今日は橿原市昆虫館 放蝶温室の2回目です。
昨日はなんとかマダラをお届けしましたが、今日はそれ以外にみられたチョウです。
まずはこちら。赤い毛糸のぼんぼりにとまる真っ黒なチョウ。
うーん、何でしょう?写真が悪すぎですね。
頑張って反対側をのぞき込んでみました。
翅の形、オレンジ色にみえる斑紋・・・おそらくナガサキアゲハ(アゲハチョウ科)なのでは。
今度はおなじく黒っぽいですが少し違うチョウが来ました
少し翅が傷んでいますが、赤い斑点と白い模様があります。
温室に表示された説明の写真を見ると、「シロオビアゲハ・ベニモン型」に似ています。
良くわかりませんが、それによるとベニモン型のほかに、シロオビ型というのもあるようです。
で、温室にはシロオビ型の方が沢山見られました。
同じチョウには見えませんね。
困ったときのお助けWikipediaで調べてみると、ベニモン型はメスのみ。
これは捕食者から逃れるために、体内にウマノスズクサ科の毒を持つベニモンアゲハに擬態しているそうです。
なぜにメスだけ?
ちなみにシロオビアゲハの食草はミカン科だそうですよ。
ところでベニモン型の後ろにあった木、実は木ではなくてシダなんですって。
葉痕が八の字にみえることから、その名も「マルハチノキ」。
小笠原諸島に分布するそうで、見上げると確かにシダだ~
チョウに戻ります。
枯れ葉のような色と姿のカバタテハ(タテハチョウ科)。
サイズがそれほど大きくないので、なかなか見つけられませんでした。
樺色というより、錆のような感じの色です。
なかなか趣があり気に入りましたが、基本台湾・東南アジアのチョウだそうです。
最後に、いろいろなチョウが群がっていた赤い毛糸について。
遠目には赤い花かと思いましたが、どうみても手作り感のある毛糸のぼんぼり。
平成28年のスタッフブログでその説明を見つけました。
花の少ない時期に、チョウに餌をあげるために工夫されたそうで、甘いスポーツ飲料をしみこませてあるそうです。
すごくチョウにとっては魅力があるらしく、3つくらいあったぼんぼりのどれにも沢山のチョウが群がっていました。
下の写真には、ナガサキアゲハ、シロモンアゲハ2匹、ツマムラサキマダラがとまっています。
なかなか面白い見学ができました。
関西には大きな昆虫館が3か所あるので、別のところにも行ってみたいと思いました。
これで橿原市昆虫館特集はおしまい。
最後の最後に、温室のブーゲンビリアをどうぞ!
【撮影:2020/2/16 橿原市昆虫館】
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おはようございます。
シロオビアゲハは飼育してことがあります。
沖縄から卵を送ってもらって、家のミカンで育てました。その頃はもう標本づくりはやめていましたので、写真だけ撮りました。
でもベニモン型があることは知りませんでした。
勉強になりました。
その当時からもいたのでしょうね?!
木曽ではギフチョウの蛹とオオムラサキの幼虫、ウスバシロチョウの卵が雪の下で眠っています。
久しぶりに蝶たちに会いに行きたくなりました。
伊丹公園と書いていましたが、箕面公園の打ち間違いでした。(ペコリ)
大型の蝶は見応えがありますね。
シロオビアゲハがベニモンに擬態するというのは面白いですね。
丸八の木で思い出しました。
大型のシダ、ヘゴというのかな?
三陽ミュージアムにこのように顔みたいな模様がある(葉柄が落ちた跡?)ヒカゲヘゴというシダがあります。
赤い毛糸のぼんぼりに甘いスポーツ飲料をしみこませて蝶に吸わせるって、面白いですね。
蝶は花だと思っているのでしょうか。
群がっている様が凄い!
昆虫の名前は調べるのは大変ですね。
冬は温室に限ると思い、部屋に入ると、暑さと我を忘れ衣類を脱ぐのも忘れて撮っている、
案の定気分が悪くなりなり、早々に退散するのが常でした。
先日多摩動物公園に行った時も、昆虫館は以前にも行っているので、殆ど蝶は撮らずに退散しましたが、
オオゴマダラの金色の蛹は、撮りました。
見せるレベルに撮れていませんが、いつかはどさくさに紛れてアップしたいと思っています。
なつみかんさんの行動力には到底及びませんが、身近な所でなにかしらを撮って紛らわせています。
赤い毛糸のボンボリは面白いですね。
なんと、南西諸島に生息するシロオビアゲハを育てておられたんですか!
ミカン科が食草であれば、普通のアゲハの幼虫と同じ餌でいけるのかもしれませんが、気温が違いますよね~
fukurouさんでもご存じなかったということはベニモン型は珍しいのですね。
私もいい勉強させていただきました。
ギフチョウにオオムラサキ、自然の中で見られたら感動的でしょうね!
箕面の昆虫館なんですね。了解です!
昆虫の擬態というのは面白いですね。
人間みたいに服装やメイクで変装できるわけではないのに、どうしてこんな不思議なことが起こるんでしょうね。
スズメバチそっくりな虫も色々あったような気がします。
たまたま似たのが出てきて、それが生き残ったからなのでしょうか・・・
シダの仲間、実はこのシダには名札がありませんでした。
宇治市植物公園にあるマルハチに似ていたのでてっきりそれだと思ったのですが・・・
不確実ですみません。
明日からはまた京都府立植物園特集になります。
引き続き、よろしくお願いします^^/
いつも植物だけではなく虫や鳥も紹介してくださって、楽しみにしています。
やはり、蝶の温室もよく行かれていたんですね。
今回は冬だったので、暑いということもなく、暖かくて快適でした。
赤いぼんぼりは沢山チョウが集まってくるので、来園者にも観察しやすく大人気でした。
いい工夫ですよね。
多摩動物公園にも昆虫館があるのですね。
金色の蛹、こんどぜひ投稿してくださいませ^^/
朝ねスマホで見せてもらったときはお花に見えましたよ。
ちゃんと書いてあるから毛糸なんやとは思いましたが・・。
うまく考えられてますね。
蝶々は、じゃない鳥もだ良く解らないけど、
毛糸のぼんぼりは解る~(笑)
赤いぼんぼり、私も最初遠くに実物を見たときは、てっきり本当の花に見えました。
しいちゃんの直感は正しいです!
毛糸だったら手でも簡単にぼんぼりが作れるし、よく液体が染み込むし、蝶も止まりやすいみたいです。
考えた人、偉いですね〜^o^