なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

宇治川散歩、ムラサキニガナが咲きました

2021-07-06 05:29:39 | 植物

毎日のように雨ばかり・・・
こちらはまだ降ったりやんだりが多いのですが、被害が出ている地域の方には心よりお見舞い申し上げます。

さて、そんな日でもお散歩は欠かさないなつみかん。
この日も小雨が時々降る中、雨中散歩としゃれこみました。

志津川の河口付近にある大きなナナミノキ(モチノキ科モチノキ属)。
前に花が咲いているのを確認してから3週間、緑の実が出来ていました。


ナナミノキの実は、同じモチノキ科でもクロガネモチよりややまばらで、ソヨゴよりは柄が短く実が多い感じ?
まだまだ先ですが、赤く色づくのが楽しみです。
(貴重な「見下ろす」ナナミノキの写真です)


さて、白虹橋を渡って、左岸を下流に向かって歩きます。
期待していたオカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)、残念!
咲いた跡はありましたが、まだ残っている花はこんな感じが2輪だけ。
特徴的な虎の尾の風情がありません。


ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属)もさすがに終盤を過ぎ、よれよれに・・・


でもその代わりに咲き始めていた花が。こちらです。
お分かりでしょうか?


背がすごく高く軽く1mを超え、花は蕾ばかりのように見えます。
あ、タイトルにしていましたね。ムラサキニガナ(キク科ムラサキニガナ属)です。
揺れる、暗い、小さいの三重苦の中四苦八苦して撮った写真がこちら。
多少雰囲気が分かっていただけるでしょうか。


写真では分かりにくいと思いますが、キク科なので花びらのように見えるのが一つ一つの花です。
そこからピュンと伸びているのが蕊で、飛び出してくるんと巻いているのが雌蕊。
じゃあ雄蕊は? どうも雄蕊が合着して筒状になりそこから雌蕊が出ているタイプのようですね~
さすがの松江の先生もそこまで詳しく説明してくださっていませんでしたので自信はありません。


数年前からぽつぽつ見かけましたが、今年はとてもたくさん!
離れたところから写さないと、葉がわかりません。
切れ込みのある比較的大きな葉です。


スルーしそうになりますが、れっきとした在来種ですし大切にしたいですね。


さてその横に大きな葉っぱとにょきっと出てきたタケニグサ(ケシ科タケニグサ属)
こちらも在来種なのですが、切ると黄色い汁がでて、毒性があると聞くとちょっと敬遠したくなります。
通常荒れ地に生えてくることが多いのですが、なぜこんな林縁に出てきたのでしょうね。
そういえば、やんたんの工事現場の跡地などは一面にタケニグサです。


ここからは川側の歩道を歩きます。この日は放流もなく穏やかな流れ。


いつもの雌雄並んだアカメガシワ。まだ咲いていました。


雄木の雄花


雌木の雌花。おや、もう小さい実が出来始めていました。


ムクノキにも緑の実が・・・
この季節は緑の実をあちこちで見ることができます。緑の期間が長いんですよね~


そしてこちらでもネムノキが咲き始めていました!


川沿いの大きな木です。まだまだ蕾が主ですが、今どんどん咲いていることでしょう。


そうそう、梅雨と言えばでんでんむしむし・・・のカタツムリも何匹か見かけましたよ~
クチベニマイマイですね。



ということでウチュウサンポ、今も続けています!

【撮影:2021/6/27  宇治川】

コメント (14)
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