株式会社ツインスパークという会社は、1997年1月に有限会社設立で、WEB制作事業を開始し、1998年8月株式会社へ組織変更という会社なので、創業10年に満たない新しい会社だ。その会社のHPの右下に「社員が著者の本のご紹介」というコーナーがあり、高橋征義著『Rubyレシピブック 268の技』と高橋征義著『たのしいRuby』が紹介されていた。
私は、ツインスパークという会社とつきあいはないし、高橋征義さんとも面識がない。しかし、この2冊の本は持っている。2冊とも私のRubyの勉強のための基本図書だ。まつもとゆきひろさんの『オブジェクト指向スクリプト言語Ruby』という本とHal Fulton著の『the Ruby Way』が少し敷居が高いという人は、まずこの本から読むことになる。その前に、入門書として私が最初にお世話になったのは原信一郎さんの『Rubyプログラミング入門』だったが、いまなら、この2冊がまずおすすめだ。
ところで、こう書いたのは、別にRubyの入門書の紹介をしたかったわけではないが、だんだんそうなっていきそうな気もしてきた。livedoorの堀江貴文社長のブログ(社長日記)に行けば、社長自らの本や、社員の本が、堂々と紹介されている。会社がこういう風に企業の中の個人の仕事を取り上げ、自社のPRの中に利用しているところが面白いなと思ったのだ。野口みずきが金メダルを取ったために、名古屋のグローバリーは、一躍有名になり、株価も跳ね上がった。高橋征義さんが業界でどれだけ有名人なのかは、私はよく分からない。しかし、高橋征義さんの読者なら、かなり安心して仕事を発注しそうな気がする。それは、高橋さんの本がそういう力を持っているようなのだ。私が今までに読んだ、プログラミング言語の入門書の中で、いちばんよく分かる本だったから。
柔道の谷亮子の場合は、バックはトヨタだ。トヨタが谷亮子の柔道に対する支援はかなりのものだが、トヨタくらいになると谷亮子の存在というより、日本のスポーツのパトロンであり、谷亮子を助けてあげるのは当然ではないのかという感じになる。野口みずきの場合は、半々くらいか。そうすると、青木征義さんの場合は、どのくらいになるのか。まあ、島津製作所でノーベル賞をとった田中耕一さんではないが、企業の中からじんわりと貢献しているのだろうと思う。
これから企業は、企業の中の個人の個性に頼ることになるだろうし、そういう時代になってくる可能性がある。普通の仕事は、人によって、能力の差が2倍とか3倍になるということはあり得ない。しかし、プログラムやエンジニアリングなどの場合、個人の能力の差は2倍・3倍どころかもっと開く可能性がある。つまり、それだけ知的付加価値の創造の世界は個人の能力を大事にする必要があるのだ。私は、個性ある社員をPRに使うことは、悪いことではないと思うし、積極的に活用した方がいいかも知れないと思っている。要は、個性あふれる社員がどのくらいいるかがその会社の大きさでもあるのではないだろうか。そして、できたら、そうした個性あふれる社員が生き生きと働ける職場であるといいと思う。
私は、ツインスパークという会社とつきあいはないし、高橋征義さんとも面識がない。しかし、この2冊の本は持っている。2冊とも私のRubyの勉強のための基本図書だ。まつもとゆきひろさんの『オブジェクト指向スクリプト言語Ruby』という本とHal Fulton著の『the Ruby Way』が少し敷居が高いという人は、まずこの本から読むことになる。その前に、入門書として私が最初にお世話になったのは原信一郎さんの『Rubyプログラミング入門』だったが、いまなら、この2冊がまずおすすめだ。
ところで、こう書いたのは、別にRubyの入門書の紹介をしたかったわけではないが、だんだんそうなっていきそうな気もしてきた。livedoorの堀江貴文社長のブログ(社長日記)に行けば、社長自らの本や、社員の本が、堂々と紹介されている。会社がこういう風に企業の中の個人の仕事を取り上げ、自社のPRの中に利用しているところが面白いなと思ったのだ。野口みずきが金メダルを取ったために、名古屋のグローバリーは、一躍有名になり、株価も跳ね上がった。高橋征義さんが業界でどれだけ有名人なのかは、私はよく分からない。しかし、高橋征義さんの読者なら、かなり安心して仕事を発注しそうな気がする。それは、高橋さんの本がそういう力を持っているようなのだ。私が今までに読んだ、プログラミング言語の入門書の中で、いちばんよく分かる本だったから。
柔道の谷亮子の場合は、バックはトヨタだ。トヨタが谷亮子の柔道に対する支援はかなりのものだが、トヨタくらいになると谷亮子の存在というより、日本のスポーツのパトロンであり、谷亮子を助けてあげるのは当然ではないのかという感じになる。野口みずきの場合は、半々くらいか。そうすると、青木征義さんの場合は、どのくらいになるのか。まあ、島津製作所でノーベル賞をとった田中耕一さんではないが、企業の中からじんわりと貢献しているのだろうと思う。
これから企業は、企業の中の個人の個性に頼ることになるだろうし、そういう時代になってくる可能性がある。普通の仕事は、人によって、能力の差が2倍とか3倍になるということはあり得ない。しかし、プログラムやエンジニアリングなどの場合、個人の能力の差は2倍・3倍どころかもっと開く可能性がある。つまり、それだけ知的付加価値の創造の世界は個人の能力を大事にする必要があるのだ。私は、個性ある社員をPRに使うことは、悪いことではないと思うし、積極的に活用した方がいいかも知れないと思っている。要は、個性あふれる社員がどのくらいいるかがその会社の大きさでもあるのではないだろうか。そして、できたら、そうした個性あふれる社員が生き生きと働ける職場であるといいと思う。