までの勝沼でのワインの歴史を重く踏まえた上で、更なる挑戦をしている事が改めて解る一冊でした。
グレイスワインのファンな私ですので、本の中のエピソードはもう知っている部分もありましたが、点のエピソードが線になって時系列順に並んでいるのは非常に有難い。
もちろん知らなかった話も多かったので、楽しく一気に読めました。
特に三澤茂計氏の文章は、専門家ゆえに「読物」として理解しにくい時が(私が未熟なので)あったのですが、構成に編集者が入る事で、とても伝わりやすくなっています。
これが編集のチカラ
とても読みやすくなっています
そして、彩奈さん編を読んでいてワインの世界は懐深いなぁって思いました。
彩奈さんは日本で醸造期を終えると、南半球にワイン醸造修行に行っていました。大小様々なワイナリーを世界中修行しまくっています
凄いバイタリティー!
ボルドー大学の醸造科を卒業という履歴があるとはいえ、日本の小さなワイナリーの醸造家を受け入れてくれる。もちろん彼女のやる気と各地での評価が素晴らしいからだと思うのですが、受け入れ体制が出来ているのが凄いと思う。
またマスター オブ ワイン という資格を持った人達が、ワイナリーにアドバイスをするのも凄い。
ワインが世界中で飲まれる酒であり続ける努力を、世界中で行なっている業界なんだ!と実感しました。
そういう環境を経ているからより一層、グレイスワインの人達はいつも「世界の中の山梨」という目線で挑んでいるを感じます。
本の帯に書かれているコメント。三澤茂計社長は醸造家を登山家に例えています。
私は山小屋の人でいようと思うのです
登山家が頂上を目指す前に安心して休める場所。そして頂上を登った人から一番最初に感想を聞ける人でいたい。。。
未だ「甲州ワインの赤をください」とか「日本のワインは甘くて不味い」という方がいるのも事実。その人達を優しくナビゲートする役割が、私です。
私はこのラベルに惚れたのです。実は、味より先にラベル惚れしたの
私は常々、家業を継ぐ人はいくつの頃に継ぐ気になったのか気になっています。
たまたまこの本が出版される少し前に、お店に三澤茂計氏と中学高校が同級生だったという方がお店に来てくれました。特に商社時代の活躍ぶりを聞かせてもらいました。
「三澤くんは大学でも優秀で、仕事も凄く有望だった。家業を継ぐと聞いた時は勿体ないと思ったけれど、現在の活躍は素晴らしい」とお話されていました。
三澤茂計氏は大学卒業後、商社に勤め、10年してから家業を継いでいます。しかも商社時代はワインとは全く違う仕事をしていた模様。なんで継ぐ気にになったのか? 凄く聞いてみたかったのです。
その辺りの事も本の中に書いてあったので、そうだったのか〜っと思ったのですが。
私の旦那さんは脱サラで居酒屋を継ぎましたが、結婚した時、私は彼が店を継ぐなんて全く考えていなかったので、正直驚きました。マジか〜〜
ですよ。
なので、茂計氏の奥様、彩奈さんのお母様のお話もちょっと聞きたくなりましたね。今度お会いした時、聞き出そうと思いました
三澤茂計社長はスーパーロマンチスト
で、彩奈さんはしなやかな努力
の人。
多分ふたりは激しい親子喧嘩をしながら、これからも世界に挑んでいるんでしょう。
その姿をいつまでも見守って行きます。。。これからもガンバレー!応援していくよー