浄瑠璃寺境内散策の続きです。
ちょこっとおさらい。
浄瑠璃寺の境内は浄土式庭園で、中央の池を挟んで西側が浄土(彼岸)、東側がこの世(此岸)を表しています。
浄土側には阿弥陀如来九体仏をまつる本堂、この世側には薬師如来をまつる三重塔があります。
昨日は北側にある山門を入り、彼岸の本堂、此岸の塔をご覧いただきました。
今日は南側の通路を歩いて此岸方面に向かいます。
浄瑠璃寺にはあまりアジサイが植えられていません。
関西花の寺のひとつにしては珍しいと思いましたが、同じく花の寺の岩船寺との差別化なのでしょうか。
ちょっと咲いていると嬉しくなって撮りました。
その代わり植えられているのか野生なのかわからない草木が多くみられます。
こちら、赤い実が生っている木はウスノキ(ツツジ科スノキ属)でしょうか。
実に5つの稜があり、角張って見えるのが特徴です。完全に熟したら食べられるとか・・・
全体はこんな感じ。実付きがいいとは言えませんね・・・
こちらは花が終わり、実になりかけのヤブムラサキ(多分)。
宇治川沿いなど結構あるはずなのに、今年は完全に花を見逃しました。ちょっと悔しいです。
ムラサキシキブと違い、毛が多いのが特徴。
そしていよいよ浄瑠璃寺で一番好きな光景、三重塔と青もみじです!
その割には気合がなく、帰って見てみたら写真が2枚しかありませんでした・・・
塔が赤いので、正直紅葉より青いモミジのほうが映えます。
ついアジサイに気を取られてしまって・・・
塔から池に向かう急な石段を下りたところにあるナツハゼ(ツツジ科スノキ属)。
実が色づいてきていました。
あれ、これもスノキ属なんですね。黒く熟したら食べられるそうです。
なんだか、食べる話ばっかり(笑)
水滴がついて綺麗だったのはガマズミの実。
この世側からみたあの世(本堂)
池の中央の島には弁天さんが祀られています。
本堂をバックに青もみじ。
石仏がたくさん・・・
(こちらは彼岸側でみられました)
池にはたくさんのコイとカメがいます。
人が近づくと寄ってくる、寄ってくる・・・
エサをやる人がいるのでしょうね。
昼までに帰らないといけないので、そろそろ引き上げることにしました。
山門の青もみじをみながら・・・
参道のクチナシ。いい香りです。
おかえり~
とぐうたらな態度でネコたちが挨拶。気楽そうでいいな!
昼までに帰るつもりが、11時過ぎには家に着きました。
こんなに近いんだったら、秋にまた行ってみましょう!
【撮影:2021/6/20 木津川市浄瑠璃寺】