神楽坂で居酒屋女将!つれづれ日誌

神楽坂・本多横町で50年続く、いざかや「甲州屋」。つたないながらも、お客さんに愛されるお店づくりに奮闘中です。

カオスな日

2011-07-31 13:41:00 | Weblog
7月最後の金曜日、おかげさまでお店は予約で満席になりました
震災後初めての予約満席です。ありがとうございます


と・こ・ろ・が


テーブル席で8名様のご予約いただいたグループさんが
なんと、14名に増えた。。。とのこと。

じゅ、じゅう よ にん  ですか~~~っ! 無理!


すでに他のテーブルはご予約いただいているので席を増やすことが出来ません。

この幹事さんはウチの常連さんで何度も来てくださっていますし
神楽坂にしってるお店も多い方ですから
ワタシは他のお店にしたほうが皆さんゆったり出来るのではないですか、と
お伝えし、予約キャンセルをお薦めしたんですよ(だって、席ないですから)



しかし、
遠方から来る方も多く、年配の方々もいて場所の変更はしたくないという
無茶ぶりをする幹事さん。。。
仕方なく、カウンター席も使って、補助席も出して、とりあえずの場所確保


そして、実際、いらした人数が17人。。。お~~~い、増えてますよぅぅうう。

じゅ、じゅう しち にん ですよ~~~っ! 


ホント、ぎゅーぎゅー詰め。。。空気薄い??



心の中で( 常連さん、今日は来ないで~ )と叫んでました

そして幸い、他のテーブルのお客様、皆さん優しい方々で
騒がしい店内でも、そんなに驚くことなく
それぞれのテーブルで楽しんでくれたようでしたので、それだけが救いです。


何人かお客さんがいらして、お断りしたんですが

ちらりと店内を覗いた方が「 うわっ、カオスな空間 」と呟いていました


その方には関係ないことですけど、この状況を説明したくなりました
予約8人だったのに、17人来ちゃったんですよ ってね。
普段はもう少し、緩やかな空間ですよ って、言いたかったです。。。


たくさん集まって、嬉しいけれど
いろんな意味でオーバーフローは迷惑になっちゃうから


ホント、ご迷惑おかけしました  皆様のご協力に感謝いたします
そして、どうか、幹事さんへの連絡は早めにお願いいたします



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天使来店

2011-07-24 22:21:29 | Weblog
先日、常連のYさんご夫婦の愛娘・カリンちゃんが初来店してくれました!



Yさんご夫婦とはもう長い常連さんですが
ワタシが初めて会った時はまだお友達?仕事仲間?なふたりが
いつの間にか付き合ってるし、結婚してるし、お腹大きくなってるし。。。

こんなふたりのベビーなら、会ってみたいじゃないですか


と、言う訳で。

少々強引ですが、顔見せに来て~~っとお願いしたのです



もともとオッサン中心の居酒屋ですので
ベイビー向けの設備は一切無い空間

Yさんもその辺は分かっていて、準備万端で来てくれました
お客さんの少ない開店直後の5時ジャストに入店





せっかく来たので記念写真! ビールとおからと一緒に。



カリンちゃんで~す 生後一ヶ月。初めてのお出かけが居酒屋!で~す。
お店に来てからずっと眠ってたのに強引に目を覚まさせて撮ったので瞳うるうる。



ミルク飲んで、安心してる顔。カワイイ~ ホニャってなってる。


ホント、天使だよね  
まだ全身くにゃくにゃでした。ほにゃほにゃでした




16才になったらウチのお店でバイトしてくれる、ってカリンパパのお許し頂きました!楽しみですね!!

あと、将来オリンピック選手になったら「カリンはうちのほうとうで育ったのよ」とか言いたいです。

( 夢は広がるなぁ )その時の証拠として写真も撮ったから。。。




そうそう、

カリンママがスタイルが変わっていないので驚きました!すげ~、現代っ子だね って思いましたよ。



これから大変だと思いますが、楽しんで育児して欲しいと思います。
息抜きには付き合いますし、ほうとう食べて滋養をつけて欲しいです。

ご近所ですから、これからも顔見せに来てね







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復活のメルロ

2011-07-19 13:05:25 | ぶどう日記
夏の暑い時期はベランダガーディアンのワタシ、サボります。。。

だって暑いンだもん。

毎日、日がのぼりきった頃に帽子をかぶって水をまく、それだけ。。。


本当は気温が上がらないうちに水まきするのがベストですが
そんな時間に起きられない。。。
ワタシが水をあげる頃には、ベランダの鉢植え達がへたれてます 酷い話です。

だって暑いンだもん。



写真を撮るのもその時間は逆光がきつくて難しいんですよ(言い訳)
なので、ぶどう日記の更新が滞っておりました。

でも

3連休の間、夕方に気持ちのよい風が吹いたので
たまには草むしりでもしてみようか、とガーデナーらしくなってみました
そして写真も撮ってみましたよ


ぶどう棚計画、着々と進行中です。


 あの双葉だったベリーAもすっかり茂りました。


伸び放題だった雑草さん達を引き抜いていたら

ん、なんだ? この葉っぱは?? と思うものが


ぶどう? あれれ?? 

よく見ると

春に枯れたと思ったメルロが、また新たに茎が伸びてたんです



左に古い、枯れた枝があって、となりに新しい枝が伸びてました(うっかり引き抜くトコでした)

泣ける、その根性 よく頑張ったなぁ



新芽が出なくて、死んだ。。。と思ってましたが
捨てがたくてしつこく水をあげていた甲斐があったよ 良かったね

しばらく成長を楽しみたいと思います
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垣根甲州2010

2011-07-17 00:41:00 | Weblog
先日、カップルでよく来てくださるDさんに


「 超レアワイン、入ってますよ 」と誘いをかけて?
グレイスワイン甲州垣根仕立 2010を呑んでいただきました。


何故レアなのか、と言いますと、生産本数が少なくワイナリーさんでもすでにSoldOut!!
そしてこのワインが出来るまでの軌跡が「 努力の結晶 」だからです






Dさんがウチに来るのは「おいしい山梨のワインが呑めるから」と言ってくださる
こういうお客さんにこそ、呑んでもらいたいワイン なんですよ

今年に関しては「甲州垣根仕立て」は入荷本数も少ないですし
どんなお客さんにもホイホイ出せるモノではありません(価格もお高いですし)

そして通常の甲州ぶどうのワインを呑んでいる方でないと
このワインの違いが分かりにくい、という理由もあるからです


興味あるから是非とも呑んでみたい! と思う方は早めにワタシに声をかけてくださいね。

( マジで入荷数少ないです。ご注意ください。)




ただし このワインを呑むにあたって
ワタシからの若干ウザイうんちく付き、を覚悟してください
黙って呑ませる、なんてコト しませんっ


日本で約1000年育ってきた甲州ぶどうは生食用。つまり食べるぶどう
長い間、おいしく食べる為に改良育成されてきていました

食べるぶどうはジューシーで水分たっぷりの方が美味しい
棚仕立てで大量の実をならせる方法が確立したのもこの為でしょう


 棚仕立ての様子 一本の樹に100房近くの実がなります



欧米でのワイン用ぶどう(シャルドネやメルロ等)は垣根仕立てで育成します


 垣根仕立ての様子 一本の樹には2~3房の実がなります

垣根でぶどうをつくるとぶどうの一粒に味が凝縮されます



ここで、生まれる考えが

甲州ぶどうでワインを造るなら
棚仕立てでなく、垣根仕立てで造ればいい と思う訳ですが

これがなかなか大変な作業
甲州ぶどうは樹勢が強くて、元気が良すぎる。らしいです


ぶどうに限らず、お米や野菜など品種改良とは一朝一夕ではいかないものです
甲州ぶどうを垣根仕立てで収穫してワインにするまで約20年に及ぶ努力があったそうですから。。。

グレイスワインの彩奈さんのブログ(2010.10.16の)でこの垣根甲州を仕込んだ喜びを書いています。
垣根甲州を仕込みました


このときのワインが、Dさんの呑んだワイン。な訳です。



Dさんはこのワインの味わいに喜んで「欧州人にはしばらく呑ませたくないな~」といい(笑)
コルクを記念に持って帰っていきました

喜んでくださって、ワタシも嬉しいです


来年はもっとたくさんの人に呑んでもらいたい、ので。。。

今年のぶどうがどんな風に育つか、それが肝心です
毎日、好天をお祈りしておりますっ





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ざわつく街

2011-07-09 14:01:05 | Weblog
先日、神楽坂の街が ざわっ としてまして。


毘沙門さまの前に女性たちが集まっていて
何かあるのかな、と足を止めたら

見ず知らずのおばさまに


「 ニノが来るの! 二宮くんがくるのよ! 」と教えてもらいました。



これ、不思議なんですが。

本当に足を止めて「なんだろう?」と(事故でもあったかな)思っただけですが
初めて会った(絶対に知らない人)のに教えてくれました


二宮くんとはアイドルグループ「嵐」の二宮くんですよ。通称ニノ。

ニノは神楽坂を舞台にしたドラマをしたことがあり
嵐のファンの人は毘沙門さまでお参りするのが習わし?のようですが


ワタシも田舎もんのミーハーですから。まあ、見えたらちょっとは嬉しい。
でも、お店のお掃除の方が大切ですから、ニノ待ちもせずに仕事へ向かいました。

店内の掃除を終え、お店の外階段を掃き掃除しようと店外に出ると



明らかに街が、騒然としてました


五十番さんの角に警備の人がでてて、ふわ~~っわきゃ~~って、声が上がってる。



おっ、ニノが来たのかな。と思いながら掃き掃除をしていると

またしても見ず知らずのおばさまに


「 二宮くんと大野くんと中谷美紀が来たのよ!」と教えてくれて(なぜか中谷さんは呼び捨て

「 あなたは見た?」と聞くので、見ていませんと言うと

「 本多横町、この道を通っていったのよ 」
「 金谷ホテルペーカリーの店長さんはしっかり見たって、言ってたわよ 」と教えてもらいました。



す、すごいな~。不思議だな~。
通りがかりの人にこんなに情報もらっちゃった

おばさんって すごいなぁ。聞いても無いのに答えてくれるんだ。
いつもはこんな人、神楽坂にはあまりいないのですが。ジャニーズ恐るべし。



ちなみに。

テレビの収録で来ていたのか、プライベートなのかは分かりませんでした。
ニノのおかげで神楽坂はにぎわいを増したと思うので
これからもちょくちょく来て欲しいですよ。

あのドラマ、続きやらないかな~


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スキなワイン

2011-07-05 13:24:43 | Weblog
もともと、アルコールに弱いワタシ。


なのに
ワインをテイスティングして口に含んだ後に吐き出す、という事が

どうしても抵抗があってデキナイ  勿体ないじゃん


いいの。ワインソムリエではなくて、山梨ソムリエ目指してるから。。。





という訳で、

いつも山梨めぐりで酔っぱらってるんですけど
酒に弱いなりに好きなタイプがありまして

甲州はモチロン、スキ。 大好き。(アルコール度が低いのも有り難いですね

あと、デラウエア。 
デラのワインが山梨ワインで「おいしい~」って初めて買ったワイン。
最近、デラウエアの辛口タイプが気になってます

赤ではライトタイプの冷やしたベリーA。スキ。



そして最近気がついた。 ワタシ、メルロがスキらしい。



何も考えずに赤ワイン呑んでいて
「あれ、この味、スキだな~」と思いラベルを見るとメルロ、って事が度々。



ちょっと発見です








奥野田ワイナリーの中村さんがお話してくれたんですが


勝沼の醸造家たちは3世代くらいの幅があって
甲州種という日本固有種に誇りをもって、大切に育てていくつもりは皆一緒ですが


第一世代(約50~60歳代)の醸造家たちは「甲州ぶどう」を
世界的に認めさせるために努力していて

第二世代(約40~50歳代)は自分たちのワインが
世界に認められるために欧州品種育成に努力していて


近年、ワイン用ぶどうが手に入りにくくなってきて

第三世代は「それなら今あるぶどうでワインを造る」という選択をとっている、と話してくれました。



デラウエアの辛口ワイン、個性的なベリーAのワインが出てきているのは
そういう流れの中から生まれているんですね。

(ワタシは大好きですので、大歓迎ですよ !)



以前にグレイスワインの三澤社長さんが

ワイナリーが農協からぶどうを買ってワインを造っていた頃
画一的なぶどうが手元にくると、醸造家たちは
自分の醸造技術で差を出すことを考えたので技術は向上した

と、話してくれたことがあります



なんというか。


何事も前向きに受け止めて、ガンバルって大切



ぶどうを植えてから、ワインになるまで
多分早くても5年くらいかかる。
現在の農家の高齢化やさまざまな問題を抱えていますが


農業に明るい兆しが見えた時
スバラシイ技術を持ってワインを造れる時代がきたら


嬉しくなっちゃいませんか


山梨の、日本のワインは5年先、10年先、100年先を考えた
「ぶどう造り」であり「ワイン造り」の計画に入っていると感じます。



がんばろう日本




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6月の山梨・その4

2011-07-04 11:57:07 | Weblog
6月の、というタイトルなのにもう7月になっちゃいましたね。

すいませんねぇ。
だって~~。早いよ~~っ 
毎日いろんなコトあって、書くジブン、追いつかないっ!



でも、気にせず(少し気にしてます )続きです。



ルミエールさんを見学して、ワインの情報をもらい
お目当てのワインが在庫少ないと聞いて落ち込みましたが

他のワインはしっかりと試飲 

そして、いつかお店の冷蔵庫問題が解決したら
ルミエールペティヤンを入れたい。。。という夢を持ちました


お買い物はコチラ


ワインビネガー2本とビネガーを使ったドリンク「ハイビスカスシャワー」
ハイビスカスシャワーはFさんの奥様のお薦めです



当初の目的では、ワタシと旦那さんふたりで歩いてワイナリーを回るつもりでした

この日

午後2時前には雨が降り出して、ルミエールさんを出る頃には本降りに。
雨の日の移動はタクシーを呼んでも込んでしまったり、時間がかかるのですが


今回、Fさんと一緒で車移動ができたので奥野田ワイナリーさんにお伺いできました!



奥野田さんは鹿取みゆきさんの
「日本ワインガイド 純国産ワイナリーと造り手たち」の出版報告会で初めて呑んで

いつか行ってみよう と思い描いたワイナリーさんです。


突然お伺いして大丈夫かな?と心配してましたが
Fさんがお知り合いで携帯で連絡を入れてくださいました

・・・すごい、Fさん。すごく仕事が早い 頼もしい方です。




奥野田ワイナリーさんは代表の中村さんと奥様のおふたりでやっている小さなワイナリー。
しかも中村さんがワインを造り、奥様がラベルを描いています

ワインラベルのイメージから、造ったというワイン。


左から「ハナミズキ・ブラン」「スミレ・ルージュ」「ローズ・ロゼ」

それぞれが個性的な味わいで、創意工夫を感じるワインでした。
ワタシ的には「スミレ・ルージュ」が超お気に入り

いつか必ず、お店の皆さんにも提供したいです


奥様ともいろいろお話して、盛り上がってたら。。。

また、造り手との写真を撮り忘れました スミマセン。


中村さんと奥様、本当にステキなご夫婦でした。
次回は必ず、一緒に写真撮りますっ。




奥野田さんへの見学は「いつでも大丈夫です」と言っていましたが
お伺いする日をお伝えしてから行った方がいいでしょう。

いつでも畑を回っているそうなので
玄関先に携帯ナンバーがかかっていて「連絡くださればすぐ戻ります」と書いてありました



こんなカンジでテイスティングコース、あります。是非とも足をお運びください。
奥野田ワイナリーさんのHP





塩山駅でFさんの奥様と合流して、
4人になってから甲斐ワイナリーさんへ向かいます。

甲斐ワイナリーさんは2月にもお邪魔してますが、もう一度行ってみたくてFさんにお願いしました!



せっかく来ることが出来たので
ちゃんとおシゴトのお話をしなければ。と思っていたんですが
ワイナリーを5つもまわると、酔いも回ります。。。完璧ヨッパライです。

なんだか同じ話を、何度もした気がします  ホント、スミマセン。



甲斐ワイナリー醸造家の風間さんと。


お店の話をすると「三澤彩奈さんのブログを見たので知ってます」と言ってくれました
風間さんと彩奈さんは山梨大学で一緒に学んだ同期! なんですって!!



ココに来たかったのは、先シーズンにデラウェアの辛口を仕込んだけれど
数が少ないのでカフェでしか提供しない、とHPで見たからです。

デラ好きのワタシは、絶対呑みたかったのです


んで、4人でカフェで休憩かねてワインとベーコン、お茶とケーキしたんですけど。
またしても写真、撮り忘れ

言葉だけで申し訳ないですが、おいしかったデス。


ワイナリーもカフェも、すごくステキな所なので是非行って観てください
甲斐ワイナリーさんのHP



2月に行った時のレポートはコチラ
ぶどうの丘から

この時から入荷の方法を考えて、今回の訪問でうまく形になりそうなので、今後お楽しみに



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