なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

花をみつつ新童子橋へ~晩秋福知山紀行(2)

2024-11-25 05:35:47 | 自然

鬼嶽稲荷神社を離れ、花を求めて別の林道(大江山線)に向かいました。
くねくね続く道を進むと、大江山連峰の鍋塚山と鳩ヶ峰の中間くらいの場所に駐車場所があります。
ここに来るのは2回目で、前回は色々な秋の花を見ることができました。
今回はと言うと・・・



咲いていました~
そう、林道にリンドウ。失礼しました・・・

   

閉じている花も多かったですが、日差しが強くなり徐々に開いてきたようです。
やった!目的の花が1つ見られました。
ここでもう一つ見たかった花はセンブリ。残念ながら影も形もありませんでした。
時期が悪かったのか、なくなってしまったのか分かりません。
他に咲いていたのは・・・



白い野菊。舌状花が少ないので、シラヤマギクでしょうか。



鳩ヶ峰方面



鍋塚山方面
こんな感じで大江山をハイキング、あるいは縦走できるようです。
いつかは行ってみたいですが、今回はスニーカーなのですごすご車で戻りました。

林道を下ってしばらく行くと、何かが光っていました。


ススキです!



光って綺麗なので何枚も撮ってしまいました。



さらに進むと、左手に池が現れました。



水鳥さんいないかな~いました!



最初何カモか分かりませんでしたが、どうもコガモのエクリプスのようです。



大江山グリーンロッジ手前の渓流のカエデが赤く色づいていました。時々早熟な木があるようです。
さらに進むと、二瀬川渓流の散策路の駐車場がありました。
そこに車を停めて、徒歩で進みます。車道を。
なぜ車道かと言うと・・・



林内に比べて日当たりのよい道路沿いの林縁の方が花が多いから。
ほらね、車道脇の法面にヤクシソウが咲いていました。それも沢山!

   

他にも、白い野菊。



こちらは舌状花が沢山あるのでシロヨメナでしょうか。ノギクの仲間の区別は難しいです。
しばらく歩くと、紫色の花が沢山咲いていました。



最初、アキチョウジかと思ったのですが、アキチョウジより花がふっくらしています。
しかも花付きのいいこと!



ひょっとして、これは同じヤマハッカ属で日本海側に咲くサンインヒキオコシなのでは。
葉の形なども一致しているようなので、サンインヒキオコシということで。
きゃ~、京都府立植物園では何度も見ていますが、野生の花は初めてです。
そして、その隣には・・・



なんとアケボノソウも咲いていました!
これでセンブリも咲いていたら完璧だったのですが、贅沢言ってはいけませんね。
ということで気分もルンルン。そして、さらにその気分がアップすることが。



なんとすごい吊り橋登場~
こちらは新童子橋という吊り橋です。

  

早速吊り橋を渡りに行きます!
先ほどヤクシソウの写真を撮った場所の横に階段があり、そこを登っていきます。
しばらく歩くと、つり橋の端っこに到達しました。



吊り橋はまあまあ揺れましたが、怖いというほどではありませんでした。
下を見下ろした景色の方がちょっとコワいかも。



山が少しずつ色づいていました(左)。
カラスザンショウの実です(右)。完全に熟すと、鳥さんたちのいい食糧になります。

  

いかがでしょうか。
車での移動ですが、要所要所に駐車スペースがあり、そこから歩くことで色々な発見がありました。
何より、リンドウやサンインヒキオコシが見られたのが嬉しいです。

ということで、先に進みます。

【撮影:2024/11上旬 福知山市】



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大江山鬼嶽稲荷神社にて~晩秋福知山紀行(1)

2024-11-24 05:18:09 | 自然

もう2週間ほど前になりますが、久しぶりに車で福知山方面に出かけました。
高速の途中、前が見にくいくらいの霧。
日の出時間も遅くなっているので、あわよくば大江山で雲海が見られたら・・と思ったのですが。



あちゃ~
途中の京都縦貫道路では前が見えないくらいの霧だったのに、まさに雲散霧消。

でも、山々が綺麗に見えたので満足です。

先走りましたが、ここは大江山八合目にある鬼嶽稲荷神社(福知山市)の展望所から見た光景です。
大江山は、
「京都府丹後半島の付け根に位置し与謝野町、福知山市、宮津市にまたがる連山である。
標高832メートル。別称、大枝山・与謝大山・千丈ヶ嶽。 酒呑童子伝説で知られる。
また、雲海の名所としても知られている。」(Wikipediaより)
で、新・花の百名山にも選ばれ、年間を通じて多くの登山客が訪れています。
私は?もちろん車で行きましたよ~
大江山には何か所か山の中腹まで登れる道路があり、今回はそこを利用させていただきました。

さて、雲海が見えるはずの展望所の光景の続きです。



紅葉を始めたこの木は何でしょうね。分からないのが悔し~



少し方向を変えて見ると、ほんの少しだけ雲海が残っていました。



中央に見えているのが岩戸山、左側のなだらかな山が空山だそうです。→ 



あ、この木は分かります。紅葉も終盤のトチノキですね。
でも根元の方にはまだ青い葉も残っています。今年の紅葉はこんなのが多いです。

ここから千丈ケ岳に登る登山道がありますが、足元はスニーカーなので行きません。
でもこんな植物を発見。



トチバニンジンの実のあとですね!
そして、横にあった巨木。



大きすぎて望遠でみても葉が見えない~
でもちゃんと名札がありました!



イタヤカエデです。樹名板がミニサイズに見えるほど太い幹。



確かに葉はイタヤカエデ!全く紅葉は始まっていませんでした。
そして、こちらです。



朱塗りの鳥居・・・



そうです。ここが大江山鬼嶽稲荷神社です。



ご由緒を調べましたが、公式HPには全然記載がなく。
個人のブログで書かれていることを総合すると、以前は山頂近くにあった神社を現在の地に移し、
その時に伏見稲荷大社より宇迦之御魂神を勧請した・・・のようです。

    

先にお参りせんとあかんやろ。あ~、おキツネ様に叱られてしまいました。
山の上で商売繁盛もちょっと変な気もしましたが、しっかりお参りしましたよ。



登山しないで雄大な光景を見ることができて満足、満足。
次は、花を求めて別のルートに行ってみることにしました。

【撮影:2024/11/10  福知山市】

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京都ちょこっと散歩~法然院の秋の青紅葉

2024-11-23 05:31:03 | 京都散歩

哲学の道を歩き、法然橋を渡って最後の目的地の法然院に向かいました。
脳内イメージでは、法然橋を渡ったすぐ先にあると思ったのですが、結構坂を上っていった先にありました。
結構これまでの散策で疲れていたので、ようやくたどり着いて山門を見たときには一段と感動!



石段を登って中に入ると、左右に綺麗に整えられた盛り砂がありました。



こちらは白砂壇といい、水を表す砂壇の間を通ることで、心身を浄めて浄域に入ることになります。



紅葉の葉と流れの絵が砂で描かれていました。
境内を進むと、池の向こうに本堂が見えてきます。



疲れていたのでしょうか、本堂やその他のお堂の写真を撮り忘れました。
お参りはしましたが・・・



菊の花が印象的な手水鉢・・・でしょうか。



境内で見たセンリョウの実。



マメガキの実でしょうか。なんとなく気になって望遠で覗いたら生っていました。



何より好きだったのがやっぱり山門!









え、しつこいですか?(笑)
法然院の由来や、現在の活動については、ホームページに詳しく書かれています。
特に興味を持ったのが、貫主さんが文化や森の自然に関する活動を色々されていること。
こちらももう一度ゆっくり訪ねてみたい場所になりました。

ということで、今回の京都ちょこっと散歩いかがでしたでしょうか。
これだけ回って大体3時間。
この後、バスで東山三条(地下鉄東山)まで戻りました。



こちらは東山区の古川町商店街の生麩屋さん愛麩(まなふ)でいただいた生麩ソフトクリーム。
もちもちした生麩がアクセントになって美味しかった~

【撮影:2024/11/10  法然院】

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京都ちょこっと散歩~哲学の道をぼーっと歩く

2024-11-22 05:24:58 | 京都散歩

永観堂を出たあと、哲学の道に向かいます。
哲学の道は銀閣寺と若王子神社を結ぶ約2kmの散歩道です。
(余談ですが、てつがく、と打って変換したら、てつ萼と出ました)
今回は若王子側からスタートしました。



スタート地点はこんな感じ。疏水のすぐ脇の小道と、中央の少し広い道、左の歩道。
どこを歩いたらいいのか迷いましたが・・・



やっぱり水路脇の道が素敵!ということで、以後なるべくこちらを歩くことにしました。



哲学の道は、今から約1世紀前に京都大学教授で哲学者の西田幾多郎が毎日歩いた道。
散歩しながら思索にふけったことから、「哲学の道」と名付けられたそうです。



ネコも思索にふけりながら歩いていきます・・・なわけないか。



青紅葉や



オレンジに色づいたモミジが綺麗です。
この水路は琵琶湖疏水。人工的に作られた水路なので、なんと南から北に流れているそうです。

   

   

疏水にはカモもいました。慣れているのか、人が近づいても逃げません。



さらに進むと、大豊神社の幟。
こんな感じで途中途中、山側に神社仏閣の案内が現れます。



疏水の両側にはサクラの木。さぞ春は美しいことでしょう。
その時期に早起きして行ってみたくなりました。



今はほとんど花はありません。対岸で咲いていたコンギクに目を惹かれました。



来た方向を振り返って。
思ったほど人は多くなく、のんびりと歩くことができました。
この後、最後の目的地に向かいます。

【撮影:2024/11/10  哲学の道】

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京都ちょこっと散歩~永観堂のプレ紅葉(後編)

2024-11-21 06:53:47 | 京都散歩

永観堂の続きです。
諸堂から見たモミジはほぼ青紅葉でした。
では、境内のモミジはどんな感じでしょう。
そこで、次は広い境内を歩いて、紅葉の進み具合を確認することにしました。
(11月10日の写真ですので、今の状況とは違うことをご承知おきください)



こちらは唐門(勅使門)。青紅葉が綺麗ですね~



境内の石畳を歩いていきます。見ての通り人が連なっていますが、まだ少ない方です。



右手に綺麗に紅葉したカエデ。手前のススキがいい味だしています。
それでついつい・・・



全体としてはこんな感じですね。気の早い木の一部分だけが紅葉している感じ。







AIで真っ赤に変換したら、紅葉の光景になるかも・・・
いえいえ、青紅葉も綺麗です!





歩いていると、池の畔にでてきました。



なんと対岸には綺麗に紅葉した木々が沢山並んでいます。
なぜこんな風に一部分の木だけ紅葉が進んでいるのか分かりませんが・・



夢中になってシャッターを押しました。



臥龍廊の先にあった多宝塔(なぜか臥龍廊からは直接行けない)が紅葉に映えています。



最後の最後に満足して、永観堂をあとにしました。



まだ少し時間があったので、さらに先に行くことに。
有名ですが、一度も歩いたことがない哲学の道に向かいます。

【撮影:2024/11/10  禅林寺永観堂】

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