ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

本の時間【オーストリア・ミステリー】

2013-05-14 18:34:55 | 本の紹介
 『夏を殺す少女』アンドレア・グルーバー
         酒寄進一訳 創元推理文庫

 市会議員がエアバックの誤作動による、車の事故で亡くなった。
これを担当していた先輩弁護士もマンションのバルコニーから墜落死。
ちょうどその直前に先輩弁護士に電話していた、エヴェリーンはその死に疑問を持つ。
おりしも自分の担当している、元小児科医がマンホールで溺死した事件で
防犯ビデオに映っていた少女に見覚えがあった。
一方、病院で不審死を調べているライプツィヒ警察の刑事、ヴァルターがいた。
エヴェリーンとヴァルターが出会ったとき、凄惨で恐ろしい事件の全貌が見えた。