噂のショクダイオオコンニャクの見学を諦め、青もみじを見ながらなつみかんが向かった先は・・・
そう、植物生態園です!
お目当ては、レンゲショウマだったのですが、あいにくまだ蕾で花は見られず。
でも、代わりにこんな素敵なユリ科たちがみられましたよ~
園内のあちこちで目立っていたオレンジ色。そう、オニユリです。
一株に沢山の花が咲いて、とても見ごたえがあります。
オニユリとコオニユリは似ていますが、どの株にも葉腋にむかごが付いていたので、オニユリ認定。
「オニユリ」の由来は、赤い花弁が反り返る姿を赤鬼に例えたそうです。
ちょっと無理がありますよね。
上の写真の上の方、ユリの茎になにかくっついてる?
気になったのでトリミングしてみました。
とても小さいガのような虫。こちら、ベッコウハゴロモの成虫のようです。
幼虫が有名で、お尻から細い糸を沢山だして体を覆うそうです。
その姿を天女の羽衣に例えて、「ベッコウハゴロモ」の名が・・・
黄色いオニユリ、オウゴンオニユリも咲いていました。
オニユリと同じくそばかすの目立つ花です。外側に大きく反り返っています。
そういえばオウゴンオニユリが咲いていた近くにこんな看板が。
木道が破れて危ないので立ち入り禁止でした。
う~ん、そろそろサクラタデも咲く頃なのに、緊急事態宣言休園中に治しておいてもらいたかった!
お次、一番華やかで目立っていたのがヤマユリです。
普通のヤマユリと違い、花弁の中央部分が刷毛ではいたように赤くなっています。
紅筋という品種だそうです。
生態園にはヤマユリが咲く場所が3か所あり、こちらは球根ガーデン側から入ったときにすぐに見られる場所です。
大きな株に沢山の花がありましたが(左)、もう枯れかけている花が多く、こんな感じでした(右)。
2つ目のエリアに咲いていたヤマユリ。同じ品種(紅筋)です。
やはり綺麗な花は少なめ。
咲いているところの様子。
最後はやたらと日当たりが良かった場所にて。
いかにも元気一杯ですね~
逆光の横顔。
全体像。
中国産植物等のエリアには、タキユリが咲いていました!
でも、今回は倒れていた上、周辺の草木がかぶさって写真どころではありませんでした・・・
あとは枯れかけつつある個体のみ。
カノコユリはまだ生態園では蕾のようでしたが、北門入ってすぐのワイルドガーデンには園芸種が満開でしたよ~
紅色に・・
まるでオニユリのようなオレンジ色の花も。
色々な品種が作られているのですね~
でも野生の花を引っこ抜いて持っていくよりなんぼかいいですね。
そうそう、忘れるところでした。
生態園には、ウバユリも沢山咲いていました。
これまでご紹介した花はどれも「ユリ科ユリ属」ですが、こちらは「ユリ科ウバユリ属」になります。
花が満開になるころ、葉が枯れて、葉(歯)がないことから「姥百合」と名付けられた・・・
とどの解説を見ても書いてありますが、私が見る限り、たいてい多少傷んでいても葉が付いています。
それより面白いのは花ですね。
横から覗くと、隙間から雄蕊と雌蕊がくっきり見えます。
(写真がイマイチですが・・・)
この花、実は地元でも自生しています。
また見に行かなくては・・・
【撮影:2021/7/17 京都府立植物園】