今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ダイフクのノミ駆除 (前編)

2024年07月12日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その3」となります

いやはや、大変なことになってしまった。気付いたときは時すでに遅し。
ダイフクの抜け毛に大量のノミを発見して以来、朝晩家全体に掃除機を掛けています。
リビングマットにはノミ殺スプレーも随時。スプレーはノミに直接かかれば瞬殺の効果があるし、マットに1日数回かけておくと触れるだけで殺ノミ効果が。
目視でも見えるので座る前には必ずチェック。
ノミ取りホイホイは毎夜リビングに2ヶ所、様子を見ながら他の場所に2ヶ所。
猫たちがいる場所にはすべて、多かれ少なかれノミがいることがわかった。
当初は一晩4か所で30匹以上取れたが、今は10匹前後まで減って来た。
でも、数匹まで減ったと思えばまた増えるの繰り返し。
それもそのはず、依然として猫たちが"育てて"いるので。

今の凄まじいノミの数が昨秋家に迎えた猫たちから来ているのは間違いない。
しかし今となっては、すべての猫が身体中掻きむしるほどノミが蔓延してしまった。
触れる猫達にはマイフリガードを処方した。この春以降は、
ニャー、ちび太、ダイフクが2回、リン、チキン、レオ、キー、サクラが1回、他にココ、モドキ、ヒョウ、ダイフクは病院で処方してもらっている。
ポニーとキーの2回目は逃げられて薬を無駄にしてしまった。
触れない猫、ケン、クウの他ココ、モドキ、ヒョウの2回目も未実施のまま。
家の掃除と並行して、この未実施の猫たちにどう処方するかが問題となっている。

しかしその前に気になることが。
実はちび太は年初から4回、ダイフクは怪しかったので病院含め6回もマイフリガードを処方していたのです。
そのダイフクがノミだらけだった。
まだ毛が短いちび太は、マイフリ処方した後も変わらず活発に蠢くノミが見えた。
他の処方した猫たちもノミが消えてなくなるということはなかった。
確かにノミの死骸も落ちている。でも、死なないノミもいるのではないか。
で、他の方法も考えることに。
ノミ取りシャンプーと、一昨年ちび太に使った身体用ノミ取りスプレーです。

鼻に勲章(傷)作ったダイフク

さて、ダイフクの話に戻って。
先に"ダイフクは怪しかった"と書いたのは、ダイフクの汚れでした。
保護した後も横顔や足に皮膚病のような傷ができたり、血の混じった目ヤニを出したり。
先生からは抗生物質を投与するよう言われたが効果なし。
そのうち、背中が濡れて茶色くなってきた。汚れ? 皮膚病? 濡れは舐めた跡?
その"汚れ"は徐々に広がって、抜け毛にノミを見つけたときは左脇腹にまで広がっていた。
シャンプーで洗うしかないよ、と妻は盛んに主張していたのです。
ダイフクを洗うにはネットが必要だし、その力はハンパじゃない。
躊躇していた気持ちが、ノミを見て一気に動いた。

その頃、もう一つの問題があった。ダイフクのいた場所には常に多量の砂が落ちていた。
妻はそれもダイフクから洗い落としたいと言う。
でも、保護して半年以上も経つのにいまだに?
ダイフクのノミと糞を見た後はもう疑う余地はなかったが、確認する方法がある。
落ちた砂をウェットティッシュで拭いてみると、見事にピンク色に染まった。
砂と思っていたのはノミの糞だったのです。
迂闊と言えばウカツ。相当な量のノミを覚悟しなければならない。

シャンプーの直前のダイフクは背中がかなり汚れていた

その日、いつものやり方でまずベッドで休んでいるダイフクをたも網で捕獲、毛布をかけてまるまる洗濯ネットに入れる。ダイフクに逃げられないよう、また傷つけないよう毛布とたも網を抜く。
当方の慣れもあるしダイフクがおとなしかったので、落ち着いてしっかりできた。
そしてダイフクをネットごと用意した温水桶に入れ、その途端に夫婦揃ってびっくり。
あっという間に桶のお湯が真っ赤に染まったのでした。
ダイフクが出血している。あの汚れは出血だったのだ・・。
お湯を4回入れ替えてダイフクの身体を洗い、シャンプーに入った。
頭の中にはダイフクの傷の状態と処置の方法ばかりが巡っていた。
ネットに入ったダイフクは予想に反して、鳴き声ひとつ出さずにされるがままにしていた。

※「ダイフクのノミ駆除」後編に続きます。

先月の初め頃の背中はまだそれほど汚れてなかった

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28
その2 せつないダイフクの改心? 2024.7.10

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せつないダイフクの改心?

2024年07月10日 | ダイフク
本記事は、カテゴリーをまたぐ「2024ノミ騒動シリーズ」の「その2」となります

ヒョウをめぐる♂猫3匹の競い合い、軍配はモドキに上がりました。
不妊手術を終えて嫌がるヒョウにひたすら乗ろうとした若いココ。
トシなのでさほど積極的じゃないけど、不器用に乗ろうとするばかりのダイフク。
モドキはヒョウに乗るのを止めてヒョウのエスコートに努めた。
ヒョウがモドキを選んだのはもっともな話でした。(人間的には)

で、モドキとヒョウがラブラブに。
ココも時折一緒にいたがやがて諦め、何事もなかったかのように知らん振り。
一方ダイフクは、2匹のいる傍から動かないのです。(前記事「ダイフクの通せんぼ」参照)

玄関出窓にモドキとヒョウ、その下にダイフク

ストーカーという感じではないし、リターンマッチを挑むなんて雰囲気はまったくない。
何だか仲間に入りたそうだった。
それより何より、そんなダイフクが少し変わったように見えたのです。
いつ襲ってくるかわからないあの不穏な感じが消えていた。


手前にダイフク、奥の洗濯機の上にモドキとヒョウ

ヒールキャラが復活しそうだったのが、やさしいダイフクに戻りました。
たまに2匹が別々の台の上にいると、ヒョウの側についたりモドキの側についたり。
2匹が台から下りてくると、(モドキと)喧嘩するどころか和気あいあいと平和そのもの。

ヒョウを舐めてあげるダイフク (最初からこうしていれば・・)

しかしそれからひと月ほどの間、モドキがケージに閉じこもって出て来なくなった。
一方のヒョウは家の中を自由自在、人間以外は怖いもの知らで誰にでも甘えちゃう。
モドキと離れた後は2階の物干し部屋(サクラ部屋)にいることが多くなった。
ダイフクも、ヒョウに合わせるように生活の場を2階へと移していったのです。
今ではダイフクも2階の住猫となりました。
(この経過は追ってサクラの記事で書くこととします。)

ヒョウを呼ぶモドキに呼応してヒョウが動き、ついにモドキがケージの外に出た。
ヒョウもダイフクも2階での生活を安定させていた頃だった。
その後しばらくは以前のようにラブラブの2匹をダイフクが下から見上げる状態が続いた。
やがて3匹揃って2階の住猫になるのですが、その前にリビングデビューを果たした。
と言っても人間が寝た後のリビングで、朝人間が下りてくれば散会。
ある朝、その散会の時にダイフクの毛がボソッと抜け落ちた。
その毛を拾おうとして手足がすくんだのでした。
ノミだらけだったのです。

※「ダイフクのノミ駆除」に続きます。
   (注)これまでのノミ退治の経緯は過去記事「それはちび太から始まった」にあります。


朝リビングにいたダイフク、モドキ、ヒョウ(ソファ背もたれの上)

※2024ノミ騒動シリーズ
その1 それはちび太から始まった ~ノミとの格闘2024ラウンド~ 2024.6.28

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ダイフクの通せんぼ

2024年06月15日 | ダイフク
最近はダイフクも殆どケージから解放しています。
ただし、ダイフクはたまに他猫(特にモドキ)を襲うので要注意。
先日はキーと鼻ツンツン互いにお尻の匂いを嗅いで挨拶終えたと思ったら、離れ際に後ろから襲い掛かった。自分の目と鼻の先での出来事だったので事なきを得たけど。
要注意ではあるけどひょうきんなところもあって、少しづつ仲間たちに溶け込んでいます。

目下猫たちにとって悩みの種はダイフクの通せんぼ。↓ こんな具合。

保護部屋から出て廊下で寝そべるダイフク

で、猫たちはみな回り道をすることに。
やっぱりダイフクは何と言っても恐いから。
ダイフクは殆ど1日中、保護部屋から出て右か左の廊下に寝そべっています。


こちらは保護部屋から出て右側、階段下で

最近は階段の下か1段目の上で寝そべっていることが多い。
こうなると悩むのは猫たちだけでなく保護者も。
まあ人間はいざとなれば蹴散らして通過しますが。

ところでダイフクがここに寝そべるのには理由があります。
その先(玄関の出窓)で仲睦まじく寝ているモドキとヒョウ。
たまにココも仲間に加わっている。
ダイフクも、仲間に入りたいんだろうな。

出窓にモドキとヒョウがいます(手前はダイフクのお腹)

保護部屋の左側にいるときは、その先の洗面所(洗濯機上)にモドキヒョウがいるのです。
か、あるいはキッチンの手前。これはご想像の通り、ご飯待ちか催促のとき。
とってもわかりやすいダイフクの行動なのですが、猫たちの悩みは続きます。

ご飯が遅くてふてるダイフク

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ダイフクの去勢手術、断念

2024年04月20日 | ダイフク
ダイフクの手術はついに断られてしまいました。
前回モドキのときもやらないつもりが、話しているうちにやるはめになってしまった。
先生、だいぶ後悔したらしい。
人を言いくるめる要注意人物と思われたのだろうか、いきなり「もうその話はしません。」
ダイフクはモドキより年上、ニャーと同じか少し上くらいの年齢で10才そこそこ。
人のいい先生に後悔させちゃって、申し訳なかったので従うしかありませんでした。
ただTNRについては続きを少し伺ったので、それも含めこの話は別の機会に改めます。

ラブラブのモドキとヒョウを見て恋心が騒ぐダイフク(右上)

ダイフクに関しては、手術以外にも診てほしいことがありました。
まずは左腕の傷跡。ダイフクの前回記事にあるように脱毛部分の皮膚に傷があった。
耳下の患部は傷も脱毛も治ったけど、治ったかに見えた左腕の患部が再発していたのです。
自分はこれが真菌症だと思って古いニナゾールなど処方していた。
しかし先生は傷口から出ていた少量の膿を確認して、真菌ではないと言った。
「真菌症(白癬)は皮膚の表面の病気だから、身体の中から膿が出たりしない。」
取り敢えず抗生物質を処方して様子を見ることにし、またしても嫌がる先生に頼んで2週間効果の続くロングライフ(LL)のものを注射してもらった。
しかし耳下や腕にできたものが体内に原因があるとしたら、それはそれで気になるところ。
注:LL抗生剤を先生が躊躇するのは副作用がでたときに取返しがつかないからです。抗生剤の投与は過去にもしていると伝えましたが、LLタイプは種類が違うからと慎重だった。

保護部屋から様子を伺う (廊下のココが入れない)

もうひとつ気になっていたのはボロボロの耳先。
毛が無いばかりか先端にかさぶたのある様子が、(故)みうの耳に似ている。
みうの耳は水膨れができたりしていたが、そのうち前庭疾患になって亡くなった。
ダイフクの耳を診てもらった結果、汚れてはいるが耳ダニはいなかった。
先生の診断は紫外線にやられたか蚊に刺されたか。
取り敢えず消毒してもらっただけで終わった。

病院から帰宅後、たらふく食べて一段落

その他ダイフクもココと同じで涙が多く、しかも薄く血が混じっている。
結膜炎のように思えたのだが、これも抗生剤で様子を見ることになった。
ダイフクの捕獲はココ、モドキで学習していたので比較的すんなりでした。
でもダイフクにとっては朝絶食の方がショックだったらしく、帰宅後の催促が凄かった。
手術はダメだったけど、いろいろ診てもらったので苦労した甲斐はあったかな。
ただ真菌じゃないとすると、治ったモドキはいいとしても、より症状の深刻なキジロが気になるところです。

ダイフクは首が太くて他猫と同じ首輪ができませんでした
臨時でかつてニャー、チビ、シャッポに使ったと同じ百均のを装着
(毛が長いのできつそうに見えますが、実際には緩めです)

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ダイフクの皮膚病

2024年03月17日 | ダイフク
わが家ではこれまで極力猫の医療費を抑えてきたけど、今年はそうもいかなくなりそうだ。
年末のモドキの記事で、耳の下に傷ができたことを書きましたが・・、年が変わって今度はダイフク。同じような場所に同じような傷ができた。
(本記事には患部の写真が連なります。)

傷口は小さいが出血が多かった

患部はモドキのよりかなり大きかったが、傷口そのものは小さかった。
外部からの損傷ではなく毛が抜けて皮膚が破けた感じ。
とりあえず抗生物質、止血剤、消炎鎮痛剤(メタカム)を所定量与えました。
場所が場所なだけに、体内からの異変であれば即刻通院です。
4日ほど与えて様子を見ていたところ、傷口が乾いて治ってきた。

皮膚が乾いて傷口(破裂?)がなくなった

ところがダイフク、その頃から動かなくなって食欲も落ちてきた。
そのうちケージの段移動も殆どなくなり、あの大食漢が食べるのを諦めることも。
そして発見したのです。今度は左腕に同じような傷が。

左腕の拡大写真です(長い毛に隠れて同様の傷口があった)

で、同じ投薬を再開したのですが今度はなかなか治らず、むしろ広がっていく。
そのうちすぐ近くにも新たな傷が。さらに壊死したような黒いかさぶたができてポロリととれた。
え? え? え? よもやの扁平上皮癌?

(幹部の右の方に新しい傷が、やがてかさぶたができた)

さすがにいよいよ先生に診てもらわないとダメか。
しかしその前に・・、一応真菌を疑い例によって古いニナゾールの投薬開始。
4日間投薬を続けて様子をみたところ、傷口が乾いてきてやがて消えた。

まだ患部の毛が抜けたままだけど、傷口(赤味の部分)は小さくなった

現在は周辺に毛が生えてきて患部はかなり小さくなった。
ただその中心が赤味帯びているのでまだ完治はしてないと思われ、注意して様子を見ているところです。
ただ、ダイフク自身はいたって元気。食欲モリモリ大復活しています。


例によって死んだように寝るダイフク

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