今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

リビングに入れないのはオジンのせい

2024年01月29日 | ケン(ちびたん)とコミケ
何と昨年の7月以来となったケンの近況です。
あれから半年以上経っているのに状況は何も変わっていません。
相変わらずちび太に追われ、オジンを怖がって避け回り、陰に隠れた生活を送っています。
保護団体のアドバイスもあって、ケージに入れて人馴らしからやり直すと決めたのに、サクラがようやくケージを卒業した頃に状況ががらりと変わり、店の連中がどっと押し寄せて増やしたケージも全部独占してしまった。
しかも隠遁生活のケンは、家の中の行き場を次々と失っていくはめになってしまうのです。

リビングに入れず廊下から様子を伺うケン

まずサクラがいた保護部屋に入れなくなった。
次々とケージが増え、怖そうな外猫が新たな住人(猫)として入ってきた。
その過程でサクラも2階の物干し部屋に自ら引っ越し、今は介護部屋と呼び名を変えた。
ケンも同居を試みたけど、ちび太やオジンが頻繁に出入りするので落ちつかなかった。

キッチンにも入れず廊下から様子を伺う

さらにその後、ケンの主な居住部屋であるオバン部屋を模様替え。
何故かココが粗相するので、オバンベッドの隣にあった不使用のベットを処分した。
今は塞いでいたが、かつてはみうに始まってクウ、ケン、サクラなどが安住の地を求めてベッド下に逃げ込んだあのベットです。
部屋はすっきりしたけど、猫たちは新しい仕様に順応する必要を生じた。

模様替え後のオバン部屋。手前ドアの左にケンの根城がある

しかしケンは居住部屋を変えなかった。
相変わらずオバン部屋で、居場所は入口左のライディングデスクの上に限られた。
1日の大半の時間をそこで過ごすが、安全とは言えない。
この部屋は朝は日が当たるので、ちび太をはじめ他猫が日向ぼっこに集まって来る。
当初は時としてちび太がケンの居場所に乱入してきたりしたけど、最近はケン専用の根城として定着したようだ。

現在のケンの根城です。寝床として置いた段ボール箱を愛用してます

ケンにとってさらに悩ましいのは、今年に入ってオジン(自分)が毎日家にいることだ。
ケンがリビングに入れないというのはオジンがいるときだけ。
オジン不在なら殆どリビングで過ごし、ちび太もいなけりゃ目一杯くつろいでいるらしい。
オジンが現れると、背を低くして忍び足の速足でスススッと消えていく。
そういえば夜遅くなると、早く寝ないかと廊下から覗いているケンを見ることがある。
申し訳ないことに、自分は毎晩目一杯夜更かしをする。

リビングの本棚の上でくつろぐケン

ちび太はケンを追うけど、深刻な喧嘩をしたことはない。
追い詰めても手前で止まって見てるか、勢い余って少し絡む程度。
ツインズ(キーとクウ)やポニーチキンのじゃれ合いと較べればどうってことない全然平和。
ケンの過剰反応も問題と言えば問題のように見えるのです。

いずれにしても、ケンにとって今のわが家は住み心地がいいと言えそうもない。
もともとケンは子猫のうちに里子に出す予定だった子でした。
今考えているのは、なるべく早く保護部屋の誰かをケージフリーにすること。
ココレオはもう既に完全フリーで、ケージを根城として使っている。
2匹がケージを完全卒業すれば、次は外にいるキジロを家中に迎える予定です。
しかし・・・キジロにもう少し待ってもらう余裕はあるだろうか。
今のケンなら、むしろケージの中の方が安心できるのではないかとさへ思うのです。


たまにチキン兄貴が同居してます

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ケンの居場所

2023年07月10日 | ケン(ちびたん)とコミケ
ちび太のケン追いが熾烈を極めてきた。
追って襲うわけではない。
ケンがどこかに逃げ込むと、その部屋でくつろいでいる。
ケンにすれば見張られてるようなもの。まさにストーカーそのものだ。
ケンがじっとしていると、ちび太はそのうちリビングに下りてきてみんなと一緒に過ごす。
しかしケンが動こうものなら、すかさず2階にするすると上ってケンを追い詰める。
ちび太は1階にいても、2階でケンが動く気配がわかるのです。
ちび太の察知能力は、ニャーと並んで猫たちの中でも群を抜いている。

ここは2階のオバン部屋。ケンが隠れています

おかげでケンは動けない。水を飲むのもトイレに行くのも大変です。
トイレの位置を変えたり水飲み場を増やしたり、いろいろサポートはしているのだけど。
最近サクラが2階に行かなくなったので、今日は閉鎖していたベット下を開放しました。
少しでもケンの生活の質を向上しようと・・、
でもかつてのように、リビングでくつろぐケンを見ることはなくなりました。

ここにいました。なんとも窮屈そう

さらに困った問題。
ケンは自分(オジン)がちび太にもまして怖いようなんです。
実際、オバンが非番で家にいるときはリビングにいることもあるらしい。
ちび太がケンを追って自分が止めに行くと、ちび太が喜んでケンは血相変えてさらに逃げたり。
そしてご飯時、腰痛心不全の自分にはケンを探すのが大変なんです。
ケンにすれば、オジンが探し回るのはちび太に追われるより怖いような・・。
いやはや、何とも困り果ててしまいました。

かつての逃げ込み場所、オバン部屋のベット下を開放

そこであるノラ保護団体(NPO法人)に相談してみました。
返事は「ケージがあるのなら、ケージの中からやり直して下さい」と。
ああ、そう言えばケンは昔ケージの中で懐いて抱っこまでOKになったんだ。
そうだ、夢をもう一度。
でもどうやってケージに入れる?
ケージは今サクラが愛用しているけど、どうする?
はてさて、どのように段取りするか、現在まだ思案中です。

保護後しばらくケージにいました。こんなかわいいケンに戻ってくれるといいのだけど。

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家庭内ノラ・ケンの隠遁生活

2023年05月22日 | ケン(ちびたん)とコミケ
前回の記事でおわかりと思いますが、サクラは保護部屋から出ると家庭内ノラになる。
まったく、あれだけお世話してるのにいい気なもんだ。
しかし今が本人(猫)や保護者の未来を決める大切な時期。
一方完全な家庭内ノラとなってしまったケンの場合、少し事情が違います。

ケンの方から見れば、人(保護者)は怖いけど食べ物をくれる存在でもある。
少しづつではあるけどそれがわかって来た。
もう少し進んでるのがクウで、どうやらこの人間は悪いことはしないみたいだと。
ちなみにクウはこのレベルになるまで5年もかかってます。

みんながいるリビングに入れず寂しそうなケン (左はニャー)

ケンにとって厄介なのは保護者だけでなく、自分を狙ってくるちび太の存在。
クウの場合も、ニャーに追われ続けてすっかり家猫修行が滞ってしまった。
ニャーは本気でクウを追い出そうとしたけど、ちび太の場合はちょと違う。
お遊びというか、ケンを狩りの練習台にしてるようなのです。
かつて育ての親であるテンちゃんに果敢に向かっていったように。

でも、まだ若くてテンちゃんのように余裕のないケンにとっては大変なことだ。
当初は何かと助け舟になってくれた保護者もチキンも今は頼りにならない。
ちび太がひとたびケン追いモードになると、どこにいても見つかってしまう。
ただ、ここに逃げ込めばちび太が諦める(というか"待機"モードになる)場所があるのです。

ひとつは2階のベッド下。ここに逃げ込めばちび太はそのうち諦める。
でもこの場所、サクラのおかげで先日封鎖されてしまった。
ケンにとってはとんだとばっちりでした。
ベッド下は封鎖されちゃいました

次は2階オジン部屋の押し入れ中段か上段。
ここも逃げ込むと何故かちび太は段の上までは上ってこない。
押し入れの上段にいれば安心

もうひとつ、最近開発したのがコタツの中。
ちび太が気付かないことが多いが、たまにちび太がコタツに入ることがあるので要注意。
実はケンのこの行動のとばっちりを受けたのが、それまでコタツを根城にしていたリン一家。
キーは一緒に入るけど、リンとクウは相容れずで特にクウはコタツ自体に入らなくなった。
まさかそれが最近のクウの粗相と関係あるとは思えないが。
コタツの中のケン (コタツはもうすぐ終わりです)

他にも棚の上まではちび太が追わないことが多いが、たまに来るので怖くて止めたらしい。
てなことで、ちび太に追いつかれて触られたケンの叫び声が人気のない静寂に響き渡る。
グワッ、グワッ。ギョエ~ッ。たまに人間さながらのギャ~~~ッ!
(ちび太がほんのちょっと触ったか、触ろうとしただけです。)
ケンがリビングでみんなと過ごす時間は本当に少なくなってしまった。
でも、何故か元気そうなケンなのであります。
人間から見れば大変苦にしちゃいそうな状況だけど、やっぱり猫ってすごいんだなあ。

チキン兄貴は頼りになるけど、最近ちょっとつれなくなった

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家庭内ノラだけど? ~何とかやってますゥ~

2023年02月06日 | ケン(ちびたん)とコミケ
ちび太から逃げ回り
オジンやオバンからも逃げ回り
さぞや大変かと思いきや
結構楽しそうに暮らしてるケンです

隠れ家をベット下から押し入れ(オジン部屋)に変えました

最近は"見切る"というか
必要以上に慌てて逃げないことを覚えた
こっちにその気がないとわかるや
ちょっと動いてかわすだけ

ご飯のとき、ちび太に見つからないように廊下から
(でも見つかっちゃう)

その合間を縫って
リビングで堂々とくつろいだり
他の猫にちょっかいだして遊んだり
頼りの兄貴分、チキンがいなくても大丈夫そうだ

ちび太(手前)にその気がないとわかれば一緒に(ソファ上)

保護者がご飯をくれることは覚えた
近寄るとシャーッだけど
それとなく後追いしてきたり
「ちょうだい」の哀願も (やっぱりあれは「よこせ」かな)

ニャーの陰に隠れることも多くなった

とりあえずは、ストレス溜めてなさそうで何より
いや、ストレス溜めてるのはこっちです
何しろどこに隠れてるのかわからない
ご飯をやるのに探すのが大変なんです


相変わらずの"首傾げポーズ"がかわいいケン

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サクラとケン

2022年12月19日 | ケン(ちびたん)とコミケ
この2匹は因縁の間柄なんです。
昨年の秋、サクラとキジロが家裏に食べに来て3年ほど経った頃。
臆病で警戒心の強いサクラが、キジロは安全だと少しづつ慣れてきた頃でした。
親離れしたのか捨てられたのか、子猫のケンが現れた。(当時の名前は「ちびたん」)
そしてようやく見つけた餌場に、生きていこうとケンも必死にしがみついた。

昨年の秋、家裏に現れた頃のケンはまだ子猫だった

家の中に余裕のない当家では、新ノラが来ればまず外でお世話できないか様子を見ます。
ケンは子猫ながら大丈夫そうだった。
が、問題はサクラでした。ケンがいると家裏に近寄れないのです。
ケンが離れたときだけ忍び足で食べに来るけど、そのうち殆ど食べれない状況になった。
それでケンの緊急保護を考えたのですが、"お友達になって穏便に保護する"時間はない。
それで、それまで忌み嫌っていた罠(捕獲機)を借り、初めて試してみたのです。
結果は(多分まぐれで)思いのほかうまくいった。

それからいろいろあって、ケンは未手術のまま家庭内ノラとなって現在に至る。
一方サクラはこの秋に体調を崩し、家に保護して今は保護部屋暮らしだ。
ケンのように攻撃性はないけど、保護者に馴れず近寄れば逃げ回る。
先日の手術予定も発熱のためできず、結局まだ未手術のまま。
今のままでは2匹をいっしょにできない。家庭内ノラか保護部屋か。
サクラは臆病なので、無理に保護部屋から出しても隅に隠れたままだろう。
それで今の割り振りにしています。

当初は添い寝もできたケンだったけど・・(その後ノラ返り)

ケンは人はダメだけど、猫社会ではそれなりにうまくやっている。
他猫と馴れ馴れしくとはいかないが、頼りになる兄貴分のチキンが遊び相手もしてくれる。
好奇心旺盛、持ち前の気の強さで、臆することは何もない。
ただ、人が苦手なので廊下など離れた寒いところからリビングを見ていることが多い。
リビングに人がいなければ他猫に混じって暖まっている。
家猫生活を満喫というわけにはいかなくても、ストレスを溜めるほどでもなさそうだ。

そんなケンに降って湧いたような災難、ちび太の変化です。
この秋頃から狙われるようになって、とうとうケンも2階ベッド下の住猫になった。
(注:2階ベット下は弱くて小柄な子の共通の避難場所。)
ただ、ちび太の根城がオジン部屋なのとケン狙いが気まぐれなので、ケンも困るほどではない?
と、思っていた矢先の、先日の流血騒ぎでした。

キッチンの奥(勝手口)からリビングの様子を伺う

あれほどの血がどこから出たのかいまだにわからず、右後足もまだひきずっている。
声も出さず音も立てず、毛と血だけが大量に飛散するという静かな勃発だった。
でも、その後のケンに悲壮感がまるでない。
むしろ今までよりリビングにいる時間が増えたようだ。
ちび太がいても、警戒はするが逃げる様子もない。
何かあっても保護者が止めてくれると確信したような・・。
で、当方もあまり気にすることなく過ごしています。

それよりどうやってケンを確保するか。ストレスを最小限にする方法は?
これはココにも通ずる話。いつか来る手術の日までに、予行演習くらいはしておきたい。
大きなたも網を探したけど売ってないので、今は投げ網方式を検討しております。

リビングにて (手前はニャー)

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