昨日は新緑をご覧いただきましたが、よく見ると小さい花が付いた木も沢山。
今日はそんな木の花をクイズ仕立てにしてみました。
私がチャレンジしても1,2問しか正解しない無茶クイズをお楽しみください。
第一問
こちら、温帯北部型落葉樹林で咲いていたイタヤカエデ(ムクロジ科カエデ属)です。
せめて葉でもなければ分からないでしょうね~
第2問
答えは・・・わからん(笑)
クヌギかな~と思いますが、確信が持てません。
ブナ科コナラ属の落葉樹であることは間違いありませんが。
第3問
写真はへたくそですが、こちらは分かる人がいるかも。
ヒントはこちらの写真。真ん中の高木です。
答えはケヤキ(ニレ科ケヤキ属)です~
大体樹高が高いので、間近に花を見ることは少ないです。
第4問
まるで遠目にパイナップルのように見えるこの姿。
ユズリハ(ユズリハ科ユズリハ属)です。
古い葉が新しい葉に「譲る」ことから、ユズリハと呼ばれるそうです。
雌雄異株で、こちらは雄株でしょうか。
第5問
蕾はこちら。
蕾の方が分かりやすいかもしれませんね。
こちらはバンザイ冬芽のカナクギノキ(クスノキ科クロモジ属)です。
なかなか花が咲いたタイミングでは見られませんが、やはり花はポンポンですね。
第6問
こちらも難しいですね。コクサギ(ミカン科コクサギ属)です。
樹名板様様です。
第7問
こちらご存知の人も多いかも。
遠くから見ると・・・
はーい、答えはニワトコ(ガマズミ科ニワトコ属)です。
結構今の時期、その辺の山すそなどでも見かけます。
でも道に近すぎて、宇治川沿いでは伐採されてしまいました。
第8問
ぶら下がり系の花だけでは分かりにくいですが・・
ヒントは樹皮。こちらはウリカエデ(ムクロジ科カエデ属)。
ウリのように樹皮が緑色です~
第9問
知ってそうで知らない花です。赤く熟す実はよく見たことがあるんですけどね~
こちらはモチノキ(モチノキ科モチノキ属)です。
雌雄異株で、こちらは受粉した雌花が実になりかけているところでしょうか。
第10問
特徴ありますよね。まだ蕾みたいです。
こちらはトネリコ・・・という樹名板がありましたが、本当でしょうか。
<番外編>
こちらは昨日投稿したアカシデの花のようです。
ウリカエデの写真に紛れていたので危うく間違えるところでした~
それはおしまいです。
明日はその他にみた花木たちです。
クイズにするかどうか考え中~
【撮影:2023/4/1 大阪公立大附属植物園】
大阪公立大付属植物園といえばやはり・・・
メタセコイア~
上の方の枝がもやったように見えるのは、葉が出てきているから。
ということで、今日は植物園で見た、新緑始です~
もうちょっと葉が展開していたら名前当てっこにしてもよかったのですが、ちょっと難しいかも。
一応、写真・名前の順で載せていきますね!
これは簡単でしょう。
開いた葉が踊ってるみたいです。
カツラでした~
沢沿いを好む木なので、谷あいなどで大きな木を見かけることがあります。
これは何でしょうか。
答えは・・・分かりません(泣)
でも並び方が可愛かったので。
お次はと言うと・・・
これも分かりません(ゴメンナサイ)
よく似た葉が多くて、樹名板がないとお手上げです。
今回は普段行かない奥の方の道ばかり歩いていましたが、どんどん進むと植物園の端っこに来てしまいました。
外は普通の住宅地。
植物園が町中にあるというのがよく分かります
で、ここの横には落葉広葉樹林が沢山育っています。
これな~んだ!
答えはイヌブナです。
お次は簡単!ちょっと下の方で枝分かれしていますが・・・
下から見ると
別の場所ですが、大きく樹冠が広がって見事ですね。
答えはケヤキです。逆さぼうきの異名の通りの姿ですね。
こちらも分かりにくいですよね~
こちらも樹名板があったから分かりました。ミズナラです。
お次は結構堅そうな幹ですね。
背が高く、珍しく縦型の写真です。
葉っぱはこんな感じで爽やかですね~
こちらはアカシデです。
木のなつみかんが聞いてあきれる、樹名板がなければぜーんぜん分かりません。
続いてドドーンと太い幹のこの木は・・・
樹皮と新葉です。
こちらアベマキ(ブナ科コナラ属)です。
コルク層が発達して樹皮に深い割れ目が入るのが特徴だそうで、別名コルククヌギ。
遠くに大きな木が見えてきました。
ちょうど葉が出てきたところでした。さて何でしょうか。
左下の実のあとがあったら分かりますよね!
こちらはユリノキです。
ということで、新緑のご紹介はこれくらいに・・・
お気づきかと思いますが、今日は花の咲いた木は全然載せていません。
でもこの季節、たとえ地味でも咲いている花は沢山あるはず。
明日はそんな花をご覧いただきますね!
【撮影:2023/4/1 大阪公立大付属植物園】
今回大阪公立大付属植物園に出かけた目的の一つがカタクリの花を見ること。
少し時期が遅いかと思ったのですが、とりあえず山野草花壇へ。
狭いですが斜面を利用して、色々な山野草が育てられており、結構楽しめる場所です。
中でも、カタクリは年々数を増やし、満開の時にみたら結構壮観です。
去年は3月下旬に行き、それに近い光景をみましたが、あいにくの曇り空で花が閉じていました。
今年は・・・咲いてる!
ただし、一輪だけ(笑)
何カ所かあるカタクリの群生地ですが、ほぼすべて葉っぱだけになっていました。
まあ、一輪残っていただけ感謝です。
近くにヒメイカリソウが咲いていました。
今の時期の山野草園はザッツ・オール・・・
仕方がないので、今回は上級者向けの散策コースに行ったのは昨日書いた通りです。
途中、沢山見かけた大きいシダ。
くるくるが可愛いんですよね。
コバノミツバツツジが咲く小径、目を下にやると、小さい花が・・・スミレです。
葉の裏が紫色です。シハイスミレ(紫背菫)でしょうか。
スミレはあちこちに結構咲いていましたが、ぜーんぜん名前が分かりません。
これから不明スミレに番号を付けますので、分かる方はどうぞ教えてくださいませ。
<不明スミレ1>
こちらのスミレ、花に比べて葉が大きいです。葉の裏は緑色。
こちらも、上のスミレと同じ種類のようです。名前が分かりません。
<不明スミレ2>
ピンク色のスミレを見つけました。やはり種類は分かりません。
これは分かるぞ~・・・タチツボスミレですね。
<不明スミレ3>
綺麗なスミレ。これは何?タチツボスミレの色違い?
<不明スミレ4>
こちらは結構沢山咲いていました。花の感じが丸っこい感じ。
不明スミレ3の色違いのようにも見えますが、タチツボスミレとは明らかに感じが違います。
<不明スミレ5>
花は紫色で葉が丸っこいです。
スミレ図鑑が欲しいのですが、なかなか手に入りません。
絞り込むにはどこを見ればいいのかもよく分かっていません。
今後の課題です。
スミレで疲れたので、後はその他の花を・・・
こちら、イチヤクソウの蕾です。自生しているそうです。
ずーっと前に行った時は、花の後でした。
いいタイミングは難しいです。
シャガがもう咲きはじめていました。
そして、カメラの電池が切れてから見つけたこちら。
無理やり何とか一枚だけ撮ったアケビの花です。
雄花(左側)と雌花(右側)が写っています。
ということで、今回の大阪公立大付属植物園で見た草本はこれで全て。
明日から数回、木の写真をお届けしますね!
【撮影:2023/4/1 大阪公立大付属植物園】
何度も書きますが、大阪公立大附属植物園は木の植物園。
色とりどりの草花は少なくどちらかというと地味がデフォルト。
そんな植物園が華やかに色をまとう時期が春です。
特に、今回目を見張った光景がこちら。
少し濃いめのピンク色の花は、コバノミツバツツジ。
3~5月に咲く落葉性のツツジの仲間です。
普段は「おすすめコース」を中心に歩くのですが、今回は上級者向け(?)のコースへ。
こちらは、まるで普通にハイキングをしているような園路が山の中に続いています。
落葉広葉樹や針葉樹のエリア、世界の生息地によって分けられたエリアなど興味が尽きません。
ところが今の時期、こんな園路を歩くと・・・
こちらは照葉樹林の中を歩く園路ですが、突き当りにはピンクのコバノミツバツツジ。
とてもいいお天気だったので、ピンク色が明るいです。
少し進むと、白い花をびっしりと付けた背の高い木が現れました。
前にはやはりコバノミツバツツジ。
ところでこの白い花は何?ズームで見ると・・・
なんやろ?ひょっとしてザイフリボク?調べてみたら5~10mになるそうなので、当たりかも。
コバノミツバツツジとのコラボが気持ち良すぎで、何枚も撮りました。
ツバキ山の方向に曲がります。その途中にもあっちにもこっちにもツツジ。
ツバキが咲いていました。
見上げると、やはりコバノミツバツツジが沢山!
今の時期はどこに行ってもコバノミツバツツジばかりです。
でももう少ししたら、こちらのツツジも満開になるはず。
宇治川では、GWあたりに沢山咲きます。さて、何でしょうか。触るとネバネバ。
少したつとこんな風に分かれて蕾がはっきりと分かります。
もうお分かりですね。
はい、モチツツジでした!
ほんの少しだけ咲いていました。
最後に、少しだけ見たツバキをどうぞ。緋縮緬です。
光明です。
そして最後は五色散椿。白系とピンク系です。
ということで今日はおしまい。
ツバキはこれ以外にも沢山咲いていましたが、まさかの電池切れ(予備電池ナシ)で撮れず。
今年はザッツ・オールと相成りました(泣)
明日は見たかったスプリングエフェメラルです。
さて、見られたのでしょうか?
【撮影:2023/4/1 大阪公立大附属植物園】
ある晴れた春の休日、大阪公立大附属植物園に行ってきました。
ここは木の植物園なので、基本は木を学ぶところです。
しかし、春の一時期、入り口横の広場と、山野草花壇では見ごたえのある草本の花が咲きます。
それを期待して出かけたわけですが、さてさてその首尾は・・・
雲一つない青空です。う~ん、期待よりは少ないかな。
でもあちこちに点在。結構咲いていますね。
そう、ここのお目当てのひとつがカンサイタンポポ。
もうかなり前になりますが、この広場が黄色い絨毯になっている光景を見て感動しました。
普通のタンポポでもすごいのに、在来のタンポポの一種であるカンサイタンポポです。
まあ、ようこんなに沢山咲くものです。
まっ黄色とはいきませんでしたが、十分沢山見られて満足。
一番沢山咲いているのがこの広場ですが、他の場所で見るタンポポもほぼカンサイタンポポでした。
というより、セイヨウタンポポを全く見なかった!?
もう一つのこの時期のお楽しみといえばこちら。
そう、サギゴケ(白花サギゴケ)です。
紫色のサギゴケ(ムラサキサギゴケ)は普通に見られますが白花はここでしか見たことがありません。
今年はちょっと少なかったですが、なぜか希少種が集められたエリアに侵入
自分も希少種の仲間入りしたいのかな。
すぐ横には紫色の普通のムラサキサギゴケ。混ざらないのが不思議です。
もう一つ、楽しみにしていたのがこちらです。
同じく、白花のカラスノエンドウです。
前はハーブガーデンの隅っこだけだったのですが・・・
今回は、さらにほかの場所にも進出。一帯、白花ばかりでした。
不思議なことに、タンポポが沢山咲いていた広場には普通に赤いカラスノエンドウが。
赤も白も可愛い花ですよね。今の時期、茎にびっしりとアブラムシが付いていることも多いです。
あ、この写真の花は大丈夫です。
今年はこれらの野草のほか、園芸種の花壇がありました。
ネモフィラ、いいですね~
リナリアの花壇。私にはヒメキンギョソウの名前の方が馴染みがありますが。
そして満開の芝桜が・・・
最近、植物園というより、植物のあるテーマパークが増えているように感じています。
そんな中、この手作り感のある花壇にほっこりしました。
しばらく、大阪公立大附属植物園特集を続けますので、お付き合いくださいね~
【撮影:2023/4/1 大阪公立大附属植物園】