なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

木々の緑 Select 7~残りの4つ~

2018-06-10 07:59:36 | 植物
昨日は有名どころを3種類お届けしましたが、今日は残り4種類、どーんと出していきましょう♪
・・・というほどの写真ではないのですが。

クスノキ(クスノキ科)

こちらは有名な京都府立植物園のクスノキ並木です。
両側にクスノキの巨木というよりスマートな高木が並び、すごく雰囲気がいい並木道です。
なぜか私が撮ると昔の絵葉書のような写真になって今千なのですが、実際にはずっと素敵です。



こちらでも何度か紹介しましたが、クリスマスシーズンのライトアップは有名です。




シダレエンジュ(マメ科)

複雑怪奇な枝ぶりをご紹介したシダレエンジュ(→こちら)、外から見るとこんもり優しげな姿になっていました(上の写真)。
今回は垂れ下がる葉ではなく、あえて天辺の元気な葉の写真をどうぞ(下の写真)





7~8月にクリーム色の花を咲かせるようなので、今度は忘れずに見に行きたいと思います。
下の写真は、昨日行った大阪市大理学部附属植物園で見たシダレエンジュの蕾。
この分だったら、花も豪快に枝垂れそうですね。楽しみです。




ノグルミ(クルミ科)

クルミと言っても、あのリスの食べるようなクルミの実ができるわけではありません。
むしろ針葉樹の実のような小さい実が沢山生り、冬も残っている姿が印象的です。
そんなノグルミですが、今の時期はクルミに特徴的な奇数羽状複葉が美しく、巨木に癒されました。





ちなみに、ノグルミは雌雄同株。
昨年6月下旬の写真ですが、中央の実のように見えるのが雌花、周りを囲んでいるのが雄花です(左)。
8月になるとすっかり緑のイガイガの実になっていました(右)。

  

今年1月でもまだ残っていました。




ラストはモクゲンジ(ムクロジ科)
こちらには二度ビックリ!
生態園で見つけたのですが、あれほど通ってモクゲンジに気付いたのは初めて。
散策路から少しはなれたところに生えている上、想像を超えた巨木。
しかも花が咲いてる~@@





モクゲンジといえば、宇治市植物公園のモクゲンジの一年を通じた変化を投稿したことがあります。
そこそこの大きさの木だと思っていたのですが、こんなスゴイ大きさになるとはつゆ知らず。
まだまだ未熟者です^^;

下の写真は、去年7月初めに宇治市植物公園で撮った花の写真です。

 

こちらは、小さい木なので近くで見られるのがいいですね。

昨日行った大阪市大理学部附属植物園で、またもや山ほど木の写真を仕入れてきました。
整理ができたらまたぼちぼち出していきますね。
画面で目の森林浴していただければ幸いです。




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木々の緑 Select 7~最初の3つ~

2018-06-09 07:21:11 | 植物
梅雨入り前の京都府立植物園、色濃くなった木々の緑が目に眩しい・・・
そんな中から、7種類を厳選して、2回に分けてお届けしましょう^^

イロハモミジ(ムクロジ科)

言わずと知れた、日本の秋を代表するモミジです。
わが宇治市の市の木でもあり、紅葉の美しさとともに、緑の爽やかさでも群を抜いています。
2017年までに撮った木の写真リストで、撮影数第4位でした。




エノキ(アサ科)

前はニレ科だったのに、新しい分類法でアサ科に変わったようです。
マイリストでは第3位。
昔からエノキは一里塚に使われており、今でもこんな所に?と思うような道の脇などに巨木が残っていることがあります。
滑らかで少ししわが寄ったような樹皮や、苔むした幹をみると、「頼れる古老」の風情。
今の時期は、緑の実がたくさん見られます。






カツラ(カツラ科)

水辺を好み、沢沿いなどに巨木群が見られることがあります。
カツラの葉はハート型で可愛いので、アップで撮るのが結構オススメです。



生態園の木の中でも、かなりの巨木で目立ちます。



地元では、西国三十三観音霊場第12番札所の岩間寺の本堂奥より山道を下ると、樹齢500年のカツラの巨木と、それに続く桂の谷が臨めます。
(滋賀県だとばかり思っていたら、カツラの巨木は県境に位置し、宇治市名木100選だそうです)
一昨年の7月中旬に撮った写真がありましたので、大きさの雰囲気だけでも・・・今百くらいの写真ですが^^;




木の懐に抱かれると、心から安らぎます。
ただ、見上げていると首が痛い!




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今年もあのクレマチスが咲きました~大量オマケ付き

2018-06-08 05:50:54 | 植物
みなさん、ご自宅で美しいクレマチスを育てておられて、今更・・・の感ありすぎですが。
京都府立植物園で、今年も超有名英国王室元カップルの名を冠したクレマチスが咲きました。

クレマチス・プリンセスダイアナ






微妙に離れた場所に、クレマチス・プリンスチャールズ






はい、これでおしまい。
え~!という声が聞こえたので、この際少し前の写真になりますが、普段あまり出さない写真を一挙放出します。

先月行ったとき、宇治市植物公園でハーブ展をやっていました。
ちょうど他の方々の投稿でも展示会の光景が結構多かったので真似して少しだけ写真を撮りました。

 

花が咲いている植物が少なく、ゼラニウム(フウロソウ科)が中心です。
ゼラニウムがハーブだなんて、全然知りませんでした。

シナモンゼラニウム
「葉に芳香があるニオイゼラニウムの仲間。葉にスパイシーな香りがある。花は小さい」(会場解説文より)
確かにシナモン!




スイートミモザゼラニウム
「ニオイゼラニウムの仲間。葉にフルーティな甘い香りがする。生長が早い。」
ピンクが可愛く、香りも甘~い♪




ヘーゼルナッツゼラニウム
「葉に芳香があるニオイゼラニウムの仲間。ヘーゼルナッツの香りがある。」
へ~




(トルー)ローズゼラニウム
「葉にバラの香りあり、ポプリや蜂蜜の香りつけなどにも使える。草姿が似ているが蚊取り草とは異なるので注意。蚊取り草は食品の香り付けには禁止。」
蚊取り草が気になる・・・




他にもラベンダーの仲間や、チャイブなど、ハーブを使ったせっけんやポプリなどがありましたが、今回はゼラニウムに絞って。
ニオイゼラニウムの香りの多様さには驚きました。
花も綺麗ですし、ぜひ育ててみたいと思った次第。
(植えっぱなし10年間の人なので、ムリかもしれませんが・・・)


他にも外のハーブ園で撮った写真がいくつかありました。

ラムズイヤー(シソ科イヌゴマ属)
本当にラムの耳のようにふわっふわだったので。
触ったことないけど・・・




ジャーマンカモミール(キク科シカギク属)
和名はカミツレ。カモミールティーはリラックス作用があるそうで、一時期毎日飲んでいました。
家で昔育てたときには世話をしなくても沢山の花が咲きました。
大喜びで収穫し、早速フレッシュハーブティーに・・・とお湯を注ぐと、大量の小さい虫が出てきました。




こんどこそ最後の最後。
前にも紹介した、花と水のタペストリー。
バナナを食べるゴリラ君(91作目)、すっかりもこもこになっていました(左)。
それもそのはず、この3日後から別の絵柄に変わる準備が進められていました(右)。



                           


この記事を書くにあたって、宇治市植物公園のホームページをみたところ、今展示されている92作目の絵柄が最後なんだそうです。
すごくショック!
年間2000万円の経費がかかっているそうで、「財政健全化」のための中止とのこと。
私の税金使っていいから続けて欲しいです!(全然足らないけど)
でも植物園自体なくなってしまうよりいいか・・・T.T



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初夏の緑の実たち

2018-06-07 05:46:54 | 植物
6月になったとたん、うんざりするほどの暑さ。
でも、梅雨に入る前の晴天のチャンスを逃すわけにはいかず、週末にちょこっと京都府立植物園に行ってきました。

今の時期、植物園では花の後の緑の実が目立ちます。
今年もそんな緑の実特集、いってみましょう!

最初はアブラチャン(クスノキ科クロモジ属)



その名の通り、種子に油分を沢山含むそうです。
熟しても赤にも黄色にも黒にもならないそうで・・・^^;

花はクロモジ科に特有のチアリーダーポンポン型。
別の場所ですが、今年3月下旬に見た花です。




お次は、ハクサンボク(レンプクソウ科ガマズミ属)



ガマズミに似た白い花を4月に咲かせますが、葉が少し厚手でツヤツヤしているので雰囲気が少し違います。
そういえば、常緑樹でした。



それでもガマズミ属ということで、赤く熟した実は甘く食べられるそうです。


こちら、何度見ても面白い、ハナイカダ(ハナイカダ科)
雌雄異株で、雄株・雌株ともに葉の中央に緑の花を咲かせます。
実がなっているのは当然雌株。



雌花はこちら。う~ん、地味~


(4月中旬に當麻寺で撮った写真)


このツノが生えたような緑の実、分かりますか?
ヒュウガミズキ(マンサク科トサミズキ属)です。



淡いレモン色の花が美しかったのを記憶しています。


(3月末に撮った写真です)


だんだん手抜き・・・
次は針葉樹の実で。ハリモミ(マツ科トウヒ属)です。



淡い緑の実も綺麗だけど、新芽も美しかったです。




緑の実、次は・・・
すみません、名前忘れてしまいました。
どなたか、教えてくださいませm_ _m

→ ミツバウツギとわかりました。shiro169さん、ありがとうございました!!






本日ラストはこれ!



あれ、緑と違うやん。
そう、この時期赤く染まるこの実は、「オニシバリ」(ジンチョウゲ科)
別名ナツボウズの通り、夏には葉が落ちて「坊主」になってしまいます。

なので、今の時期がこの木にとって秋。しっかり色づいていますね^^








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河原の植物たち~初めまして!

2018-06-06 05:48:16 | 植物
同じ花が同じ季節に咲く堤防ですが、ちょっといつもと違う植物が咲くことがあります。
今日は5月下旬に見かけた、そんな「初めまして」をご紹介~


ノビル(ヒガンバナ科)



最初かたまって咲いているのを見かけたとき、園芸種が逃げ出したのかと思いました。
帰宅後調べて、ノビルの花と判明!

普段よくみかけるのはこんな感じ(左の写真)。粒々のムカゴがかたまって丸くなっています。
このムカゴが地面に落ちて発芽するので、特に花は必要ないと思っていました。(それとも、これはうちの近所だけでしょうか)
それが今回群れを成して開花していました。

 

ノビルは日本全国に普通に生えている「雑草」で、鱗茎が食用になります。
食べたことがありますが、ラッキョウより小さいくらいのサイズで、香りと辛みが強いです。
掘るのが大変なので、私自身はそこまでして食べようとはあまり思いませんが、好みが分かれるところです。


お次は、ナヨクサフジ(マメ科)



一箇所だけですが群生を初めてみました。
こちらはちょっとヤバイです。
クサフジと競合して駆逐する、アレロパシー効果で、他の植物を寄せ付けないなどの性質があるようです。
(Wikipediaより)

去年も咲いていたのかもしれませんが気付きませんでした。
今年は遠目にも紫に一面染まっていたのですぐに分かりました。



                          

ちょっと注意して見ていかないといけませんね。


最後はヤブムラサキ(シソ科)です。
木本なので、今年初めて生えたわけではありませんが、気付いたのは今年初。
宇治川上流域の林縁に生えていました。





以前、くろんど園地などでみかけて投稿した覚えがありますが、ムラサキシキブと違い、毛深いのが特徴。

ご参考まで、実ができかけのころ(左、京都府立植物園7月)、紫色の実(右:くろんど園地、12月)。
 

実は先日すでにご紹介したネナシカズラも初めましてでした。
今度、ぜひ花をみつけて撮ってきたいと思います。

宇治川シリーズ、楽しんでいただけたでしょうか?
今回はこれで一段落。
みてくださって、ありがとうございました!





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