今回出会えて一番うれしかった花・・・
それは、フウラン(ラン科フウラン属)です。
数年前に初めて出会い、妖精さんのような姿に感激しました。
今回は時期が少し遅かったので諦めていたのですが、いつもの場所にちゃんと説明板が・・・
まだ咲いてる!
遠目にはまだまだ綺麗です。
ズームで見てみると・・・
少し茶色くなりかけの花も混じっていますが、可愛い姿は健在!
フウランは気根を伸ばして木や岩に着生する「着生ラン」です。
よく間違われるのですが、木に寄生しているのではありません。
くっつく場所が栄養豊かな場所でなくても大丈夫ですし、くっついた木に悪影響を及ぼすことはないそうです。
しいちゃんのお庭のフウランが有名ですね。
(そういえば、前に風で吹っ飛んできた黄色いラン、カヤランも杉の木にくっついている着生ランでした)
以下、沢山撮った写真の中から・・・
前に撮ったのとほぼ同じ構図ですが、ちょっと黄ばんでいますね。
突き出してくるんとなった距がとっても可愛いです。
もうこれだけで大満足なのですが、他にも色々な花たちが・・
今日はその中から、オレンジ色の花をご紹介~
まずは、祇園祭には欠かせない花、ヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)です。
行った日は7月17日。本来だったら祇園祭の山鉾巡行が行われる日ですが、今年もコロナのため中止。
でも今年は一部の山鉾で、山鉾建てが行われたそうで、ほんの少しほっとしました。
そもそも祇園祭は疫病退散のお祭りであり、悪霊除けの花と言われるこのヒオウギは祭りに欠かせないそうです。
元気に咲いて、悪霊(疫病)退散させてちょうだいね~
続いてもう咲いているとは思わなかったフシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)
少しだけですが、遠目にパッと目立ちます。
かなり前に京都の山で自生の花を見ましたが、今でも咲いているのでしょうか。
こちらはオオキツネノカミソリ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
キツネノカミソリより大型で、蕊が花冠より突き出るのが特徴なんだそうです。
こちらや、ナツズイセンは自生の株を山などで見かけることもありますが、今年初見でした。
オレンジ色の最後は、ヤブカンゾウ(ススキノキ科ワスレグサ属)。
昔はユリ科だったのですが、APG分類で、ススキノキ科に分かれました。
京都府立植物園のヤブカンゾウは咲く時期が少し遅い上、美しすぎるので別の品種なのではと疑ってしまいます。
フウランにオレンジの花たち、いかがでしたでしょうか。
明日は紫系を集めてみたいと思います。
(・・・ワンパターンだ・・・)
【撮影:2021/7/17 京都府立植物園】