「電脳くおりあ」というのは、茂木健一郎さんの『脳内現象』(NHK出版)に依拠している。
私には、脳に比べられるのは、コンピュータというより、Webの世界のほうがあたっているように思われる。そう、セマンティックウェブとなったインターネットの世界がふさわしい。
つまり、ブラウザを立ち上げると、そこに世界とつながった自分が感じられるのだ。そして、最近Weblogの世界を知ることにより、その感じが実感として感じられるようになった。
というわけで、自分も、Weblogの世界に参加することになった。
……クオリア(qualia)とは、もともとラテン語で「質感」をあらわす単語であり、その単数形はqualeである。1990年代の半ばから、物質である脳内の神経細胞の活動から意識が生み出されることの不思議さを象徴する言葉として、研究者の間で広く使われるようになった。
現代の脳科学では、およそ「意識の中で<あるもの>として把握されるもの」の全てがクオリアであると考えられている。コップの透明感も、舌に載せたチョコレートの甘さも、バラの香りも、そこはかとない寂しさも、こみ上げる怒りも、確かに覚えているのだが思い出せないというもどかしい感覚も、およそ意識の中でユニークな質感として把握されるものは、すべてクオリアである。
私たちの意識は、クオリアのかたまりとして世界の中に存在しているのである。(P24)
私には、脳に比べられるのは、コンピュータというより、Webの世界のほうがあたっているように思われる。そう、セマンティックウェブとなったインターネットの世界がふさわしい。
……目が覚めると、突然、そこに<私>が現れる。様々な質感(クオリア)を感じる<私>が現れる。(p24)
つまり、ブラウザを立ち上げると、そこに世界とつながった自分が感じられるのだ。そして、最近Weblogの世界を知ることにより、その感じが実感として感じられるようになった。
というわけで、自分も、Weblogの世界に参加することになった。